色々やってみましたが、結局何がしたいのか(ポートフォリオ)

子どものころから音楽に合わせて体を動かしたり、歌ったり、苦手な曲が流れたときには奇声を上げたりするのが好きでした。後は同じようなものをたくさん並べて恍惚として眺めたり、人知を超えた自然界や驚異の発明品への憧れがあって廃品や日用品を使ってそれらを手元で作るのが好きでした。幼少期は細かい部分や感触よりも、とにかくみんながびっくりするようなものを作りたくてできる限り複雑なものや、極端に大きかったり小さかったりするものを作ろうと挑戦していましたがそれとは別に自分のフェチのようなものも確かにあって、無意識のうちに黙ってそれを愛でていました。
例えばそう、イカの触腕とか恐竜のディプロドコイディア(直訳はいちおうディプロドクス類。ラテン語表記のほうが〇。)の尾の先端が好きでした。細長くて先が少し広がってハナハナしたもの(恐竜の尾は広がってないけどね)が好きでした。小学校はカポエラやテコンドーなどの足技格闘技を習っていたのですが、その時も裾が「ファサッ!」となるのがたまらなく好きだった!同時くらいにはまっていたマイケルジャクソンのモーションや衣装にもあまり多くのアーティストを知らない子どもなりにフェチってました。彼は「子どものための世界を創る」をモットーにされていたようですが、ハイオメデトウございます!ブラジル駐在のポンニチマルコメボウズにも来ましたよ!ネバーランドの風が!!

中二くらいまで将来のことをろくに考えずに人前に立って目立つことばかり考えて楽しくやってまいりましたヨ。ワラワは。転校当初にマジックで登場するし、一番強そうなやつを探してプロレス親善試合を挑むし、体当たりで仲良く元気によく怒られて暮らしていました。だって陛下だもん。


もーちろんさ!ドナルド陛下という名前もあったのだゾ!!

粘土、折り紙、紙飛行機、ネリけし、ガキの間では神と崇拝されるレベルで模擬店の監修もさせてもらいました。


「一生懸命スポーツしないと、体力がつかないぞ!」
でもリレー選手に選ばれる程度には速かったし、体力テストはA.
持久走は学年10位には入っていたし、上体起こしは満点。

「子どもの頃の知識の貯蓄がなくなったらいつか落ちこぼれるぞ!」

知識は有限でも好奇心は無限だ。高校入試の模試の理科で95点を取って冊子に名前が乗ったこともある。不登校でほぼノーベンでも偏差値70弱の私立に合格。

「お前は中学で退学になるぞ!」とか言われていたけど、中一で生徒会副会長に就任。

「この子は下手だからやめたほうがいい」

でも今では即興耳コピ・作曲でいい感じに弾ける(自分では大きく不満)だし、投げ銭をもらうこともある。プロと間違われたことも数知れず。

「ちゃほやされて調子に乗っていたら、いつか足を引っ張られるぞ!」

いじめにあったけど同級生を裏切らせてスパイをさせ、10分間に及ぶ罵倒により一滴も血を流さずに主犯格を公開処刑。

大人なんて何も見てやしない。大人なんて、ウスノロな上に嘘つきで傲慢!(ブーーーっ!)

「僕らの七日間戦争」「漂流教室」。大人なんてほっといても子どもだけで生きていけるんじゃね?とか思っちゃうよね!!


でも、それは大間違いだった。僕はやりたくないことや我慢をすることが本当に苦手で思春期には家族との付き合いに困り、家じゅうをめちゃくちゃに破壊した。

人間関係の感情メカニクスもほとんど分かっていなくて、みんなどうせすべて頭で思い込んでいるんだろうとと思っていた。

学校レベルで「何でもできるやつ」でも、一つ一つを市場で生き残れるレベルにするのは大変なことだ。レベルの高さという概念もほとんどは良くわからないか内野と外野で大きく異なるものだし、マネタイズのためにはどちらかというと外野のニーズに合わせていかないといけない。

そうね。僕が消費者ならば単に特技が多いだけのやつには「面白いね」「すごいね」「楽しいね」で終わるけど、人同士の壁を越えて内面や魂に訴えてくる表現や、すごくおいしいピザには少々値が張ってもお金を払う。

一番すごいと思うのは、「特技じゃなくて、存在にプレミア価値がつく人」でその人は何をやっても大正解になる。そうなるとその人自身が創造の源泉になるから評価軸が他との比較ではなくてやっとこさ消費者の実感になる。

狡いこと考えずに、ちょっと書いただけのイラストにすごい価値を感じる。
それを感じたのが、今の私のパートナーだ。彼女は「パーソナリティ自体が価値」なアーティストなので何をやっても正解になる。そういう信仰状態を作り出すのがアイドルなんだと気づいたのは去年くらい。高1の時記念受験した合格率2.5%のテアトルアカデミーには一発で合格したのに、BiSHに憧れて受けた事務所には3回連続で落ちた。その時に気付いた。

「誰かが何とかしてくれる。」と思いすぎでねえか?

