見出し画像

村上祥子先生流に?やまもものジャム

ご近所で6月に入る頃から地面に赤い実が打ち付けられていて、踏まれたりつぶれたりして転がっているところを発見。そういえば5月くらいに管理人さんが、「だいぶ赤い実がなってきててそろそろ皆取りに来ると思うよ」と言っていたなと・・・。

もしやこの赤い実のことか!!!

そう思い、6月中旬に蚊に襲われながら赤い実を20粒ほどを採取。名前もわからないまま一旦中の種を取り出し煮詰めてジャムを作りました。小皿にちょっとしかないジャムを作ってヨーグルトに入れるなどして食べてみました。

それから数日したころ、左手に傘を逆さまに持って右手に棒やほうきなどをもって歩く上級者を発見することしばしばあり。もしやと思ってビニール傘の中を遠目で見やるとやはりあの赤い実です。その時は颯爽とすれ違いそして後日。。。

そこからまた数日して、家の前で、自分の両親くらいの世代のご夫婦が脚立に乗り例のごとく傘を逆さまに収穫しているところを発見。そこで、私はその傘の仕組みを褒めたたえ、声を掛けたところ「山桃たくさん取ったからお裾分けにくれる」というのです。なるほど、これはやまももというのかとようやく判明したのとともに、第2段ジャムの作成だわと再びスタートラインに立ちました。

村上先生をご存じですか?

さて私の尊敬する村上祥子先生をご紹介します。

料理研究家。管理栄養士。公立大学法人福岡女子大学客員教授
1985年より福岡女子大学で栄養指導講座を15年担当。
治療食の開発で、油控えめでも一人分でも短時間においしく調理できる電子レンジに着目。
以来、研鑽を重ね、電子レンジ調理の第一人者となる。
糖尿病、生活習慣病予防改善のための栄養バランスのよい、カロリー控えめのレシピ、簡単にできる一人分レシピ、日本型食生活を子どものうちから身につけるための三歳児のミニシェフクラブ、保育所、幼稚園、小学校の食育出前授業など、あらゆるジャンルに電子レンジテクを活用。
日本栄養士会主催の特別保健指導にも講師として参加する。
「ちゃんと食べてちゃんと生きる」をモットーに、日本国内はもとより、ヨーロッパ、アメリカ、中国、タイ、マレーシアなどでも、「食べ力(ぢから)」をつけることへの提案と、実践的食育指導に情熱を注ぐ。
自称、空飛ぶ料理研究家。
電子レンジ発酵パンの開発者であり、バナナ黒酢の生みの親。食べることで体調がよくなるたまねぎの機能性に着目。たまねぎ氷を開発し、注目を集めている。
これまでに出版した著書は400冊をこえ745万部にのぼる。公立大学法人福岡女子大学にある「村上祥子料理研究資料文庫」の50万点の資料は一般公開されている。

どこも削れませんでした。。。まず、料理研究家になられて半世紀の長い月日の中で、その経験から裏打ちされた食べ方と時代の移り変わりの中で文明も見つめてきたその活用法、発想が素晴らしいです。

「早・うま・簡単、できたてが一番!」をモットーに、身近な旬の食材を使い、作る楽しさ、食べる喜びを大切にした家庭料理を伝え続けて参ります。

数ある著書の中でも私が持ってるのなんてほんの数冊なんですが、それでも、主に電子レンジを縦横無尽に操る調理法が載っていて唸ってしまいます。私のおすすめ☟こちら

画像5


「祥子さんこの知恵、頂きます」この本一冊でも村上先生の功績を充分伝えうるものなのですが、中には目から鱗の情報ばかり、何かというとすぐに開きます。この中のかぼちゃの煮つけみたいなものは何度作ったことか。こんなに簡単であっという間に調理できるバイブル。一冊持っていた方がいいです。
さて前述しました通り、電子レンジで何でもやっちゃう村上先生ですので、ジャム作りだってもはや電子レンジだけでいけちゃうのではないかと、例のやまももジャム第2段ではその面倒だった種取りの部分を簡単に済ませる一助にもなるのではないかと考えられたので検索に次ぐ検索をしましたが到達できませんでした。
とはいえ、ものは試し。やまももは種も合せて500gありました。

画像4

いざやジャム作り

一般的な果実ジャムの検索から黒糖は150gを耐熱ボウル内のやまもも種ありにさらさらとかけ、ふんわりラップをしたのち500wで7分加熱としました。(ちなみに村上先生のかぼちゃはサラサラと砂糖をかけ8分)
※デザート関連では大胆に砂糖の量を減らしていく私ですが、ジャムに関しては長期保存にするためには砂糖の量は適切がベターと知っているのでそのようにします。
加熱し終えた時点がこちら。☟水は入れてません。結構水分が出ました。
※この時底面に溶けていない砂糖が沈殿してたので、それをかき混ぜて後にさらに電子レンジでの加熱をしてみたらよかったのかもしれません。が、この時は耐熱ボウルがまあまあ熱かったことも手伝って鍋に移すことしか考えていませんでした。来年はレンジのみで挑戦しようと思います。

画像6


と、雪平鍋に移動し、種の上から潰しながらさらに加熱いたします。やまももの砂糖と混ざり合っての香りからラム酒が合うような感じでしたのでラム酒を追加。酸味は元々あるのに砂糖と混ざって酸味が薄れていたので、レモン汁(が、家になかったのでシークァーサー汁を投入)このつぶす作業で実から種はまあまあ分離していきます。ある程度15分程弱火で煮詰めたら覚まして種を取ります。

画像7


タネを取る作業が生の状態では大変だし赤い汁が飛ぶし。。と言う感じだったのが、手探りで種を見つけて少ししごく程度で取れていきます。1番理想の「箸でぽいぽいと🥢種を除去」は無理でしたがそれでも生に比べたら簡単にできました。

画像5

種を取る前に少し食べたので減っていますが実質300mlほどの採取。なかなか血🩸です。

山桃ジャム、いざ実食

山桃の存在をこの度初めて知ったわけですが、味はなかなか漢方めいた風味もありつつ体にとても良さそうです。Google先生によると幻の果物?と呼ばれていたりお酒につけたりシロップにしたり果実と呼ばれるもののある程度の加工方法にあたりました。成分とかあまり見つけられなかったけれどなんだか体に良さそう。

来年は玄人の皆さんに混じって傘を逆さまに収穫にあたりたい。と思う伊藤でありました。
「村上先生 ジャム」で調べていたら、玉ねぎのジャムが白いのと黒いのと出てきてなんだか凄そうなので、そちらも今度作ったらあげようと思います。

この記事が参加している募集

休日のすごし方

このような記事や、ものづくりをもっと充実させるために邁進してまいります。