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読み聞かせした本(14)『およいでいえにかえりたい』2023年7月

小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。

読んだ本

『およいでいえにかえりたい』 おかもとかなこ PHP

選んだ理由

・暑い日が続くので、このタイトルだけでも共感しそうと思ったから。
・そんなことあったらいいなという子どもの思いがつまっている感じがするから。
・大人だって「およいでいえにかえりたい」と思う日があるからら。

子どもの反応

・ねらいどおりというか、表紙を見せると「およいでいえにかえりたい」と声に出して読み、「ほんまやわ〜」とつぶやいていた。
・けいじばんのプールに飛び込むところで、「え〜っ、ランドセルのまま?」と目を丸くしていた。
・『いちばん とくいな せおよぎで すいすい すすみます』のところで「背泳ぎ!?」「ランドセルは?」とランドセルを背負ったままなのを気にしたツッコミがあった。

読み聞かせた感想

・表紙を見せた段階でワクワクしている感じが伝わってきた。
・え〜、どうなるの?といった表情が見られた。
・いいなあ、ずるい〜、といったつぶやきがあった。

気づき

・私が子どもの頃はこの本のように自分でアサガオを持って帰った。「みんなのアサガオは懇談のときにお家の人が持って帰ってくれたでしょ。」という話をしたら、「お母さん忘れてて、自分で持って帰った。」「めっちゃ、しんどかった〜!」という子がいた。
・学期末の荷物の持ち帰りが確かに大変だった記憶がある。(ちびまる子ちゃんでもそんなエピソドーがあったような…。)
・終業式の日は給食もなく昼前に下校なので、一番暑い時間帯に帰ることになるなあと思った。
・なぎちゃんの暑くて大変そうな表情、流れるプールで流れているときの楽しそうな表情、背泳ぎしているときの表情、いろいろな表情がいい。
・『まちのけいじばん」にはってある手描き風のポスターもかわいい。
・ポスターをよく見るとこの絵本の伏線になっている。


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