「アンデッドガール・マーダーファルス」感想まとめ2023

　原作小説→2023夏アニメで履修した「アンデッドガール・マーダーファルス」の感想まとめ2023です。初出はついった＋えっくす。

▼ 青崎有吾さん（講談社タイガ）の原作小説

　表紙買いして大当たりだった、アンファルこと「アンデッドガール・マーダーファルス」シリーズ。最初は、地の文も会話も情報量が多くて入り込めるか心配だったのですが、気がつけばどっぷり。津軽と鴉夜、静句の言動が小気味よくてたいへん好きです。

▽ アンデッドガール・マーダーファルス　１

『アンデッドガール・マーダーファルス　１』（青崎　有吾）：講談社タイガ　製品詳細　講談社BOOK倶楽部

とにかく最初の鴉夜のミスリードが好き。王道の吸血鬼と人造人間からはじまって、怪物の特性を生かしながらトリックもちゃんとしているミステリ、すごいと思います。
2022年2月23日
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新刊が出たので読み返しました。
鴉夜が〈生首〉であることを引っ張りに引っ張る姿勢が好きです笑。初読のときは静句のミスリードに見事に騙されたものなぁ！
初読だと、津軽の文字数が多いのにするする入ってくる口上に気が取られていたのですが、〈吸血鬼〉は〈不死〉との対比、〈人造人間〉は〈生首〉との対比だったのかなと気付きました。
2023年8月22日

▽ アンデッドガール・マーダーファルス　２

『アンデッドガール・マーダーファルス　２』（青崎　有吾）：講談社タイガ　製品詳細　講談社BOOK倶楽部

ルパンにファントム、ホームズにワトソン……オールスターが本当にオールスターすぎて心配になるほど！笑 個人的にはファントムの能力が好き。それにしても、人外と渡り合う奇人変人怪人のほうが恐ろしいね。
2022年2月23日
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新刊が出たので読み返しました。
有名怪盗・有名怪人・有名探偵に有名怪物までが集まって大混戦で、初読では豪華絢爛さにばかり目が行ってしまったけれど、いま読むと「花筏」「釜泥」が符丁で作戦なのがとても好きです。
2023年8月23日

▽ アンデッドガール・マーダーファルス　３

『アンデッドガール・マーダーファルス　３』（青崎　有吾，大暮　維人）：講談社タイガ　製品詳細　講談社BOOK倶楽部

最初の「人狼による被害」までは予想できたけれど、まさか「人狼側の被害」まで起こるとは。それも含めての真相、驚かされ続けました。最後の邂逅はうれしかった！
2022年2月23日
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新刊が出たので読み返しました。
初読のときは、静句が人狼村にたどり着いてからがひどく印象的だったけれど、あらためて読むと人狼村の壊滅が凄まじかったです。最後の怪盗怪人との邂逅は何度読んでも好き！！！
2023年8月24日

▽ アンデッドガール・マーダーファルス　４

『アンデッドガール・マーダーファルス　４』（青崎　有吾，大暮　維人）：講談社タイガ　製品詳細　講談社BOOK倶楽部

ようやく新刊の『アンデッドガール・マーダーファルス４』読みました。
本編ではなく過去エピソードの短編集かァと思っていたけれど、すべて「番外編」ではなく、いわば0巻（最後だけ1巻のスキマ）だったので情報量がものすごかったです。とくに〈不死〉の作り方とお師匠！
2023年8月25日

▼ 2023夏アニメ『アンデッドガール・マーダーファルス』

TVアニメ『アンデッドガール・マーダーファルス』公式サイト

1話「鬼殺し」

ほぼ会話劇ときどきアクションだったけれど、場面の演出が面白かったのと（設定が膨大で熱量がすごい！）、津軽と鴉夜の会話がするする入ってきたのであっという間でした。krswさんの声の調子が私の知ってる作品たちと違っていて、でもめちゃくちゃ好きです！！！
2023年7月7日

2話「吸血鬼」

吸血鬼たちも使用人たちも市井の人間も、みぃんな真面目だからこそ、津軽の不真面目さが浮き立つ浮き立つ！笑 鴉夜さんは不真面目に見せ掛けた真面目……というか。いや自己紹介は不真面目だけれども。笑
2023年7月18日

3話「不死と鬼」

怒涛の推理編。それはさておき、〈不死〉が日本にしか居ないのは何故なのだろう。人の姿に似た〈死なないもの〉の発想は、案外西欧にはないのだろうか。
2023年7月23日

4話「真打登場」

鴉夜の怒涛の謎解き……よりも、津軽が相手を叩きのめしていく間のほうがずーーーっと喋っていたなという印象。気まずい出立を「四度あることはゴダール」で有耶無耶にする津軽は好きです。
2023年7月29日

5話「倫敦の不死者」

名だたるキャラが入り乱れるダイヤ争奪戦、たぶん大混乱するので中の人で聴き分けながら楽しみたいと思いますホームズがmkさんだーーー！！！笑
2023年8月8日

6話「怪盗と探偵」

原作でも矢継ぎ早でドタバタだった前哨戦、アニメだと駆け足でもっとドタバタ！！！笑 鴉夜の〈再生〉は、グロさより不可思議さが強いね。
2023年8月13日

7話「混戦遊戯」

三つ巴になったところでオッ！ と思ったのも束の間、すぐ四者抗争になるからハァ！？ となるこの大混戦！！！笑
2023年8月18日

8話「夜宴」

津軽とジャックの対峙、肉を切らせて骨を断つ津軽のダイヤ掻っ払い策がやっぱりたいへん好きです。最後にジャックが苛立ちの叫びを上げるのを含めて笑。
次からもう人狼村かーーー！！！
2023年8月27日

9話「人狼」

原作の青崎さんも言っていた通り、津軽の枕の柄が馬鹿なの最高に好き！！！笑
あと原作通りに村長さんが驚いて「それ！何で持ってる！？」って言うのも好き。
ここでENDに色がつくのは真打:人狼編だからなんですか……！？
2023年9月3日

10話「霧の窪地」

アニメだからこそ、ルイーゼとユッテがよく似ていることが実感できるし、塔の焼け跡の骨のミスリードが判りやすい。でも「金色の狼」はちょっと……お狐様感も出ちゃってたかな……？
2023年9月10日

11話「狼の棲家」

いつも鴉夜に津軽の丁々発止ばかり聴いているので、静句の語りは素朴で誠実に感じる、のだけれど、比較対象が居ないと初対面でしかも敵対する相手には伝わらないだろうなぁと切なくなります。ところで本当にあと2話とかでまとまりますコレ？？？
2023年9月17日

12話「流れの交わる場所」

流石に静句さんの全裸投獄は描かないのかーーー！と思っていたら、カーミラ無双のほうの全裸は描くのナンデェ！！！？？？ 牢屋だと隠すものがないから……？
2023年9月24日

13話「犯人の名前」

人狼村での大混戦は大好きだけど尺足りなくない？ と思っていたら案の定で製作陣の苦労がうかがえるゥ……！ 区切りが良すぎてさらりと終わってしまった印象。
エピソードごとに一気読みして一気観しながら待ってますので、原作を進めてもらってぜひ2期を！！！
2023年10月1日

　原作の続きからのアニメ2期を楽しみにしております！！！