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「『過去の自分』に向けて書きましょう」がピンとこない 9月16日(土)の日記
7時過ぎごろおきる。
みんなで朝ごはん。
コーヒーを飲む前、夫と二人で涼しいうちに2階の部屋の掃除をする。
この掃除はいつものルーティン作業なので、二人で喋りながらやっている。
今日はこんなことを話した。
◇
「(ブログ記事などを)発信するときって、『過去の自分に向けて書くといい』ってよく聞くけど、わたしあれが全然ピンとこなくって。やろうと思っても上手くできないんだよね…」という話題をわたしが持ちかける。
要は、過去の自分と同じ悩みを持つ人は必ずいるから、その視点で発信すれば必ず誰かの役にたつ、ということなんだけど、
いざ(わたしの場合は漫画で)過去のモトコに向けてなにかを言おうとしても、全然メッセージが出てこない。
あの考え方って、向き不向きがあるよねぇ!みたいなことを二人で話す。
非常に恥ずかしいんだけど、わたしはこの件に関して、「自分は過去に興味がない、未来思考の人間だからピンとこないんだ」という、さもわたしは人と違うんです的な、ポジティブな言い訳を自分のなかで用意していた。
夫は「あぁ、たしかに。俺もけっこうそれピンとこないかも…」と同意する。「過去の自分になにを言っても、聞き入れなさそう」
うんうん、わかる。たとえばあの時とかさぁ…と、これまでの20年間の結婚生活でおきた出来事を振り返って、アドバイスを聞かなそうな過去の自分たちのことを笑いあう。
わたし達ってやっぱり似たもの夫婦だねぇ…夫も過去より未来志向だしね!なーんて言いながら…。
けど、話していてふと気づく。
過去の自分に何か言いたいときって、なにかに「失敗」して「後悔」している時だ。
それを未然に防ぐために、未来の自分が「それは間違いだよ。そのままいくと失敗するよ」と止めてくれるから有益な情報となる。
「あ!ピンとこない訳がわかった…!わたし、失敗も後悔も、表に出すのがすごく嫌いだった。だからそういう感じで発信できないのかも…。」
過去の自分を救うには、失敗もまるっと認めて発信しなければいけない。見栄っ張りで格好つけたいわたしにとって、それがなにより痛いんだ。
未来志向といったら聞こえはいいけど、ただ過去を振り返って反省したりするのが苦手なだけだったわ〜と、気づいてしまった。
◇
けどこれを書きながら、いろんなことを失敗と思っていない自分が、やっぱりまだいる。
若いころ、ちょっとした詐欺にひっかかったことや、しょーもない男性とデートしたこととかも、あれがあるから今がある…と思っている。
今朝は、単に認めたくないだけなのかなと思っていたけど、どうやらそうじゃないのかも?自分のことなのに、よく分からない。
自分が「失敗を認めていない」のか「失敗を失敗と捉えていない」のか、どっちかわからなくなる。
もうちょっと整理したいけど、すごい時間になってしまったので一旦寝てまた考えます。
おやすみなさい。
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