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にしかぜ〜ライブハウスに救われた一人のおじさんの話〜

ライブハウス通いを始めるまでは、毎日嫌な現実(仕事)と向き合い職場と家をただ往復する日々、休みは家に篭りゲームをやるのが関の山、友達もおらずどこにも出かけない。どうしようもないおじさんだった。楽しみなんて殆どない、死ぬ必要がないからただ生きているそんな感じ。死んでもいないけど生きてもいない。

2019年の誕生日にyoundのライブを初めてライブハウスで聴いてすごいなぁと思った。ライブ後にそそくさと帰っていたら挨拶したかったのにとTwitterのDMでメッセージが来て、インディーズライブというのはこんなにも客と演者が近いのかと改めて思い。またよかったら来てくださいと言われ、コミュ障おじさんはこの1回きりでもよかったんだけど、次のyoundが出るライブを予約することに。それがーーーー。

西風Vol.37

西風Vol.37
大濠公園ほど近くにある福岡Peaceという小洒落たライブハウス。
とても良いイベントだった。語彙力がないのでなんとも言えないけど
とにかく素晴らしいライブだった。ライブハウスってこんなに楽しいんだ
と感じた。1回きりで辞めるつもりだったライブハウス。
このイベントに来たおかげでまた行こうと思えたのは事実。
帰ってる最中に、主催のあすかさんからTwitterに挨拶できなくて〜という
コメントが来ました。コミュ障なので誰とも喋らないように逃げるように
帰ってましたからね、、、。
これが西風というイベント、あすかさんとの出会いでした。

ライブハウスを知って人生が変わったんです。楽しかった。
コミュ障で、ライブハウスで人と交流するのは苦手だったけど
音楽を生で聴けるのは最高だった。
音楽を楽しみたいけど、人と接するのが苦手だから
ライブハウス怖い、この二つの思いがあるせいで
何度もライブハウス行くのやめようかと思ったりしたけど
結局、今も行き続けているのは、ボクがコミュ障であることが分かっていても
優しく声をかけてくれる、MaSさんだったりお客さんだけでなく、秘密の店長や
あすかさん、推しバンドの方々。さらにはボクが描いているライブ漫画を
実は読んでますと声をかけてくれる方々。
その中でも、ライブハウス通いの最初の決め手となった西風。

西風Vol.38

そして2019年、年末。西風Vol.38が開催。
2019年はyoundを追っていた年で、この西風Vol.38と9月の台風最接近の最中に行った
gigiのライブ(NYAIが出ていた)だけがyoundが居なくても行ったライブでした。
西風Vol.38は前回とは変わって福岡のバンドが集まった。
福岡のバンドの層を厚さを感じた。今思えば福岡のバンドシーンはこんなものじゃないぐらい厚く熱くいいバンドがたくさんいる。
このライブでNYAIをこれから推すと思った。nape’sもよかったな。

その後、世は大コロナ禍時代。
2020年はライブハウスのライブがごっそり中止。
あまり行けなかった。
2020年のコロナ禍の真っ只中にライブハウス秘密がオープンする。
それまでのボクの主だったライブハウスUTEROに加え
秘密に通うことが増えていく。

年が明けて5月。
ボクの最推しバンドがついに秘密のステージに。

緊急事態宣言で時間は早まりアルコールの提供もない開催。
3組ともとてもよかった。
何より最推しのYOUNDが大好きなライブハウス秘密で見れたのがよかった。

次の西風は翌週。このイベントが別のライブで初告知された時
MaSさんがおぉ〜とボクの方を見るぐらいボクが喜んだやつ。
そう。Looisbosだ。ホリデーレコーズのヘビーユーザーであったボクが
ホリデーレコーズ経由で知ったLooisbosが秘密に来たのだ。しかもNYAIと対バン。
さらにはSudae May Club良き哉。
シャンモニカのCDをシャンモニカのBASEで購入したらお手紙入っていて福岡に行きますのでよかったらぜひと書いてあって、もう予約してありますよと一人ニヤリとした思い出。

そして同じ6月下旬。この頃、西風のペース早いな。
NYAI以外は初見でLADY FLASHめちゃくちゃよかった
PANIC SMAILEかっこいい。西風はボクに新たな良い音楽を教えてくれる
そんなイベントでもあります。

次は10月。ドペクターズが秘密に。行くしかないし、当時ミランバーズのドラムやってた方がいる石の犬を一度見てみたかったので予約した。
熊本のWendy York Standもよかった。九州熱いぜ。

年末は熊本、福岡からそれぞれ3バンドの対バン
熱かった。熊本もすげぇなと思った。
K-19は初めてのライブハウスにYOUND見に行ったときに対バンでいたんだよね。

静岡のシンガーソングライター オケラ2号。
Twitter経由で知り合い、MaSさんと静岡富士宮へ遠征。その後、彼が当時やっていた
ラジオ配信でNYAIのまぼろしをカバーそれを聴いた僕とMaSさんがTwitterでもろもろ報告。福岡に呼んでほしいとツイートしたらすぐにあすかかさんが呼びますと言ってくれトントン拍子に来福となった。とても嬉しかった。さすが西風だ。
対バンにNYAI、熊本のデビュア8000cc、広島のウサギバニーボーイとは
最強の布陣。

