見出し画像

BORKUM RIFF champagne パイプたばこ備忘録

 飲みの席で「このシャンパン美味しいね」なんて言おうものなら、隣のおじさんがすかさず「実はシャンパーニュ地方でとれたブドウを使ったものしかシャンパンとは呼ばなくて、それ以外はスパークリングワインと呼ぶんだよ」なんてうんちくを披露されるのですが、もうそんなの耳にタコです。そんなことは分かっているんです。単に語感がいいのでシャンパンって言ってるだけです。まあ、「へー、そうなんですね!」って言っておくんですけど。

そういう意味でいえば、「シャンパン」というものを飲んだのは、一度だけです。あるパーティーでドンペリを飲んだことがあります。しかも一杯。まずくはなかったと思いますが、おいしすぎて感動したという記憶もありません。

今日紹介するのは、ボルクムリーフ・シャンパンというパイプたばこ。シャンパンを一度しか飲んだことない私にシャンパンのフレーバーが分かるんでしょうか?

このたばこはパウチになっています。缶よりも密閉度が落ちますが、比較的安いし、持ち歩きやすいです。まあ、最近はバーなんかでも禁煙のところが多いそうなので外で吸うことはないでしょうが。

袋に書いてあるレシピによるとブラックキャベンディッシュが40%、バージニアが60%だそうです。バージニアはたばこの代名詞、見たことある方もいらっしゃるかもしれませんが、黄色いたばこ葉のことです。キャベンディッシュというのは加工されたたばこ葉のことで、香料や甘味料を葉にしみこませ、加圧したものです。その加工法はメーカによってさまざまに異なり、調合や加工法に工夫が施されたものはたいてい企業秘密になっています。

実際に吸ってみると、序盤はたばこらしい味がします。バージニアの味でしょうか。中盤になってくると確かにシャンパンのような味わいがします。ブドウっぽい酸味があるとか甘みがあるということではなくすっきりとした味わいです。終盤はとても美味しい!瑞々しい味わいがします。パイプたばこは終盤が一番おいしいとよく言われます。熱によって葉が熱処理されたようになり味わいが増すという話もありますが、定かではないです。


残念ながらこのたばこはもう輸入中止だそうで、手に入れるのは難しいかもしれません。

プラモデルでは販売が終了しても、金型が残っていればもう一度作れるといわれますが、たばこはどうなんでしょう?レシピが残ってればもう一度作れるんでしょうか?

私はこのたばこ、もったいないとか思わずにガンガン吸ってしまいたいと思います。作らないとプラモデルは楽しめないですし、吸わないとたばこは味わえないですからね。

よければサポートお願いします。いただいたサポートでおいしいものを食べたいです。