本の星座第二夜　「言葉」の秘密に迫る〜宮沢賢治『注文の多い料理店』

2022年10月3日 20:09

こんにちは。岡田です。

下北沢の古本カフェ・バー気流舎で、宮沢賢治の言葉を読み解くイベントを行います。

日時：10月9日（日） 18:00〜
場所：気流舎 http://www.kiryuusha.com/
参加費：ワンドリンクのご注文をお願いします。
予約：不要

「本の星座」は、本に導かれて語り合いながら、日常に隠れた文化の宝石を探すワークショップです。

第二夜のキーブックは、宮沢賢治の童話集『イーハトーヴ童話注文の多い料理店』。科学と芸術が調和する作風で知られる賢治は、郷土・岩手に「イーハトーヴ」という詩的な名前をつけることで、土地にの新たな魅力を生み出しました。

今回のイベントの目標は、賢治が言葉の力で故郷の風景を変えたように、言葉の力で私たちの日常を変容させるヒントを見つけることです。

まず、宮沢賢治の「イーハトーヴ」についての文章を解読するトークタイムを行います。

次に、実験ワークショップ「音の言葉、言葉の音」を始めます。

「かぷかぷ」「ドッテテドッテテ」。賢治が多用する個性的なオノマトペ。感受性豊かに世界と触れ合うことから生まれてきた、みずみずしい表現です。
もし、オノマトペだけで会話をしてみたら、何が伝わるのでしょうか？　言語の誕生にまつわる新しい発見があるかもしれません。

キーブックを読んでいなくても参加できますが、読んでいるとより深く楽しめます。

キーブック
宮沢賢治『イーハトーヴ童話注文の多い料理店』
今回は童話部分ではなく、広告文と序をメインで扱います。

・広告文

・序

書籍『宮沢賢治全集８』(ちくま文庫)にも収録されています。

■プロフィール
本の星座
本と本のつながり、人と人のつながりが織りなす星座が生まれるワークショップです。本に導かれて語り合いながら、世界の秘密を探ります。

岡田基生
書店員、研究者。大学院で日本哲学を研究し、今は本を扱う仕事をしている。目指しているのは、日々の生活を詩的で豊かなものに変容させること。気流舎のお気に入りメニューは、ラムチャイ。

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