オンラインミーティングでもホワイトボードが欲しい、その解決とオンラインミーティングの方が得意なこと

プロジェクトマネジメント集団であるコパイロツトの定金なのですが、私は職業柄、会議ではファシリテーションをすることが多くあります。最近はご存知の通り、COVID-19の影響でオンラインミーティング(全員個別ログイン)でファシリテーションしていますが、どうもうまくいかないことが増えてきました。
今回はそのことについての分析と解決策について記述しようとおもいます。

テレカンで困っていること第1位(私調べ)

オンラインミーティングがうまくいかないなーとおもう、大きな理由の一つが、認識合わせのための最速アウトプットツール手を使って記述するホワイトボードをみんなで共有できないことです。
いつもならホワイトボードに書いてまとめて認識をあわせるのに!ということが何度もありました。

みなさまも、口頭での伝達しか使えない結果、もやもやとしたままミーティングが終わっていませんでしょうか。改めて手書きで書いたもので認識合わせをすることの便利さを改めて感じているのではないでしょうか。

なぜそんなに問題なのか分析

認識合わせというものは、オフラインワーク時代では半分ぐらいはできて当たり前のプロセスになっていたのではないでしょうか。

同じ場所で働いており、ミーティングもオフラインだと、事前にある程度コンテキストもそろっており、ミーティングでの認識合わせは顔を合わせれば自然とできる、そんな感覚だったためにそこまで強く意識したこともないとおもいます。ミーティング前後の会話でなんとなく歩調を合わせていた、なんて方も多いでしょう。

ところが、オンラインのミーティングでは、いままで意識せずにできていた認識合わせがとても重要なプロセスになってきていることが露呈されました。雰囲気が感じられない状態なので、ミーティングに対するコミットメントが見えづらく、重要な意思決定をオフライン以外でおこないづらい、という声も散見されます。

導入したソリューション

オンラインによる認識合わせ、平たく言うと、オフラインの手書きホワイトボードの代替について検討した結果、Google Jamboard(アプリ)+iPad+Appleペンというソリューションにたどり着きました。

Google Jamboard(https://jamboard.google.com/)はもともとはGoogle社の会議室間のホワイトボードを同期させるデバイス「Jamboard」のために開発されたアプリケーションです。
なぜかGoogleの検索結果に「Jamboard」で検索してもアプリの方が表示されないので、ご存知ない方もおおいとおもいますがURLを直接たたけばGoogleアカウントを持っているひとであれば無料でだれでも使うことができます。

このツールが、Appleのメモよりも、miroよりも、Microsoft Whiteboardよりも、1時間程度のミーティングでサッと手書きをして認識合わせをする場合に優秀であるポイントを列挙しようと思います。

・基本的に拡大とかスクロールしないので同じ場所を見ている前程で話せる
・マウスポインター機能がある(この辺みて!ってグルグルしたりできる)
・ページめくり式のインターフェースなので直感的にわかりやすく、面積が増やしやすい
(20ページが上限で1ページあたり感覚的に1ページがA4で1枚ぐらいの感覚なので、人数が多い参加型の時は場合だとしんどいけど)
・リアルタイム同期が速いため、画面共有を使う必要がない
(ビデオ会議ツールの画面共有は別のことに利用できる)
・ブラウザでもアプリでも表示できるため誰でもアクセスできる
(iPadアプリからだとちょっとイケてないところがあるけど)
・機能が限定的でほどよく、初見のひとでもなんとなくつかうことができる
(やり直しがワンタップでできるのが意外とアツい)
・手書きのペンの種類が程よくて使いやすい
(色はもうちょっと増やしてほしいけど)

また、手書きのインターフェースとしてはiPad+Appleペン(1,2で差はない)でもSurface Proでもペンタブでも、慣れているものであれば大丈夫です。

オフラインのホワイトボードにはない効果もありおススメです

この方法によりオンラインミーティング中に認識合わせがしやすくになったのはもちろん、ホワイトボードに注目してもらいやすくなりました。
実践してみると、議論の方向性を指し示めすには、オフラインよりもオンラインの方が容易であると感じます。

ということで、オンラインミーティング+Jamboard(アプリ)をお勧めいたします!
ちなみにGoogleのJamboardデバイスはサブスクリプションがなければ買ってためしてみたいとずっと思っていますよ。

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