【後編】おっさんバイク乗りの完全主観による、バイクでの首都高の走りかた

 このシリーズも思ったよりずいぶん長くなってしまった。
 こんなに長々と書くつもりはなかったんだけど、書いてるうちにあれもこれも書きたくなってしまい、長くなってしまう。悪い癖だ。

 そんなことはさておいて、さっさと本題に入ろう。
 今回は湾岸線・横羽線・(通称)新環状について解説していく。

湾岸線

 といいつつも、湾岸線にはあまり詳しくない。
 かつての最高速アタッカーたちは市川PAに集結して湾岸線を横浜方面へ走り、大井JCTで横羽線に入ってC1に戻ってきていたという。
 今でも市川PAに行くと、最高速仕様っぽいクルマに出会うことはできる。しかし彼らが本物なのかどうかはわからない。
 大井を過ぎると横浜へまっしぐら。大黒ふ頭にも行けるよ。でも今の大黒なんて、巨大なスピーカーを搭載した奴らがドゥンドゥンやってるだけなので、やかましいだけで何も楽しくはない。そういう場所だと分かった上で、観光気分で行ってみるのはいいかも知れないね。
 つい先日、日中にポルシェでとんでもないスピードを出して事故った奴がいたけど、そういう頭のおかしい連中もいるかも知れないので、走る時は気を付けよう。特にバイクは後続車から見えにくいので、夜間にゆっくり走るなら一番左にいるのがいいだろうね。

横羽線

 横羽線も、解説できるほどは詳しくない。
 ずっと片側2車線で、路面も若干荒い。アップダウンが激しく、左右に細かいカーブが続く。おまけに左右にはずっと防音壁があり、視界もさえぎられる。湾岸のアキオ気分を味わう目的でなければ、特にこれといっていいところはない。
 ただまあ……走る目的なら意外と楽しい。バカみたいに目立つところにオービスがあるので、あとは言わなくてもわかるな? という感じだ。
 C1よりもどちらかというと生活道路感があり、走っている人は道に慣れている人が多い。しかしゆっくり走る大型トラックがいるかと思えば、目を血走らせてかっ飛ばすハイエースがいたり、異常にゆっくり走る軽がいたり、割とカオスな状況なので注意が必要。あと湾岸やC1に比べると暗い。路面状況を見落とさないように注意しよう。
 横浜に差し掛かったあたりから横浜公園あたりまでにかけて、わりとJCTが入り乱れている。第三京浜、横横、横浜新道、湾岸などがぐちゃぐちゃにぶつかっているから仕方ないんだけど、わりと分岐に迷いがちなので、自分が走る上でも注意が必要だけど、たまに迷ってフラついている自動車もいるので注意が必要だ。

新環状

 新環状についてはまあまあ説明できる。
 新環状とは、内回りで言えば、C1から浜崎橋JCTで一旦レインボーブリッジ方面に出て、レインボーブリッジを渡り、有明JCTで葛西方面の湾岸線に合流し、辰巳JCTで9号深川線に入る。辰巳PAを過ぎそのまま深川線を走って、その後箱崎JCTでC1に戻るという流れ。C1を大きくしたような構成だ。
 このコースでは、カーブが多く狭くてスピードが出ないC1部分と、道幅が狭くカーブが少ない部分が両方楽しめるので、このルートを特に好んで走っているルーレット族もいるとかいないとか。

 ちょうどいい動画を見つけたので貼り付けておく。
 この動画では辰巳PAをスタートして辰巳PAに戻ってくるルートだが、走っているルートとしては上に書いたとおりなので、わかりやすいかと思う。
 辰巳PAは外車やきれいな旧車など、スポーツカーがたくさん集まる事でも有名なので、一度見に行ってみてもいいかもしれない。ただし、週末のゴールデンタイムにはほぼ100%封鎖されるので、行くならちょっと早めの時間がいいかも。

 なお、PAが封鎖されるのは辰巳に限らず、箱崎や芝浦も同様である。どうしてもトイレに行きたい時などはゆっくりPAに入っていき、オマーリさんに「どうしてもオシッコしたいんです! 漏れちゃうよ!」ってお願いしたら入れてくれるヨ。

最後に

 最初にも書いた通り、ローリング行為を助長する意図は一切ないので、どこをどう攻めろ! とかそういったことには触れるつもりはないし、私はローリング行為を行ったことは一度もないので、分かりません(迫真)

 細かい注意点は他にもたくさんあるけど、あとは習うより慣れろで走ってみるしかない。とにかく周囲に注意を配る事、ちょっとでも恐怖を感じたら休憩するなり高速を降りるなりすること。これが大事。
 どうしてもスピードを出して遊びたいなと思うなら、いきなりスピードを出したりせずに、ちょっとずつ自分の腕を確かめながら遊ぶこと。そして通行している他の車両に迷惑をかけないこと。無理なすり抜けや強引な割り込みなんてもってのほか。

 オートバイは首都高で事故ると死にます。ここ2年くらいでも、おじさんが把握してるだけで3人は死んでるよ。
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 そういったことを踏まえた上で、どうぞご安全な首都高ライフを。

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