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【STORY OF CANSHIP🛥 #1】BIKAS COFFEEとの出会い-2019年12月、東京・三軒茶屋-
北海道紋別市出身のぼくは地元紋別高校を出て、札幌にある北海学園大学法学部に入学。4年間のキャンパスライフを過ごし、2018年4月に上京した。渋谷が職場だったこともあり、アクセスと街の雰囲気で最もしっくりきた三軒茶屋で新生活をはじめた。
社会人生活を1年,2年と過ごし、趣味の旅行やヒッチハイクをしながらある程度充実した日々を送っていた。
2019年12月、東京・三軒茶屋。
![三茶散歩の会 201912 ②](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69430426/picture_pc_a1bfb22f819cb6ee04a253b14e81db61.jpg?width=1200)
そんな社会人2年目の冬、12月。Instagramでフォローしていた『三茶散歩』さんというローカルメディアが”三茶散歩の会”を開くという情報がInstagramのストーリーで流れてきた。
この時のぼくは関東近郊やアジア各国を旅行し尽くし、旅やヒッチハイクで得られる高揚感や満足感を充分に経験し、【なにか次のワクワクを見つけたい】という状態だった。
![ヒッチ④](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69430691/picture_pc_54cb7eb2cee331db901997e5d5baf6fb.jpg?width=1200)
東京で過ごしてきた2年間、関わるのは会社の同僚や地元北海道の面々ばかり。せっかく上京しているのに勿体ない。まずは自分の住んでいる街で友達をつくることからはじめよう、とあえて1人での参加を決めた。
緊張しつつもぼくは仕事終わりに三軒茶屋・すずらん通りのBLUE LIGHTへ足を運んだ。
いざ、足を踏み入れると以前からDMでやり取りをしていた三茶散歩の”中の人”があたたかく迎えいれてくれ、そこから自己紹介やらオススメの三茶スポット紹介やら楽しく会は進んでいった。
そんな″三茶愛″溢れる空間の雰囲気をある男がガラリと変えた。
「理念で売るコーヒーです。」
![三茶散歩の会 201912 ③](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69430945/picture_pc_95b96834ee60325c0a397b71bc199515.jpg?width=1200)
コレがぼくとBIKAS COFFEEの最初の出会いである。
『理念で売るコーヒー』 BIKAS COFFEE
ネパールのコーヒーを扱っていること。三茶散歩さんがビジョニングのお手伝いをしていること。本会のライトニングトークゲストとして話をしたこと。昨今、話題のフェアトレードなブランドということ。
すさまじい情報量。簡単に処理することはできない。
つらつらと進むプレゼンの中でぼくは”理念で売るコーヒー”のVISIONに心を打たれた。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69430850/picture_pc_2edae85e5e369d265eecee10df7c4619.jpeg?width=1200)
新しいGLOBALACTION(=それぞれが実現したいミライに対する行動)を開発し、すべてのヒトが社会に貢献できる経済社会をつくってゆく
それをコーヒーを飲むという日常の一つの消費行動から繋がるコミュニティで実現する。
身近にある一つ一つの消費行動や想いが結果として社会に良いアクション(=GLOBALACTION)となるような”経済社会”をつくってゆきたい。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69431201/picture_pc_0e818bc9d9e6570c4659b3ab2f25c697.jpeg?width=1200)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69431206/picture_pc_e782f11ddf1c1e54371a086a8784e2ea.jpeg?width=1200)
一連の理念を聞いたときに、ぼくはこれまでにない『共感』を覚えた。
BIKAS COFFEE(ビカスコーヒー)は単にネパールのコーヒーを販売するコーヒーではありません。
『理念で売るコーヒー』です。
このときもちろんすべてを理解することはできなかった。
ただ、ぼくは確実にBIKAS COFFEEの理念に共感したのである。
理念への共感度の理由はビジョンの言語化
どこに『共感』したか。なぜそんなにも『共感』したのだろうか。
将来のVISIONというモノを具体性はなくともだれしもフワッと持っているだろう。ぼくも「将来はゲストハウスをつくり旅人が集まれる宿で出会いを繋げて、コミュニティをつくり、そこでそれぞれがやりたいことを表現し、楽しんで暮らしたい。」となんとな〜く思っていた。
![ヒッチ③](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69431480/picture_pc_58dce1a2862df3e26980c8437b2dc18d.jpg?width=1200)
ただそれをどうやるか(HOW)なぜやるか(WHY)などの言語化は愚か、人生で己のVISIONについて深く思考を巡らせたことすらなかった。
直感や本能の赴くままに生きてきた。より楽しそうな方を選んできた。
後悔はないし、自分の人生が好きだ。
ただそろそろ『どこへ向かうのか』を考えるタイミングであったのかもしれない。
BIKAS COFFEEのVISIONを聞いたときに自分が実現していきたい世界の言語化がされていてHOWやWHYをカタチとして表現してくれていると感じた。
フワフワと想い描いていたVISIONのピースを完成品のパズルとして突き出された感覚である。
もともと想い描いていたVISION(=ありたい姿)がカタチとなって刺さってきたこと。
これがぼくがこのとき理念に共感した一番の理由であると今は思う。
共通の価値観の重なりはより強い共感を生み、その人はブランドのファンとなってゆく。興味関心(WHAT)ではなく価値観(WHY)を語り、それにファンは集まるのだ。
ぼくはブランドマネージャー菅勇輝という男に共感したわけではない。BIKAS COFFEEの掲げる理念に共感したのである。
※菅さんのことは尊敬しています。笑
つづく
【STORY OF CAN SHIP #1】
BIKAS COFFEEとの出会い
-2019年12月、東京・三軒茶屋-
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