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リモート映画『アワータイム』制作日誌⑧[公開&反響編]

こんにちは、映画チア部の大矢です。長きにわたった制作日誌も今回で終了

が、しかし、僕、この制作日誌、全く上手く締められる気がしません。笑

何と言っても、石田さんがキャストへの熱い思いを述べた回の次に、眉村ちあき愛について語るという体たらくを発生させたという前例もあります。笑

というわけで、最後はついに公開された『アワータイム』と、それ以降の反響について書いた僕の記事、そして、石田さんが本作のタイトルについて語った記事の2段構えで掲載します。

たぶん、とんでもない文字量になる気がしますがw、今回の記事は制作日誌史上、最初で最後の目次機能を使用するので、興味のないところはガシガシ読み飛ばすか、次の機会に回してください。(←我ながらに無茶苦茶だな。笑)

それでは、何卒、よろしくお願いします!!


『アワータイム』公開後の反響

5/11 20:00~ YouTubeにて、ついに本編が解禁!!

本作の公開以後、多くの方々から温かいコメントをいただき、様々なメディアでも記事が掲載!!

おかげさまで、公開3日間で1000回再生!そして、本日、公開10日目にして2000回再生を突破しました!!

ご覧いただいたみなさま、本当にありがとうございます。泣


そして、そして、なんと、先日、17日にはYahooニュースLINEニュースでも本作が紹介!!

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(こちらは、グループLINEにてDEGさんが送ってくれたご報告。)


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(自分もGoogle検索を使っていたら、おすすめの記事で紹介されました。笑)


さらに、読売テレビの有名ワイドショー「かんさい情報ネットten.」でも、本作の映像が登場!!


休館中の映画館スタッフと学生が作ったという、珍しい経緯を持った本作の存在は、映画界にちょっとしたムーブメントを巻き起こしたといえるのかも…….。(ちょっと、大げさすぎましたかね……??笑)


ということで、今回は、本作について取り上げてくださったWebメディアの数々をご紹介!!これらの意見を読むと、また、新たな発見があるかもしれません……。


Webメディアでの記事

(以下、掲載順で、ご紹介。)

Cinemagical シネマジカルさん。(5/10 掲載)

なんと、かなり早い段階から、興味を持っていただき、前日に記事を投稿。

本作の主演・DEGさんが、MOOSIC LAB 2019の作品『追い風』(そして、今年、元町映画館でも完全版が公開!)に主演していたことを題材に、監督・大矢のコメントや、企画・脚本の石田さんの裏話をまとめていただきました!ありがとうございます!!


映画ナタリーさん。(5/11 掲載)

次に紹介していただいたのが、映画ナタリーさん!

なんと、本編の公開からわずか30分後に記事を投稿してくださいました!!

実はコチラ、本作公開の直前に行ったイベント「チアシアター オンライン」を取り上げていただいたというご縁から、ダメもとでお願いしたところ、ナタリーさんが快く引き受けてくださり、実現!

映画ファンとして、昔から読んでいるメディアに、名前まで掲載していただいたことは、自分にとって大きな財産になりました。


・神戸経済新聞さん。(5/12 掲載)

こちらの記事では、本作でも出演している津田晴香さんが主演を務めた短編映画『はるかのとびら』をご紹介。最後に本作『アワータイム』の紹介も載せていただきました!ありがとうございます!!


まいどなニュースさん。(5/16 掲載)

こちらではZoomインタビューに答えた石田さんのコメントが……。映画館の休館から、なぜ、リモート映画の制作に至ったのか。その時の石田さんの感情も踏まえながら、作品について取り上げていただきました。ありがとうございます。


Cinemarcheさん。(5/18 掲載)

こちらでは、監督の僕、石田さん、津田さんの3人のインタビューが掲載。津田さんが本作に抱いた思いや、次回作の構想今後のミニシアターが持つ可能性などなど、盛り沢山な内容になっていました。ありがとうございます。


・CineBozeさん (5/18 掲載)

こちらの記事では、津田晴香さんの代表作『みぽりん』を手掛けた松本大樹さんが登場……!同じく、リモートワークで作られた短編『はるかのとびら』を監督したからこそのコメントにも注目です!!ありがとうございました。


・Lmagaさん (5/19 掲載)

Lmagaさんのリモート映画に関する記事では、行定勲監督や上田慎一郎監督が手がけたリモート映画や、前述の『はるかのとびら』と並べて、本作をご紹介していただきました。ありがとうございます。


はい。というわけで、様々なメディアに取り上げていただいたことで、多くのみなさまに届けることが出来た本作

「#アワータイム」という形でtwitter上などから感想をいただいたり、長らく連絡をしていなかった友達からも感想がいただけたのは、僕自身にとっても、とても大切な経験となりました。


これから、本作がどのような経緯をたどっていくのかは分かりませんが、この制作を通して得た経験は、僕にとって一生の宝です。

これからも、元町映画館と映画チア部で、様々なイベントを企画しようと思っているので、そちらにもご期待ください!!

