セブンイレブン社員は自腹がお好き? 冷凍庫にはフランクフルトとの山
「フランクが20円引きです~。いかがでしょうか~。」
という一言をセブンイレブン店内で聞いたことはありませんか?
これを「声だし、お声掛け」といいます。
マクドナルドの「ご一緒にポテトはいかがですか?」と同じですね。
セブンイレブンの直営店舗の場合、この「売り込み」が非常に強いという特徴があります。もしあなたの近くのセブンイレブンでこの「声だし」を聞いたら、そのお店は直営店(セブンイレブン本部が営業するお店)だと思ってもらって間違いないです。
では、なぜ直営店は声出しを非常にやるのかというと、SVからやれ!って言われるからです。
ただ、正直コンビニでゆっくり買い物しているときに、お声掛けなんかされたくないですよね。でもこのお声掛け効果は、売上が低いお店にとっては、絶対的にやるべきなんです。
なぜなら、やり方さえまちがえなければ、確実に1日の売上にONされる方です。だいたい1万円分ぐらいは売上にプラスになるかと思います。
ちなみにセブンイレブンでは、フランクフルト、から揚げ棒、アメリカンドック、フライドチキン。いろいろなホットスナックがあります。
特に売りやすかったのは、フランクフルトです。レジの横に小さなホットプレートをもって来て、そこでフランクフルトを焼き続けるんです。ソーセージのいい香りが店内に広がります。
5、6本は焦がすほど焼いて煙を出します。特に18時~22時、また22時以降も。できれば、顔が可愛い女の子がいればベストです。
その女の子がお声掛けしていくと、男性サラリーマンは、ほいほい買ってくれます。男の子がお声掛けするよりも女の子の方が2~3倍ぐらい購入率が高いです。
でも、そんな努力をしても、SVが勝手に決めた目標本数(ノルマ)は到底達成できません。
そんなときどうするか?
店長と副店長が買うんです。
フランクフルトは、納品時に6本1袋になっているので、それを10袋ぐらい買うんです。そうすると、60本販売したことになります。
これでノルマ達成です。家に帰れます。
でも60本も買っても一気に食べれないので、冷凍庫にぶち込んで、お休みの日にお腹が空いたら、それとご飯で晩御飯代わりにするという感じです。
本当は嫌なんですよ。フランクフルト20円引きセールなんてこなければいい!と思ってましたが、買わざるをえない。ノルマ達成しないと23時でも0時でも店舗にいなければなりません。ノルマ達成せずに帰宅しようものなら、次の日SVからまた殴られますから。今考えるとすごい時代でした。
今だったら、こんなパワハラすぐにSNSで拡散されますけどね。
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