読み聞かせした本(23)『そらいろのたね』2023年10月
小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。
読んだ本『そらいろのたね』 なががわりえこ文 おおむらゆりこ絵 福音館書店
選んだ理由
・『くじらぐも』に関連し、『ぐりとぐら』以外でなかがわりえこさんの本を紹介してほしいという依頼が1年の担任の先生からあった。
・『ぐりとぐら』と同じコンビの本だけど、こちらを読んだことがある子は少ないから。
・お話がわかりやすい。
子どもの反応
・表紙を見せると『ぐりとぐらの人?(が描いた?)』と絵の雰囲気でわかった子が何人もいた。
・家が大きくなるところでは、また一人来るんちゃう?と展開を予想していた。
・「もりじゅうの どうぶつも、あとから あとから やってきます。」のところで「きつねも来るんちゃう?」と予想した子がいた。
読み聞かせた感想
・最後まで読むと、「えっ?」「終わり!?」とあっけにとられた感じだった。
・大人は何か意味(教訓?)を見つけようとしてしまうけれど、子どもは単純にお話を楽しんでいた。
気づき
・迷ったけれど、「最後、えっ!?」となるかもよ、と声を掛けてから読み聞かせした。案の定「えっ!?」となっていた。こういう声掛けは余計なことなんだろうとは思うけれど、子どもの様子を見ているとあってもいいかと思った。このあたりが難しい。
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