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星5と星1のレビューが踊る「焼肉酒家牛村 歌舞伎町店」に突撃

新型コロナの猛威が世界を財政危機に追いやる今、日本中の飲食店が悲鳴を上げている。そんなコロナ不況に苦しむなか、なんと店長就任した人物がいる。ゆうやさん(@KUEN3_Z)だ。

「#コロナに負けるな」に載せられたツイートが拡散され、今では予約がいっぱい状況という。しかし、このツイートには不穏なリプライがいくつもつく。

要約すれば「過去にぼったくられた証言がある」「サービスが激悪くて予約しても入れないことがある」といった地獄店の可能性が囁かれているのだ。

場所は新宿歌舞伎町。はっきりいって治安は悪い。ぼったくり店はあちこちに存在するのだから、真実味もある。

抑えておきたい「ぼったくり・チェック」

客引きについていけば確実にぼったくられるものだが、他にもぼったくりかどうかをチェックする上でしておきたい項目は存在する。

・紛らわしい「店名サクリファイス」
いざというとき、罪をなすりつけるために、近隣店舗や有名チェーン店舗の店名をもじったような店名をつける傾向がある。過去にぼったくり店舗の炎上に巻き込まれ、無辜の飲食店にぼったくり店のレッテルが貼られたなんてことも。
・住所固定の「店名ロンダリング」
場合によっては登録されている店名は前のままでも、見た目の店名を変えて、ぼったくり店舗とは違うアピールをする店舗もある。住所で調べると、全く同じ手口のぼったくりをし続けているケースも。
・グーグルレビューの「サクラ★5口コミ」
どう考えても店に行ったことがない。それどころか日本語がちょっと怪しい。そんなレビューで星5をつけられている場合もある。その手のサクラは、ぼったくり店ばかりにレビューをしていることもあるので注意したい。

噂の焼肉屋に突撃

限りなくグレーなので敢えての気持ちで突撃してみた。地獄ならネタになる、天国ならただ美味しい。なあに、物書きにとってはどちらに転んでも楽しいもんだ。システム上の兄弟子・巨四郎さん(@garada_k4r)らと一緒にレッツゴー。

いや、普通にうまいやないかい。

何の問題もないクオリティの肉がガンガン出てくる。

酒を頼めば超特急で運ばれてきて、「肉は足りてますか」と店員から声をかけてくるレベルの接客の良さ。これで三千円で食べ飲み放題。すた○な太郎に行くよりも満足度は高いのではなかろうか。

ただ、設備自体は使い込まれており、十全に火が足りてないこともあった。だが問題になるほどではない。そもそも、立地的に新宿歌舞伎町で、この値段で、このクオリティなら目くじらを立てるような話にはならない。

あえていうなら、ネタにならないレベルである。これでぼったくりなら、もっとツイッターランドも悪い意味で盛り上がろうものだが、気分良く食べ終えてしまうのだから、誰も何も言わない。むしろ、褒めてあげてほしい。

レシートには、なぜか中華居酒屋『三百宴』の文字。新規店舗なのでご愛嬌というべきか。ドリフのコントのようにリセッシュを勢いよくぶっかけてくれるのも若さを感じた。良店認定したい。

今回は良店だったけれども

ぼったくり・チェック的には役満テンパイであり、ツイッターランドの人たちが訝しむ気持ちもわかる。正直、十中八九はぼったくりだろうと戦闘モードで臨んだために、肩透かしすら食らった気分であった。

叩くときはちゃんと裏取りをしてからにしたほうがいい。そんな教訓はあるのだが、今回のケースを基本と思ってぼったくり店舗を可能性は常に疑うようにしていきたい。

追記

2021年4月24日、久々に訪れてみたらば、5人で1品(カレー小二個、スープ二個)を頼んだだけで、7502円。週末料金が1500円。お通しは2400円。うーーーん。

クソ店になりましたかね。

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