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読み聞かせした本(2)『絵くんとことばくん』2023年5月

小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。

読んだ本

『絵くんとことばくん』 作 天野祐吉  絵 大槻あかね  福音館書店


選んだ理由

・国語の教科書(光村図書)に『アップとルーズで伝える』があり、それに関連した本を、というリクエストが担任の先生からあった。『この本、読もう』のページにこの本が紹介されていたから。
・絵(というかポスター)が文字と絵で伝えるということを具体的に示していて、わかりやすいと思ったから。

子どもの反応

・おこづかいを上げてとお母さんに訴える、という設定やお母さんのキャラクターに「うんうん。」「そうそう。」とという表情をしていた。
・カウンターに置いておいたら、この本を見に来て、私はこのポスターが好き、私はこっちが好き、と自分の好きなポスターについて話をしていた。(どのポスターが好きか、どのポスターならおこづかいをあげてもらえそうか、などを話し合ったり発表したりする授業もおもしろそう。)

読み聞かせた感想

・ちょっと長い?難しかった?かも。
・最後のページの意味に気がついて、「あっ、そういうこと!」とつぶやいている子がいた。

気づき

・中だるみしないように、中盤はテンポ良く読むのがよさそう。
・「なるほど〜、こうやって、コピーやポスターが作られていくのか〜」と、制作の過程を見せてもらった感じがして興味深かった。
・子どもは絵を見ながら話を聞いているので、絵から得る情報も多い。
・『アップとルーズで伝える』はどう切り取ってどう伝えるかという視点で書かれているが、『絵くんとことばくん』は自分の願いを伝える(叶える)には、という視点で書かれている。


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