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[kintone] クリップボードと仲良くなってもらう半自動化アシスタントを開発中

こんにちは、キン担ラボの本橋です。

本橋です

ここ最近Chrome拡張ネタをこねくり回していた中で思いついたクリップボードアシスタントツールkinToysを作り始めています。『kintoneの画面クリックでレコード情報をクリップボードにコピーする』というツールです。

※ 2024/8/28 公開しました!

どんな動きをするツールかはこちらの動画をご覧ください。(クリップボードの中身を画面右側でモニタリングしてます)

まだ公開まで至ってなくて開発途中なのですが、なかなか面白いものになりそうなこともあって自分用のまとめも兼ねてのご紹介です。

発想の出発点

ネタ元としてはここ2回分のnoteが出発点でした。kintone Café 高知のLTに向けての仕込みと、報告です。

noteの中では『一覧画面のクリックでセルのテキストをコピーする』という単機能のスクリプトを材料にしていました。

クリックすると背景色が緑色になってクリップボードにコピーされる

「長い文字列だと一覧画面で省略されてデータの取り出しが面倒だなぁ」
「TDセルのクリックイベントを拾うだけでいいんじゃない?」

とGithub copilotに手伝ってもらうデモとしてもちょうどいいな、くらいのサイズ感で作ったものでした。

LT向けのスライドを作りながら、このクリックでコピーする機能を繰り返し試していると「もしかして結構便利では…?」と思い始めます。

プロトタイプの実装開始

こうなるとセルのコピーだけではなく(あれが欲しいこれが欲しい)と頭の中の声は好き勝手ここぞとばかりに言い連ねてきます。

思いついた順に、ひとつずつ実装に加えていきます。

  • クリックした一行をまるごとコピーしたい

  • クリックした行のレコードを丸ごと取り出したい

  • レコードのhrefリンクを取り出したい

  • 集計結果を「ファイルに書き出す」とか手数が多いからテーブルまるごとcsvでコピーさせて

  • あっ、エクセルに貼り付けたいからやっぱTSVで!

などなど。

ここまで機能が揃ってくると「ちょっと便利かも」のレベルから「今まで作ったプラグインのいくつかは不要になりそう」くらいまでユースケースが発散していました。

単独のブラウザ拡張として実装しよう!

開発用のプロトタイプとしての実装だと機能がこんがらがってきたので、単独の拡張機能として独立させることにしました。そうなると必要になるのが名前です。

生成AIが最初に出してきたアイコン

そういえばDevToysリスペクトでkinToysというツールも(名前だけ)考えたことがあったっけ」と思い出しました。

「この名前を使って開発していこう」
「DevToysリスペクトなのでオープンソースかつ無料で公開予定して、機能の要望があれば取り込めるようにしよう」

と方向性が決まりました。

追加機能を盛り込めるようにもう少し実装を整理してから近々公開したいと思います。楽しみにお待ちいただければ幸いです。

おまけ

YAMLの要素を定期的に作成して追加する作業があったので、kinToysで半自動化してみました。

必要な項目をkintoneに埋め込んでおけば、あとはテンプレートに流し込んでクリップボードに取り込むだけです。

あたかも製図やお絵描きで使うテンプレート定規みたいですね。kintoneが文房具になった瞬間でした。

JSONやCSVでデータを取り出せることを考えると、RPAツールとkinToysの相性も良さそうです。仕事の中でユースケースを探ってみたいと思います!

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