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熱海では「梅」と「桜」の祭りを開催します!

新しい年が明けると、熱海は春がやってきます。今年は日本で最も早く咲くと言うと「梅」と「桜」のお祭りが開催される予定です!

熱海梅園 梅まつり 2022年1月8日~3月6日

第78回、熱海梅園で梅まつりが開催されます。
熱海と言えば「梅園(ばいえん)」と言う人もいらっしゃるかもしれません。熱海梅園は1886年(明治19年)に開園しました。今では観光スポットとして多いの人が訪れますが、最初に造成された目的は違うようです。

「噏滊館(きゅうきかん)」の運動施設として造られた

1885年(明治18年)に岩倉具視が大湯間歇泉(おおゆかんけつせん)の隣に国内初の温泉療養施設「噏滊館(きゅうきかん)」を作りました。その時、実際に動いたのが内務省の長与専斎です。しかしその時、温泉だけではなく、適当な運動をする場所が必要だと提唱し、横浜の豪商・茂木惣兵衛の協力を得て熱海梅園が開園したそうです。

期間中、園内は梅の香りで包まれます

園内には樹齢百年を越える古木を含め、60品種、469本の梅の木があります。期間中はこれが一斉に咲き誇るのではなく、早咲き270本中咲き102本遅咲き94本(不明3本)の順に咲き、例年は期間中にどこかで満開を迎えている状態です。

毎年11月下旬~12月上旬に第一号の梅の花が開き、今年もすでに開花が確認されたようです。

園内は期間中は、いつもほんのり梅の香りに包まれています。自然豊かな梅園のなかを散歩をしているだけで心穏やかになります。

梅まつりの期間中はイベントも満載

園内には足湯や梅干しなどの飲食出店や、土産店もオープンします。また週末を中心に熱海芸妓連演芸会や、剣舞、大道芸などの催し物も開催。甘酒の無料サービスなども行っています。

梅園は土の道も多く、斜面をあがって散策するイメージです。なので特に女性の方は歩きやすい靴で行くといいと思います。

あたみ桜糸川桜まつり 2022年1月8日~2月6日

第12回あたみ桜糸川桜まつりも開催されます。
会場は、市内の中央部に位置する糸川沿いの「御成橋」から「桜橋」まで。週末には色々なイベントが行われるほか、16:30~23:00まではライトアップも実施中。

2021年12月20日現在の糸川のあたみ桜


インド原産の寒桜で「カンザクラ」と「ヤマザクラ」が親

「あたみ桜」は毎年1月上旬~2月に咲くインド原産の寒桜の一種です。
明治4年頃にイタリア人によってレモンやナツメヤシとともに熱海にやってきました。その後も、市民が「枯らさないように」と丹精込めて育てた結果、この時期、糸川沿いだけでなく熱海はあちらこちらで桜が咲いています。

あたみ桜の花粉形態を分析した結果、ルーツは台湾・沖縄産の「カンヒザクラ」と日本の暖地に自然分布する「ヤマザクラ」が親であると推定されています。

あたみ桜は、下田の御用邸(昭和47年)、伊勢神宮(昭和48年)、 東宮御所(昭和51年)に献上され、全国の人に広く知れ渡りました。
昭和40年に開かれた「花いっぱい運動」で「あたみ桜」と命名され、 昭和52年4月10日(市制40周年記念)には熱海市の木に指定されています。

この時期、熱海の街は桜でいっぱいに!

糸川沿いには現在、57本のあたみ桜があり、早咲きから遅咲きまでそれぞれの木によって開花時期がかわるので、期間中は桜がたっぷり楽しめます。
また糸川沿いは町にあるため、近隣には飲食店がいっぱりあります。
ぜひあたみ桜だけでなく、熱海のグルメを堪能してください。

またあたみ桜は糸川だけでなく、海浜公園、サンレモ公園、梅園前市道、親水公園渚デッキなどでも観賞できます。
まだまだ寒いですが、熱海は花盛り、春の訪れもヒシヒシと近づいているようです。

感染対策をしっかりしてぜひ、日本一早咲きの「梅」と「桜」をダブルで楽しんでください。





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