「自分で何とかしてやる、孤独でも死んでもやり続けてやる」くらいの生きる覚悟と気概は自分にあるのか。

狂キャと呼ばれし僕は孤独耐性がインキャよりも低いし、陰で生きるしたたかさもない。インキャ帝国の文明レベルの高さは大人になるにつれて嫌というほど分かってくる。人目も気にせず、誰とも話さず、(かどうかわからないけど)完成度へのこだわりと厳しい自己批判、圧倒的謙虚さと思いやり。ああ、ぼくは対して何もできないのにノリでちやほやされていただけの賢者ハッタリ君だったんだと思い知らされる。

バイトは全く続かないけど、協調性を身に着ける気は一切ない。
「このまんまで何が悪い?」「ロジックが通じないのは単民族ハイコンテクストライフへの甘えでしょ?」これで2年くらい突っ切った。これは単なるわがままだけではなく大義名分のあるわがままだった。
「この国を変えてやる!」「国家転覆してしまえ!!」
盗みや殺人はコアな道徳的原則に引っかかるのでそもそもする意味がないと思うからしなかったけど、「ADHDのうっかり」「空気読めなさ」を指摘されたときは頑として開き直った。だって義務教育プラスアルファで「知らない土地の文化や生き物の暮らしを共感だけで分かった気になるな」とか、「偏見に謙虚になれ」とか繰り返し教わってきているはずなのに、全然それが社会に浸透していない。なぜなんだ。教育の一番大事なはずの部分が機能していない。まず「武器としての知識」ばかりが増えて「対話しよう」という気が更々ない。もう誰とも話したくない。これはもう音楽でしか表現できないな。

でも今になって思うのは、

「あれ、自分何してたんだっけ?」である。一生懸命活動したつもり。中二病のまま突っ切って「セカイを変えてやるんだ!」って。

大学入学当初の大体の4年間の目標は

1.古生物博士になるために学士号をとる。(もちろん首席で)
2.自分で何かビジネスを始める(社会不適合だし適合する気もないから)
3.ピアニストといえるくらいの下地を作る
4.いろんな表現をつなぐ手段である数学やプログラミング言語を学ぶ
5.歌い手として曲を挙げる
6.ダンス(主にコンテンポラリー)を満足にできるようになる。
7.哲学的探究をして世界理解を深める
8.笑えるサイエンスアート系記事を執筆して主に学内に配る

9.成層圏気球を打ち上げて宇宙サイエンスアートの祭典を行う。

こんな感じだった。大学生の堕落した生活やもつれた性関係など「野獣として生きること」にも憧れはあったけどエロ通話アプリで40万(しかも親のお金)溶かした以外はお酒もあまり飲めないし、音楽や科学が一番楽しいから喫茶店の店員のお姉さんと一緒になってからオネエ+赤ちゃんが開花してようちえんのような日々を送っている。

で、結局目に見えて達成したことといえば、、。

・ポケモンの世界の論文の記事を作った
・楽譜アプリを使いこなして、音楽身体を言語化できるようになった
・noteで記事を100くらい書いてほとんど消した
・ストリートピアノで一人の方から6000円もらった
・ライブ配信の仕事で月三万(固定給)もらった
・登竜門に数千字のエッセイをいくつか応募した
・毎日15kmくらい歩いた
・城山公園の頂上でピアノを弾いた

くらいだ。え、しょぼすぎんか!??

いやいや待ってくれ。言い訳に聞こえるかもしれないが決してそれは許されない。僕は生半可で下品な技巧だけのおもちゃのような作品を連発していた10代とは打って変わって「文化というテクストの中で打撃を与えるテーマをつくる」という一つメタなことをやろうとしだしただけなんだ。

政治家や官僚は何もしていないように見えて彼らの作り出すシステムは僕たちに大きな影響を与えている。それはもちろん感情や心といった「自分の領域」だと思い込んでいるところにまで。

脚本は、「個人的、人間的な部分」「客観的、社会的な部分」がうまく調和したときに深く広く打撃を与えると平田オリザ先生の著書にあった。


・深く考えて新しい内容に切り込み、わかりやすく話すことが滑らかにできるようになってきた

・空き巣に入られているというおばあさんの家に監視カメラを仕掛けるのを手伝った

・自分の気持ちや感情、状態を観察して少しずつ言葉にできるようになってきた
・カントやウィトゲンシュタインを(ちょっと)読んで、少しはおはなしができるようになったかな



過去の作品の一部


塾生さんの力作折り紙 - 〇塾-わじゅく-日記 (hatenadiary.jp)


懐かしき数学劇団(勝手にそう呼んでます。すみません。)の団長の手と私の中二の頃のチュウニズム溢れる作品



ポケモンの論文 閲覧可能(愛大の回線ではむりだよ)




髭は嫌いなんですがあえてそってませんよ。敢えてね。

ちびっこのイベントに飛び入り参加して全力で容疑者を演じました。顔に血を登らせて悔やんでいる顔表現のすばらしさ、わかりますかね!?

スケートリンクに友達と言ったら女子中学生の軍団に話しかけられて付きまとわれました。その時もらったプレゼント。未来っ子たち、いつもインスタ配信して芸能活動頑張ってます!脱帽!

最近のSNSのルッキズムに切り込みました。可愛い、綺麗、カッコイイを決める潔癖感性の底が透けて見えます。その感性、「コンチュウ」は嫌いですよね!?僕は大好きだし僕自身がコンチュウなんです。ということで実写版ムシキング。外に出ろ。本当にかっこいい、なりたい僕はコンチュウなんだ!

最強のポケモンも裏方では「けんがく」スルンデスヨ。


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