本当にありがとうございました。


『アワータイム』のタイトルについて

最後の記事は監督の大矢くんの担当だったのですが、朝4時に「僕で上手く締められる気がしません...」というLINEが来ていたため(まず寝ろよ)急遽、石田も書きます。

公開後の流れについては大矢くんが書いてくれてると思います。じゃあわたしは何を書くのか。

そうだ、タイトルの話をしてなくないですか?
ということで、今日は「アワータイム」というタイトルについて書いて、この制作日誌の結びとしたいと思います。


実は企画立案当初からこのタイトルでした(最初は"仮"がついていましたがいつのまにか外れました)。


見てそのまま「our time」をカタカナにしただけなんですが、
なぜ「our time」なのか。

直訳すると「わたしたちの時間」
もっともこの状況下でしか描けない「今」を題材にしようというのが当初からありました。

「time」には「時代」という意味もあります。
この状況下での「今」が「過去」になったとき、「今」はわたしたちが思ってる以上に長い年月になっている可能性だってある。
そうなったら1時間や1日といった限定的な「時間」ではなく、広い範囲での「時代」として「今」を捉えないといけないかもしれない。

「わたしたちの時間」であり「わたしたちの時代」、それを描こうと「アワータイム」というタイトルを付けました。


timeを「時代」と捉えることに改めて気づかされたのはカルロス・レイガダスの「われらの時代」を見たときでした。
この作品の英題が「our time」です。妻の不貞を疑う男と、疑われた女の確実な言葉を打ち合わない心理戦と、主人公の所有する牧場の闘牛たちが本能赴くままに動く様を対比した3時間の映画です(ちなみに劇場未公開。2018年の東京国際映画祭で観ました)

「なんて内容の映画見てんねん」とか「カルロス・レイガダスって...あの??」というツッコミはさておき。
(わたしにとってカルロス・レイガダスは海外の映画監督の中でもかなり好きなほうに入るのですが、自分で言いきりますがこのリモート映画「アワータイム」はカルロス・レイガダス感ゼロです)
この映画を観たあとしばらく経っても、邦題より英題の「our time」というタイトルがすごく印象に残っており、今回の企画にぴったりだと思って仮タイトルとしてつけたという流れです。

わたしのことを元町映画館のスタッフとして知ってくださってる方には、元町の邦画(いわゆるインディーズ映画)担当と思われてるかもしれませんが
海外の映画監督はカルロス・レイガダスだけでなくミヒャエル・ハネケ、ミシェル・フランコなども大好きなので!
何が言いたいかって言うと、次です!次!いろいろ考えてることはあります。それについては今日はここまでにしときます。


5/30(土)から元町映画館は営業再開となります。
再開をしても今までのようにお客さんに足を運んでいただけるかもわからないし、当館の映画館として売りのひとつである舞台挨拶つき上映、イベント上映は当面は厳しい状況になるかと思います。

だからこそ今できることを、リモート映画として形に残せたことはわたしにとっても財産でした。本当にありがとうございました。

「アワータイム」制作日誌の連載は本日で終了し、文面でも今日で終わり感を出してしまってるのですが、これからもこの「アワータイム」をみなさんに知っていただけるよう努力していくつもりです。

劇場で直接感想を伝えてくれるのも喜びます!次は映画館で会いましょう!!



『アワータイム』

【出演】
DEG・上野伸弥・津田晴香・YUSUKE(3SET-BOB)
ひと:みちゃん・職業怪人カメレオール・竹下かおり

【スタッフ】
監督:大矢哲紀(映画チア部)
企画・脚本:石田涼(元町映画館)

【あらすじ】
オンライン飲み会で集まった幼馴染の男女4人。はじめは近況の報告やたわいもない話で盛り上がる4人だったが、突然そこに、見知らぬ人物が乱入。楽しかったはずのオンライン飲み会は予想もしなかった方向に転がっていく...。



おまけ

よくぞ、こんなところまで、読んでくださいました。笑

では、折角なので、昨日の朝4時。現在、始動中のある企画のため、眠れなかった監督より、ご報告です。

詳細は近日公開……。


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