エンジニアを育てるのは誰?自社サ?SES?どっち?
エンジニアを育てる雰囲気、SESはないが自社サはあるというツイートが話題になっていました。
前回のこちらの記事を踏まえてお話を進めてみます。
立ち位置としては「自社サ」になりますが、弊社では過去20年超の間に新卒を50人前後採用したことがあります。そのうちエンジニアの採用は1割以下でした。その際のスタンスは「経験者新卒採用」でした。
一方未経験からこの業界に飛びこんでエンジニアとして一人前になった人の多くはSESや零細受託開発会社出身です。自社サで未経験からエンジニアに育ててもらえた多くのケースは前回の記事での「天上人」です。
まず自社サの話をする際は、高学歴な新卒採用ができて、長い時間軸で人を育てる余裕があるメガベンチャーや外資企業や大手SIerなどの天上界を除いて考える必要があります。
一般論としては、日々事業への成果が求められる自社サでの新卒採用とは、完全に自走ができるエンジニアを採用するか、そもそも採用しないかです。
育てられたい人にはもっとも向いていないのが自社サです。自社サで与えられるのは実践の場というチャンスだけです。あとは自分で学び成果を出して自ら成長していかなくてはいけません。
自社サというのはワンピースの世界観です。
自社サは社員の「エンジニアになりたいという夢」を叶える場所ではありません。
逆に社長の「海賊王になる!」という夢を支えるために社員が雇われているのが自社サです。誰もあなたの夢には興味がありません。全社員は社長の夢(ミッションやビジョン)に共感して実現することが求められています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?