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自分との対話と言葉

言葉とは。

ふと、自分の中での言葉の存在に面白味を感じた。言葉とは何だろう。

音声や文字などにより表され、特定の意味を伝達する手段となる表現および表現の体系のこと。

引用:weblio
https://www.weblio.jp/content/%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%B0

意味を伝達するための手段となる表現。伝達手段の一つである文字そのものは、記号でしかないが、意味がのって使われるとそれは言葉になる。目的は何かを伝達すること。自分以外に伝達する際にはさらに、相手に意味が伝わるのかを意識しながら使うことになる。

面白さを感じたのは何だったのだろう。

それは、自分に対して伝達する時にも言葉が使われるという点についてだった。ここでもう一つ、文書を引用する。

言葉とは、心の中に概念としてイメージできる要素をさまざまに組み合わせて、新しい概念を構成し、自分や他人に伝達することのできる道具だ。

引用:imidas.jp
https://imidas.jp/jijikaitai/k-40-087-14-01-g517

こちらの表現には、自分という文字が含まれていた。心の中の概念を自分に伝達するための道具とされている。

言葉は音声や文字で表された、意味を伝達する道具であり、どのような道具を使っても伝達することができればそれは言葉になるのだろう。

自分と対話する時に、日本語の文字を使うことがあるのだが、そもそも自分と対話するなら、日本語である必要はない。もちろん文字である必要もない。

自分の中にある概念を自分に伝達するために、わざわざ文字にするという活動は非効率にも思える。語彙力が低ければ伝達できる情報量も十分でなくなり、伝えたかった意味が消え去ってしまう。さらに、暗黙的な文脈が含まれると厄介である。

文字ではない方法で、自分自身と対話する ことができたら。もっと情報量の多い対話ができ、クリエイティブなのではないか。

伝達して心を動かすために、響く媒体は何か。もっとも効果的な媒体は何か。デザインでメッセージを伝えるために相手のことを考え共感し、言葉を伝えるのと同じように、自分との対話もデザインしていくと楽しそうである。

ふと思い返せば、文字ではない道具で自然と対話していることに気づくが、改めて意識して考えると面白い。

とりあえず、何か素敵な写真を明日の自分に送っておこうと思う。

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