同じ月のこの西風もよかったなぁ。
シトムズ大好きだし。
SetagayaGenicoを知ったのはこのイベントだったはず。とても良い。

年末はこちらCobalt boy、ダム狂い以外は初見。大分のネネカート
熊本のtika!sui初見の二組ともよかった。さすが九州のバンドだ。熱い。

年明けてこちらの西風はすごかったね。久しぶりのfolk enough
石頭地蔵ヤバい(褒め言葉)aldo van eyckかっこいいよね。
ZOKUDAMSは鹿児島なので頻繁に聴けないけど好きです。

LADY FLASHの名盤「どこにもいけないドア」ツアーで西風
この日確か途中からしか来れなかった記憶。LADY  FLASHとNYAIが出るならマストである。


5月、西風〜あこーすてぃっく〜
西風の弾き語りイベント。安増さん大好きだし、ハチマライザーの八丸さん
魚座の藤井さんに山本海さん。良い。
中村心遥、マーライオンが初見だった。好きな音楽と知らなかった音楽に出会える。
これがライブハウスの醍醐味であり、お目当てが終わると帰る人とかもいるけど
勿体無い。

同月、Doit Scienceのサマリーさん、MaSさんのお友達。
初見が多かったけど全然構わない知らない音楽を知れる楽しみ。
そして迷いクジラの爆音、最高だった。

2023年7月猫科のバンドが二組でる西風。
熊本のセリグマンの猫いいよねほんと。
福岡の猫科Ocelottも良い。abysal、SOLAR、Takeshi Yamamotoも良かった。
知らないバンドがいても安心して楽しみに行ける。
ライブハウスはそんな場所であって欲しい。
最近、ライブハウスの内輪ノリが嫌いだというのが少しXで界隈を賑わせていたが
そんなことはない。そんなもん初めて行ったら誰でも疎外感感じるし
知らない人が多い箱に行けばそうなるやろいきなり、馴れ馴れしくして来る輩が
いる方が怖いわ。音楽が好きで楽しみにたいなら内輪ノリなんて気にしないで
通えばいいんだよ。そしたら仲良くなって自分もその内輪に入って楽しめるだろ。
まぁボクはコミュ障なので5年経っても内輪に入れている気はしないし疎外感を感じる日もあるけども、それでも5年通えているのは、ボクのコミュ障を分かっていても声をかけてくれる方々がいるおかげだ。

そして今年。

ナルコレプシン久しぶりに見れた(多分2回目)かっちょいい。
ウパルパengeiもMaSさんにいいよと言われて見たら良かったね。
中でもこの日はPeach Fuzzを知れて見ることができたのが良かった。
京都のバンドなのでしょっちゅうは見れないだろうけどまた見たいな。

そして昨日

ミランバーズのソノカワさんに誘われていた。

夕方の送迎時間、この日職場の近くのベスト電器スタジアムでアビスパの試合が。
最悪だった。時間的に車の渋滞が考えられる。そして案の定渋滞。
定時に上がれればトップバッターのミランバーズの最初は難しいにしても後半数曲は聴けると思ったのに定時に上がれず、バスを一本逃し結果到着したのがミランバーズ終わりの転換の時でした。すみませんソノカワさん。

Curve Mirrors

2組目、Curve Mirrors。
わーこれはいいぞ。大分にもまだまだいるぞ。と思った。
まぁ大分のバンドはあまり知らないんだけど(THE HOLDENSぐらい)

DimDamDonkey

北九州のバンド、久しぶりだった。かっこいいね。ベース良い。
声が良いわ〜。

Cobalt boy

いや〜さすがのコバボ。春はいいですねコバボの曲。
新曲がめちゃくちゃ良かった。
これは、次のアルバム、SANSO超える名盤となるかな?
楽しみにしてます。

GOAT BELL

トリは大分GOAT BELL
ヤギのすず?
名前を聞いて放牧民と大自然を感じる牧歌的な歌を歌うバンドかな?と思った。
1曲目から持って行かれた
なんだこのバンドめちゃくちゃすごい
壮大な大自然の風を感じた。すごい。
まさにGOAT BELLな感じ。何言ってるか分からんけど。
物販なくて無念。CDとかあれば絶対買ったのにな。

終演後、コバボのステッカー購入。素敵。見知った顔もたくさん。
コミュ障でどうしようもないおじさんが5年もライブハウスに通った結果
一言二言でも声かけてもらえる人がこんなに沢山いて話はしなくても絶対見たことある人が沢山いてほんと内輪ノリが嫌とかそんなこと考えないで楽しめばいいのになと思う。ボクは41になるまでこんな重いドアの向こう側にこんな素敵な世界があるなんて知らなかった。もっと早く来れたら良かったとも思うけど、今はこれで良かったとも思う。若かったら感じ取れなかったり交流できなかったりとかあったかもしれない
四十路でライブハウス通いにハマったからこその何かはある。そう思う。
帰り際に、MaSさんたちに打ち上げに誘われたけど、さすがにコミュ障が
推しバンドさんと打ち上げは緊張しまくるし、終電なくなってしまうしね・・・。
参加したい気持ちと緊張する気持ちと今回はネガティブの方が勝ってしまった感じですかね。この感情はボクがコミュ障である限りずっと付きまとうよね。
ライブに行き続けるかどうかそれはコミュ障がライブハウスに吐き気を催すくらいの緊張に対してライブハウスたのし〜音楽サイコーみんなありがと〜〜の気持ちが勝てるかどうかです。
ボクが西風という素敵なイベントに参加した回数昨日で17回目でした。
西風、あすかさんありがとうございました昨日もとても良いイベントでした。

それではまた、どこかのライブハウスでお会いしましょう。


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