読み聞かせした本(1)『えんそくおにぎり』 2023年5月
小学校の図書館司書をしています。
図書の時間に読み聞かせをした本や紹介した本について書いています。
読んだ本
『えんそくおにぎり』 宮野聡子 講談社
選んだ理由
・5月に遠足があるので。
・遠足、おにぎり、お弁当などの特集コーナーを作って、その中から選んだ。
・1月に読んだ『おぞうにくらべ』と同じ作者なので、親しみすいかなあと思って。『おぞうにくらべ』も反応がよかった。
子どもの反応
・この絵、見たことない?と聞くと、「おぞうに!」と覚えている子がいた。
・おにぎりをにぎるシーンでは握る真似をする子がいた。「♪おにぎり、おにぎり♪」のジェスチャー。
・『どしん!』の場面で、「あっ!」「うわっ!」といった反応があった。驚いた仕草もあった。手を顔に持っていく。
・『そーっと あけて みると』のところで、間を取ってからページをめくると、ホッとした顔になった。
読み聞かせた感想
・きみちゃんの設定が幼い(幼稚園児?)かな、とも思ったが、子どもは気にならないようで、遠足のワクワク感に引き込まれていた。
・裏表紙に描かれている、家でお人形とお弁当を食べているお母さんもチャーミング。
・図書の時間が終わって教室に戻るときに、「お弁当どうなるかと思った〜。」とわざわざ言いに来た子がいた。
・特集コーナーの本もよく借りられていった。5月号の図書だよりに“5月は『遠足』があるので、『ピクニック』や『お弁当(おにぎり)』に関する本を集めました。”と書いておいたのも効いたかも。
気づき
・読み聞かせの本と関連した特集コーナーを作る。
・図書館だよりを使って特集コーナーにどんな本を集めているかを紹介する。
・図書館便りの発行のタイミングと、図書の時間で読むタイミングが近いと、より興味をもってもらえる。
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