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22/10/31 (月) 「イベント控える中」引け後情報

イベント控える中

先週の金曜日に意外にも大きく主要三指数が大幅高したことを受けた形で本日の日本株も上昇してのスタートとなりました。
先週のnoteでも多少触れたように、現在は200日移動平均線と75日移動平均線が意識されるような値段水準にいますが、その影響を感じさせるかのように朝はすんなりと上昇していく展開にはならず、27500円を抜けたあたりで押し返されるような動きもみられました。
しかし10時半頃になると上げ幅を急速に伸ばしていき、27500円を越えると今度は27600円あたりでの攻防が続きました。
大引けでは月末のリバランスもあってか、同じような動きをしていたTOPIXとともに大きく上昇し、日経平均株価は27587.46円で終えました。
一方でマザーズ指数は朝開始直後こそプラスで始まりましたが、日経平均などに比べると弱さがありマイナス圏に沈むと、後場はずっと前日終値近辺で揉み合いが続く形になりました。
今週は経済統計やFOMCなど多くの注目イベントが控える中、前日の米国株高を素直に織り込み、決算などの見据えた・織り込んだ動きをしていた日経平均に対し、個人の人気が強く人気銘柄の決算が来週に集中するマザーズとで差が出たような形になりました。

また本日19時に財務省のホームページにて「外国為替平衡操作の実施状況」の公表がありました。そこでみられた前回の介入実績(8/30~9/28分)は2兆8382億円でしたが、今回公表された9/29~10/27分では6兆3499億円となっています。

気になる中国市場の動き

中国市場の動きがやや気になります。中国共産党大会が終わったあと、期待されていたゼロコロナ策の緩和が進まなかったり、習近平氏の1強化が進んだりしたことでマーケットには中国・香港株の下落が進んでいましたが、先週半ばにやや買い戻しのように上昇した場面もあったものの上げ幅は限定的で、今週も下落が進んでしまっている形になっています。

本日も上海ディズニーランドではハロウィンイベント真っただ中であったにも関わらず急遽閉鎖し園内の人々にPCR検査がおこなわれているという報道もありました。
このようなゼロコロナ策への固執が未だみられる中国ですが、感染が広がりやすくなりそうな冬に向かっていく中では緩和が進むのも難しそうです。

明日の注目ポイント

明日からは11月相場に移ります。
イベントが多くある週ですが、FOMCはともかくそれ以外のISM製造業景気指数や非製造業景気指数、雇用統計などの発表時の大まかな先月時の長期金利の動きが下にある先月のnoteの中で少しまとめられています。
この中で触れられている雇用動態調査(JOLTS)の求人件数の発表は明日のISM製造業景気指数の発表と同じ時間にありますので、こちらに対する市場の反応が雇用統計にむけた動きとして気になるところです。

指数・今後の重要イベント

10/31 終値
日経平均株価:27587.46 (+1.78%)
TOPIX :  1929.43 (+1.60%)
マザーズ  :    745.54 (-0.03%)

東証プライム市場指数   :992.88 (+1.60%)
東証スタンダード市場指数 :994.04 (+0.82%)
東証グロース市場指数   :947.79 (-0.04%)
スタンダード市場トップ20:961.39 (+1.27%)
グロース市場コア     :886.47 (+0.90%)

東証プライム 売買代金:31853億円


イベント
2022年11月第1週
11/1 (火):米10月ISM製造業景気指数
11/1 (火):FOMC(~11/2 日本時間3日早朝にパウエル議長会見予定)
11/2 (水):米10月ADP雇用統計
11/3 (木):文化の日 日本休場
11/3 (木):米10月ISM非製造業景気指数
11/4 (金):米10月雇用統計
11/6 (日):米サマータイム終了

2022年11月第2週 (SQ週)
11/8   (火):米中間選挙
11/10 (木):米10月消費者物価指数
11/11 (金):米10月ミシガン大学消費者信頼感指数 速報値

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