殺人犯の受けるべき刑とは【前編】

凶悪殺人事件の考察系YouTubeをよく見ています。

その中で考えさせられるコメントがあり、それについて反論という形で考えたものです。

ちなみに事件は『川崎中1男子生徒殺害事件』。

この事件、色々と反響を呼び当時は話題となった。

改めて詳細をみるとホンマにエグい。
事実は定かではないが、ある程度浮かんでるのは事実に近いものであろうという想定と、『死人にくちなし』から考えるともっとひどい状況やったかもしれないという思い。

そしてこの事件の大きな問題の1つが刑期。

残酷な殺害方法と、単純というより軽すぎる動機。
それに反して主犯格の青年には

懲役9年~13年の不定期刑。

長くても30そこそこで出所。共犯のふたりはそれぞれ4~6.6年、6~10年で同じ。
おそらく一般市民の誰もが少ないと思うのではないだろうか。

ただ、ここで論じるべきは、刑期の長い短いより、更正の有無であると思う。

要は反省してるかどうか。
それも『チェッ反省してまーす』じゃなく心から。

で、この青年が10年そこそこで更正するとは全く思えない。むしろ、泊がついたとさらなる弱いものイジメを繰り返すと思う。

その辺まではみんな同じ考えではないか。

その上で次のようなコメントがあった。要約。

殺人犯は死刑にして欲しい。簡単に人を殺す奴が更正するわけない。出て来ても再犯するであろう。迷惑。

これに対する俺の反論。そのまま転載。

極論すぎる。真摯に反省して遺族に謝意を示している殺人犯もいるはず。そういう人は世間の犯罪防止の為に自身の経験を語るべき。 『殺人はいけない』この言葉だけでも、経験のあるなしで全然重みが違う。
なので、更正の判断を『刑期』という物理的な判断に委ねてるのが問題。出所後も何ヵ月か24時間監視。労働と基本的な生活のみ保障。つまり刑務所を出ても社会で同じ行動ができるかどうか。反すれば即戻せばよい。保護観察という制度を量刑に応じて厳しくすべき。本気で反省している人ならどんな戒めもそれを償いとして受け入れるはずです。

いかがでしょうか。
中学校、高校くらいが適当に思う、殺人犯の講演。

全く興味のないお偉い学者さんの話より、少し恐怖に怯えながらもよっぽど心に染み渡るのではないでしょうか。

高校の講演で、今は亡き養老孟司が来たと思う。当時は誰なのかすらわかってなかったし、講演の内容はもちろん、テーマすら覚えていない。そもそも聞いてなかったと思う。今思い返すともしかしたら大事な話やったんかな?と思うけど。

殺人犯が語る『人を殺してはいけない』という言葉。

その一言だけでも教科書やテキストでは絶対理解できないリアルを実感できると思う。

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