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近代社会

バタイユは、論文「濫費の概念」(1933)の中で、近代社会の特徴を次のように述べている。

物の生産・保存と人間生命の再生産〔生殖〕・維持という二つの主要な活動領域をもつ、功利的社会
Bataille 1985:116

※ 功利主義(utilitarianism)とは、行為や制度の正しさは、その結果として生じる効用(功利、有用性)によって決定されるとする立場である。

 引用文献
Bataille,Georges(1985)Visions of Excess: Selected Writings,1927-1939,trans.Allan Stoekl,Carl R. Lovitt and Donald M.Leslie,Jr,Minneapolis: University of Minnesota Press.

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