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味覚の変化

昨日、子供の離乳食を作っていてふと思った。
生後半年の息子が食べる離乳食には、塩・胡椒などの調味料は一切使っていない。
そのため、味は全て素材そのものの味である。

にもかかわらず、ほぼ好き嫌いなく、しかも、美味しそうに食べている。

一方、私たち大人は、焼き芋のようにそもそも、味をつけない食べ方をする食材ならまだしも、ほうれん草などはそのまま食べることはほぼない。

いつのまに、このように変わってしまったのだろう…

離乳食の頃は素材の味を楽しむ下地はあるが、成長するにつれ、いろんな味を覚えた結果、素材だけの味では物足りなくなるのだろうか?

もちろん、調味料の存在そのものを、否定するわけではない。
私自身料理をするのがすごく好きで、
料理をする際も、様々な調味料があった方がむしろ、やる気が漲ってくる。
そして、多様な味を出すことができるのも調味料があってこそ。

今後私の息子も、私たちが食べているのと同じように、徐々にいろんなものを食べる中で自然と様々な味を覚えていくだろう。

そして、その中で好きなもの苦手なものが自然とできてくるのだろう。

ただ、その中であまりにも濃い味のものや、インスタントラーメンのような素材の味とは無関係なものは、出来るだけ口にはさせないようにしたい。
(私は全てたまに無性に食べたくなるものだが…)

可能な限り鮮度の良いものや、素材の味が生きた料理を、食べてもらいたい。


ソマリアのような舌を持って欲しいとは言わない。せめて、素材の味がわかるような味覚を形成してあげたい。

すぐできることとして、子供の前ではあまり体に良くないものは食べないようにしよう…

そして、子供のために作る料理が、子供の味覚を損なうものとならないよう、必要以上に調味料を使うことなく、素材の味を活かす料理ができるようになろうと思う。

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