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【3年ぶり】全国新酒鑑評会公開きき酒会で修行してきたよー

3年ぶりだね。

ああ 間違いない。

日本酒フェアだ


ということで、6/18(土)に日本酒フェア内イベント全国新酒鑑評会公開きき酒会に行ってきました。

そもそも日本酒フェアとはですが、年に一回全国のお酒を試飲できる、我々お酒のみ…つまるところ酒徒にとって神の如きイベント。

蔵元さんなんかもいらしてそりゃもう何時間いても飽きないけど、体が先に限界になるって催しなのです。

例年池袋サンシャインだが今年は東京国際フォーラムで開催

僕も10年ほど前から基本的に毎年行っていたのですが、コロナ禍により3年間はイベントそのものがありませんでした。

しかし、ついに今年復活!!今まで二部制だったのが時間を短縮して三部制になったり、人数制限厳しくなったりとありましたが、開催自体を喜びたい!!

そして中でも僕は日本酒フェアの中でも全国新酒鑑評会公開きき酒に参加して、推し蔵を決めるという重要ミッションがあるのです。

これまた、全国新酒鑑評会とはですが・・・

令和3酒造年度に製造された清酒を全国的に調査研究することにより、製造技術と酒質の現状及び動向を明らかにし、もって清酒の品質及び製造技術の向上に資するとともに、国民の清酒に対する認識を高めることを目的としています。
現在、全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会であり、製造技術と品質の向上に果たす役割は極めて大きいものがあると考えています。

独立行政法人 酒類総合研究所公式HP

とのこと。(今年の説明)

それの公開きき酒会ってことで、金賞受賞酒をテイスティングできる会なのです。受賞がすべてではないとはいえ、ともあれ技術の粋を尽くしたお酒を味わうことができる。

何なら市販されてなかったりもしますから、もう大変なことです。

ありがとうという感謝のテイスティング200杯かましてきました。(例年は入賞酒含め400以上のお酒ですが、今回は金賞受賞酒のみ。)

きたる当日朝9時、友人・・・というより戦友と開場の1時間前に集合し、会場へ向かいます。そこにはすでに10人以上の猛者が並んでました。

この風、この肌触りこそ戦争よ!・・・200以上もの日本酒をテイスティングしたら如何に飲まなかったとしても顔は赤くなるか青くなるかは明白。

そんな猛者たちが集まっているのです。

上から見下ろすと粛々と準備を進めるスタッフさんたち。ありがたい。

何だかんだで時は過ぎ、入場します。

これは一旦トイレ休憩した後に撮った写真

3年ぶりの開催にテンションは上がります。

いつもは各地域のエリアごとに並びますが、今回は2レーンに分かれ、一方通行であれば、どのように飲んでもいいスタイル。

2時間という時間で200以上テイスティングしなければならないので、これはありがたい。

また、感染症対策で、各自凝固剤の入ったコップが渡されそこに吐き出すスタイル。また、いつもはスポイトでお猪口に注ぐのですが、今回はスタッフさんが少量入ったカップを用意。

各自そこからとっていくスタイル、と感染症の対策もとりつつ短くなった時間でも確り楽しめるようにされていました。

今年、コロナ後初の開催で、かなり素晴らしい体制だったと思います。改めてスタッフさんありがとうございます。

ひたすらテイスティング

ただ、ボールペンを失念してしまい、メモを取れなかったのが唯一の心残り。

写真を撮るにとどめました。

さて、受賞酒の中には所謂プレ酒と言われるのも平然とあります。

泣く子も黙るというか大人が泣く十四代
ワイングラスに合うといえば鍋島

少量とはいえ、このレベルを飲めてしまうのですからありがたい。

一方では月桂冠、宝酒造、白鶴、黄桜、大関、黒松白鹿、日本盛といった大手蔵もバッシバシ金賞を受賞しているのもレベルの高さを感じます。

何なら複数蔵でとってる。
市販してくんないですかね。

また、Twitterでよく名前は見るけど飲んだことがない日本酒もあって純粋にうれしい。

うんまい

一方で、子供のころから親が飲んでるような地元酒があると嬉しかったりします。

超絶地元酒

今まで、受賞していなかった新しいブランドも受賞してたりと3年という時の流れも感じました。

金賞常連の新政が入賞に留まった今年、モダン系で金賞とってるのはかなり凄いと思う


「山田錦・大吟醸」だけでなく、地元の米だったり純米大吟醸だったりでの金賞が増えてきている印象でした。

どれも美味しい中でとりわけ自分の好みが見つかったときのインパクトは結構強烈です。

地域でいえば、今年も福島は金賞受賞蔵数一位(なんと9連覇)もあって非常にレベルが高かったです。

あと、個人的に三重のお酒はバランスが良くて美味しかったです。

そして今回一番、自分のフックに引っかかったのはこのお酒でした。

果物系のモダンな香りもしつつ、派手すぎない非常にバランスがとれたように思えた。

しかし、なんせメモも取ってないもんで、加えて謎のラベル。何だったのだろうとツイートしたんです。

結局その時はわからなかったのですが、そこは一番お気に入り。画像をアップにして、文言を読み取り、そこから執念で見つけ出しました。

一年不動

冊子にはそれしか書いてなかったのですが、よくよく見ると関谷酒造。

蓬莱泉・一念不動やんけ!

幻の酒ともいわれて、一時期本当に手に入らなかった蓬莱泉か。そりゃ見たことない。

ってことで、美味しかったのですが中々飲めることはなさそうです。しょんぼり。

ともあれ、3年ぶりの全国新酒鑑評会公開きき酒会は最高に楽しかったです。

また、来年!!

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