見出し画像

シルクロードの旅(16) キルギス共和国 天山山脈の秘境温泉アルティンアラシャンへの道①

ザイリスキー・アラタウの南麓にあるアルマトイから、バスでキルギス共和国の首都ビシュケクまで行くために朝早く起きます。

やっぱり風光明媚な町でした。中央アジアの中でもアルマトイは異彩を放っていました。

バス乗り場からビシュケク行きのバス(1800テンゲ)(540円くらい)に乗ってステップの中を行きます。バスはマルシュルートカというものです。

マルシュルートカ(ロシア語: маршрутка)は、ロシア、ウクライナ、バルト三国など、もとソ連圏諸国でよく見られる、乗合タクシーに似た小型の乗合バスである。ルートと値段があらかじめ決められており、公営の路線バスより高速で本数や路線数も多いが、料金が割高な場合が一般的である。1930年代にモスクワで始まり、戦時中の車両不足で途絶えたこともあるが、20世紀後半に全盛期を迎え、いまでも大都市で近郊電車やバスの連絡がない観光地への運搬に、広く使われている。【マルシュルートカ-Wikipedia】

カザフステップはすんごいです。

この広大な草原を騎馬民族が駆け抜けた歴史に思いを馳せます。

通った道はアジアハイウェイ5号線ですがこんなものかという感じはしました。日本の高速と違ってただの草原の中の片側一車線道路で未舗装オフロード区間も多数ありました。牛も横切ってました。

アジアハイウェイ(英語: Asian Highway Network)とは、アジア32カ国を横断する全長14.1万kmにわたる高速道路。主に既存の道路網を活用し、現代のシルクロードを目指して計画されているものである。トルコからは欧州自動車道路に接続する。英語での略称は、AH。国際連合アジア太平洋経済社会委員会が運営事務局をつとめている。国土交通省は、2005年「アジアハイウェイ道路網に関する政府間協定」が発効したことを受け、協定に規定されたアジアハイウェイに係る標識を、順次設置することを発表している。日本橋を起点とし、東京-福岡間の首都高速道路、東名高速道路、名神高速道路、中国自動車道、山陽自動車道、広島岩国道路、関門自動車道、九州自動車道、福岡都市高速道路の高速道路がAH-1に編入された。【アジアハイウェイ-Wikipedia】

途中ドライブインでトイレ休憩です。
そして国境を越えます。前の国境と違って国境を越えるのは楽でした。

バスをいったん全部降りて国境を越えます。国境を超えるとなかなかの安さでシムカードを売っていました。

国境を超えると首都のビシュケクまではあと少しなのですがタクシーの客引きが多い。すまん我々バスに乗ってきたんだよ。しかし乗ってきたバスがどこにあるかわからずに見失ってしまいます。

次のバスが車で結構待ちました。大変暑かったです。そういえばチョコレートはこの時点で溶けていたような気がします。

待っているときキルギスの警官がやたら厳しく意味不明な場所にある一時停止標識の一時不停止を取り締まっていました。入れ食い状態でしたね。
ようやく後続のバスに乗ります。なかなか発車しませんでしたが、ようやく出発。キルギスの道は抜群に混雑していましたがビシュケク西バスターミナルに到着。まずは両替をします。通貨はソム。(1ソム=1円くらい)そしてサモサとお水を買います。炭酸が苦手な私はノーガス?と炭酸水ではないことをしっかりと確認しなければなりません。

今日の目的地はカラコルという山のふもとの町で、マルシュルートカに5時間乗った後ですが、再びマルシュルートカに乗ります。(再び5時間)
人数が揃ったら出発しました。
 ビシュケク周辺はやはり道が混んでるようですが、近郊を抜け出すとマルシュルートカは渓谷に入っていきます。渓谷に片側2車線道路と単線の鉄道がある光景は異様なものでした。(名阪国道みたいな感じです。)
渓谷の道を100km/hでぶっとばしてました。

バスは途中で休憩のためにドライブインによります。景色がいいですね。

キルギスの象徴のユルトが置いてありました。遊牧民族だった歴史を示していました。

そろそろ長距離移動も限界に近づいてきます。足腰がバキバキになりました。隣との距離も近いです。何よりエアコンがついてなくて天井に窓があるだけです。きついものがありました。

渓谷を抜けると湖の近くにつきます。この湖はとても大きいイシククル湖と言う湖です。これはまた今度触れます。

今日はそのほとりにある。カラコルに宿泊しました。

今日はここまで。次回はついに山に登ります。17㎞歩きます。疲れます。凍えます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?