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高熱とハンドリガード(生後3ヶ月目)

(2020/4/26記事 復元)

生まれた時から自分のこぶしをしゃぶることが好きな次男。手はいつもねっとりしている。
 

そんな彼は自分に手があることを知る。この時期の乳児に見られるハンドリガードが始まったのだ。もの珍しそうに自分の右手をじーっと観察し、パクリと美味しそうに食べる。 


 2ヶ月後半でほぼ首も座り、今では支えずに縦抱きをしてもしっかりしている。目が合うとにこりと笑って、嬉しそうに手足をバタバタ動かす。私の服の袖をぎゅっと掴めるようにもなった。 


夜も20:00〜3:00位まで7〜8時間寝るので、私も十分睡眠を確保できている。
 

驚くほどに順調に成長している。 とにかく可愛いくて可愛いくて仕方ない。

 全てが順調と安心していたところに、潜んでいた影が表面化した生後3ヶ月目。

 次男は38.7度の高熱を出し、2週間以上熱が下がらなかった。その他にも1日中咳をして、鼻水、大量の目やにが出た。
 

先月長男の風邪が移り、初めて熱を出したが、その時は1週間もしないで解熱した。

 しかし、今回は隔日で病院に行き、抗生物質を飲み、病院から借りて家で呼吸器をしても、中々症状が改善しない。

 またタイミング悪く、主治医の先生が体調不良で、毎回異なる臨時の先生が診察したことも重なり、毎回違う診断が下る。
 

このご時世から、近くのこどもクリニックに行くのも躊躇うところ、A先生は「肺炎の可能性があるから総合病院で血液検査するように」と勧められ、B先生には「高熱だから、生後2ヶ月だったら即日入院の事態だ。」、C先生からは「中耳炎による熱だ」と言われた。

 4月頭から熱を出し、ようやく回復に向かっているが、まだ時々微熱があり、鼻も詰まってフガフガしている。

 まだ生まれて間もないわが子に、辛い思いをさせてしまい後悔と申し訳無さでとにかく毎日必死だった。

 しかし、当の本人は熱に強いのか、高熱もどこ吹く風で、良く笑い、寝て、いつものように自分のこぶしを見つめては、忙しそうにしゃぶっている。

 高熱や咳で苦しかったに違いないけれど、赤ちゃんは親が思っている以上に強いのか。。 

ヨガの先生からアーユルヴェーダの考えでは、「子どもはすでに完璧な状態」なので親ができることは邪魔をしないこと、と教えて貰ったことを思い出した。

 ふと見るとニヤリと笑い右手を上げて観察している。今日も飽きずにハンドリガードをする次男。 

そして、TVを見ようと必死に首を捻り、あと少しで寝返りしそうな勢いだ。もう次のフェーズに行っている。
 

こどもは本当にすごい。 

親はこどもには敵わない。

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