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Web3が新たな音楽の登竜門になるか?CNRから「ノットリーパー」発売

音楽でヒットさせようとしたら、どんなやり方があるのか?

従来であれば、路上ライブを重ね、ファン層を拡大し、小規模ライブハウスから徐々に箱を大きくし、レーベルに売り込みレコード/CD発売に漕ぎつける。

良質の楽曲がひしめく中、そこから抜きに出るのは話題性か、圧倒的な視聴機会。ランキングの上位はCMソングやドラマの主題歌で占められる。

近年はYouTubeの普及で、まずはYouTubeで再生を回し他の音楽プラットフォームに拡散させていくというのが王道になりつつある。Yoasobiの事例がまさにこれ。今更、私が解説するまでもない(のでしません)。

加えて、ダンスアプリと思われていたTikTokが、今やヒット曲に繋がる最初の入口になりつつあるという記事を、以前、noteに公開しました。

今回、Ninja DAOという日本最大のNFTコミュニティーから仕掛ける音楽プロジェクトCNR。この度、第一弾となる「ノットリーパー」が発売となりました。

9/2の18時に公開となり、現在、9/3の朝7時。公開から13時間経過した時点での再生数:829、いいね数:167。

「いいね率」(という言い方があるのかわかりませんが)が驚異の20%。通常、1%もあれば良いという感じなので、まさに見たことのない数値。

約2万人のNinja DAOメンバーが、一斉に「いいね」を押しているということが見て取れます。

一方で、再生回数は未だ1,000にも達していない。ここにYouTubeの厚い壁を感じます。

本プロジェクトに限らず、Web3/NFTコミュニティー全般に言えることですが、「外界」との間にそびえ建つ壁がとにかく高い。壁の内側でどんなに有名になっても、外界には全く届かない。さながら、ウォール・マリアとウォール・ローゼで囲われた進撃の巨人の街のごとく。

今回の音楽プロジェクトが、リヴァイ兵長率いる壁外調査隊のごとく、外界との懸け橋になって欲しいと多くのNFT民が願っています。まずはスタートラインに立ったところですので、ここから総力を結集し、YouTubeアルゴリズムをハックしていって欲しいところ。

プロジェクトの概要は、プレスリリース及びmugenさんのnote記事でも書かれているので、ご興味ある方はご覧ください。

今回、従来の音楽プロジェクトとは何が違うのかというと「NFTコミュニティー」と「メタバースライブ」の存在。NFTコミュニティーがバックアップすることで初速に貢献する。

メタバースライブを通じて、新しい音楽体験を提供するという挑戦。

現状のメタバースは、そもそも認知が低く、言葉は聞いたことあるけれど、触ったことはないし、詳しくもわからないという人が大半。

また、デバイスの方も発展途上であり、まだまだ操作性が悪い、重くて良く落ちる等の課題を抱えています。

これらは、インターネットの普及段階でも通った道。今後、メタバースならではの価値を浸透させ、デバイスの進化が伴うことで、「もう一つの音楽の楽しみ方」として確立されていくであろうと予想します。

メタバースライブに興味ある方は、是非、「メタバース×NFT×音楽ライブ」をテーマに「NINJAメタバライブ」を手がける合同会社メタマケ代表の石澤 亮輔さん(通称:ぺスハム)のツイートをご覧ください。

「自分もメタバースライブに出演してみたい」という方、いらっしゃれば、私からお繋ぎすることも可能ですので、お声がけくださいませ。

<追記>

こちらを投稿後に実に興味深い記事を見つけたのでご紹介します。

メタバースやバーチャルの世界で始まったものがリアル社会に還元(逆流)されていくであろうという内容。

これまで、メタバースはどうしても現実世界に対しては補助的存在というイメージがありました。たとえばバーチャル空間内に現実の街の再現がされたとしても、それはある意味で「現実」の劣化版でしかなかった。

(中略)

今回の『ゆるゆる書道バトル』では、バーチャルはリアルに対して「従」の関係にはありません。単につくられたものでもなく、メタバース内には実際に人(や動物)がいて、生きられているもう一つの世界があります。現実にただバーチャルを重ねているのではなく、2つの空間はそれぞれに存在し対等の関係でつながっていて、それどころかむしろバーチャルが主導的になっています。

新しい情報メディアは最初は補助的なツールとして始まります。しかしそこに住む人が生まれ徐々に居場所になると、文化の創出の起点として重心の移動が起こります

インターネットも当初は現実の補助ツールとしか思われていなかったかもしれませんが、やがて人々の生活のメインになりました。今やソーシャルやコミュニケーション、そして消費のほとんどはインターネット上でされています。オンラインが主流になったことで現実が「オフ会」になり、2chから『電車男』が生まれ小説や映画になりました。かつては文化をつくっていたマスメディアは、SNSで話題になったものを後追いで取り上げています。


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