就労支援A型についてのいち元利用者の見解

一応説明しておくと筆者の障害は精神と発達(ADHDと二次性のうつ)で3級、メンタルを患う前に一般就労でDTPオペレーターを1年3ヶ月していた。A就労に世話になったのは障害者枠での就職が叶わず半ば職歴稼ぎとして行くことにした。

まずA就労は遅刻せず、週4日以上働けるけれどフルタイム勤務が難しいなど一般就労が難しい者のための場所だ。通院日が決まってる身体障害や、意思の疎通が取れる程度の軽度〜中程度の知障には最低賃金保証されていて良いだろう。
心身が不安定な精神発達勢には正直合う合わないがあると思う。筆者は合わない側だった。

精神発達に合う合わないがある理由としては、まず朝が早い点だ。筆者が通っていたA就労は9時半〜4時半という比較的一日が長めのスケジュールだったが、終業を早めることは可能だが開始時間を遅く行くことは許されなくて駄目だった。
しかも最寄り駅からバスに乗って行かないといけない場所だったのでバスを逃す=遅刻確定だった。走って間に合わせることが不可能だった。別に寝坊が全てではなく、バスが来る直前に急に腹が痛くなってトイレに駆け込むなどの理由で遅刻したりした。

休むのも低気圧だとかで朝起きて急に今日出勤できないと判明するタイプのムラのある体調だから平日に定休日を設けても無駄だった。A就労は安定して出勤できるようにする訓練の場だと職員は思っているが、努力でどうにかなるなら苦労しない。
もちろん出来る努力は全部やった。金曜日以外は寄り道せずに帰って即寝るようにした。光目覚まし時計を購入して使った。でも、無理だった。職員室でド叱られてマジ泣きしようが無理なもんは無理だった。

後に日当たりのいい部屋で一人暮らしをはじめて朝起きれるようになったが、それはA就労をやめて転職してからの話だ。

職員は福祉全般の人であって、精神発達障害者の生態に理解があるわけではない。そこを踏まえる必要がある。言っては何だが職員は障害者を一絡げに障害者としか見ていない。職員は利用者が意思のある人間だとは思っていない。自分たちより下等な生き物を世話してやっている感覚が態度から透けて見える。これは福祉関係者全般がそうだが。

そして利用者は知能的にBよりはマシなのかもだが、普通に働けない者しかいない。筆者の通っていたA就労だと身体障害の人はユーモアのある善人だったが、他は自身の能力以上のことをしようとして出来ない出来ないと作業室のど真ん中で泣き喚く無能な働き者、大きな声で騒ぐばかりで作業をしない知障、やたら元気で周囲を振り回すADHDボスババア、その他そういう輩ばっかりなので自分よりまともな人間と働きたいと思うならA就労はストレスにしかならない。

それと、あくまでも福祉施設なので職能はほとんど身につかない。作業にどれだけ時間かかるか分かってない職員から理不尽な指示を受けたりする。
午後3時間しかパソコン使えないのにありえねー納期でノベルティ作らされたの一生許さねーからな。後からあーだこーだ口を挟むな💢納期を勝手に決めるな💢

そんな感じなので、暇つぶしに時間と最低賃金稼ぎに行くつもりならいいが、まともに働きたいなら何かしら融通がきく一般のバイトに応募する方が圧倒的に良い。スキルつけてステップアップなんてA就労じゃできない。
最低賃金相応に手を抜く方法を学びに行くくらいでいい。どうせ職員が求めている人材は遅刻せず急に休まず騒がす余計なことしない都合よく程々に頭が悪い従順な障害者なのだから。

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