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シルクロードの旅(6)甘粛省蘭州市

西安に別れを告げた翌朝、地下鉄に乗って西安北駅に行く。
中国の新幹線はTrip.comで事前予約をしていたのだが、実際のチケットを発券するには列に並ばなくてはならない。

割と朝ぎりぎりまで寝てたことや、日本の新幹線とおんなじノリで出てきてしまったこともあり、列に並んでしまったら到底間に合わない。

ここは中国、列ぬかしの本場であるが、中国人さながらに列を抜かしチケットを発券、九死に一生を得ました。皆さんも中国の新幹線乗るときは1時間くらい余裕を見ておくといいでしょう。

慌てて撮った西安北駅
慌てて乗った新幹線ですが快適そのもので、日本の新幹線と比べて遜色ありません。(まあパクリなんですけどね)値段も安いです。

景色は荒野が続いています。

さて蘭州西駅に到着。

蘭州(らんしゅう)は甘粛省(かんしゅくしょう)の省都で人口は314 万人の大都会。中国の大河川である黄河が一番最初に通る町である。町の中央を黄河が東西に貫きその川沿いの狭い土地に市街地が東西に広がっています。

蘭州のお宿は蘭州佶舍青年旅社です。ここ神宿です。

さて蘭州といえばやっぱり牛肉麺ですよね(7元)(105円)

蘭州牛肉面(中国語ではランジョウニュウロウメン)は、牛肉のスープに、手打ちで伸ばして茹でた麺を入れた料理。麺はかん水を使用したコシのある麺を使用し、コシのない柔らかい麺を使用することが多い中国の他の麺とは一線を画している、麺の太さは素麺ほどの細いものから幅5センチメートル以上の平打ち太麺までさまざまである。スープの薬味にはコリアンダー(香菜)などが使用される。蘭州など甘粛省の本場で提供されるものは、スープの上に香辛料を加えた辛い油を加えるため、スープの表面が真っ赤になっていることが多い。それに対して本場以外で提供されるものは香辛油を掛けないことも多く、スープそのものの色が見えていることが多い。清真料理(回族(イスラム教徒料理))のひとつであり、一般に中華料理で多く使用される豚は一切利用しない。蘭州市内には 3,000 軒以上の蘭州牛肉麺を出す店が存在しており、通りによっては飲食店の半分以上が蘭州牛肉麺を出す店であることもある。現在では中国全土で蘭州拉麵を出す店を見ることができる。蘭州では牛肉麺と呼ぶ。牛肉拉麺と呼ぶことも多い。店頭の目立つ場所で麺を手で伸ばすところを見せる店舗も多い。【蘭州拉麺ーWikipedia】

一杯105円で食べられる名物料理に完全にはまってしまいました。麺を伸ばす工程も見れて楽しかったです。安すぎんよ。蘭州住みたくなってくる。
バスにのって(1元)中山橋という黄河に架かる橋を見に行きます。中山鉄橋は黄河に掛かる233mのアーチ式の鉄橋で1909年完成。5400kmの黄河に掛けられている鉄橋では最古。さらに長らく黄河の第一橋であったことから観光地となっています。

というか黄河汚すぎませんかね。汚い原因は崩れやすい土壌を黄河が削っているからなんですけどね。
一応黄河入ってみたんですけど、サンダルべたべたになりました。中山橋で黄河を渡ると白塔山公園があって、山を登ると黄河越しに蘭州の町が見下ろせます。いい景色や―。

その後、2杯目の牛肉面を探すために地球の歩き方に乗っているお店を探しに行きますが、どれも店の姿はなく完全に騙されました。(結構歩きました。地球の歩き方って半分くらいあてになりません。)歩いてて気づいたのは意外とムスリムが多いこと。新疆も近くにありますしだんだん割合も増えて行きます。

橋をもう一度わたって元の場所に戻って牛肉麺を食べます。どの店も7元です。

さらに宿の近くでもう一度牛肉麺を食べました。最高です。

夜、この青年旅舎では飲み会が開かれました。(毎晩やっているみたいです。)中国人オーナーやそこで働く人、今日たまたま泊まってるロシアの女の人と仲良く酒を飲みかわしました。

オーナーは日本リスペクトで宿の内装も和装でした。その宿に初めて来た日本人だったらしく、日本の事について色々聞かれたり、お互いの文化について話し合ったりしてとても有意義でしたね。これこそが旅の醍醐味というものかもしれません。しかし、ロシア人、蘭州人お酒強すぎないか?もうちょっとで死ぬところだったぞ?

次回、嘉峪関で炎天下2時間歩きます。

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