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2018年新酒鑑評会公開利き酒会に行ってきた。今年のマイフェイバリット日本酒決定

6/16(土)にありました全国新酒鑑評会公開利き酒会に参加してきました。今回で参加は5回目。全国新酒鑑評会は1911年(明治44年)に始まった歴史ある全国規模の鑑評会です。

今年は、平成29酒造年度(2017/7/1~2018/6/30)に製造された清酒の鑑評会になります。その鑑評会の入賞酒を試飲できるイベントが本公開利き酒会なのです。

今回は出品850点の内、入賞酒421点、その中から、金賞が232点ということで、ほぼ金賞酒だけ試飲してきました。何故金賞酒のみかという理由は、純粋に時間が足らないからです。それでも200種類以上の銘柄を試飲できるので大変ありがたいです。

と、形式ばった話はここらへんにして本題。10:00スタートの1部に参加。友人とは1時間前に集合します。なんせ、たくさんの人が訪れるので時間との闘いなのです。

さて、オープンと同時に東北2エリア(宮城・山形)に向かいます。この公開利き酒会はいくつかの都道府県でエリアが分かれており、並べられた日本酒を次々と試飲していくのです。北海道・東北だけで3エリア、関東は1エリアとうことからも東北勢の強さが分かります。

ちなみにこの鑑評会、勿論世間ではプレミアと言われるお酒も平然とあります。

プレミア日本酒の代名詞と言われる十四代。

今を時めく新政。大吟醸は初めて飲みました。

二つの製造場所からも入賞(一つは金賞)の黒龍。同銘柄でも製造場所できっちり分けるところも凄いですね。比べられるというのも面白かったです。

伊勢志摩サミットでも出された而今(じこん)、

広島、G7でも提供された雨後の月。

世界的賞であるインターナショナルワインチャレンジ(IWC)SAKE部門で最高金賞受賞歴のある鍋島。

端麗辛口ブームを牽引し、今も変わらず大人気の越乃寒梅。

と、外食だったらいくらかかるのだろうかという下種なことを考えてしまうほどに、有名銘柄の大吟醸を頂きました。

しかし、自分がこの公開利き酒会に来る目的は、プレミア酒を飲むためではありません。今年のマイフェイバリット蔵を決めるため、また知らない銘柄の見聞を広めるためなんです。

と、いうことで、ある程度自分が好きだなと思ったお酒を基本、都道府県1つずつ羅列していきます。(かならずしも全県ありません)。

また、上記のようなプレミア酒、月桂冠、大関、沢の鶴といった大手酒造も覗いています。いずれも美味しかったですけどね。特に月桂冠さんは4製造工場全て入賞していたり、今年は大手日本酒メーカーの技術力の高さが目立ちました。また、基本的には金賞酒の試飲です。では以下箇条書き。

北海道 男山
青森 じょっぱり
秋田 天壽
宮城 阿部勘
山形 花羽陽(ベスト)
岩手 岩手誉
福島 笹正宗、榮四郎、學十郎
茨城 結ゆい
栃木 旭興
群馬 水芭蕉
埼玉 力士
千葉 東魁盛
神奈川 盛升
長野 高天
新潟 越後桜(1番辛口でキレ)
富山 羽根屋
石川 日榮
岐阜 始録
静岡 開運
愛知 國盛
三重 三重の寒梅(寿司に合いそう)
滋賀 喜楽長(キレ)
奈良 豊祝
和歌山 紀土
兵庫 福寿
島根 出雲富士
広島 美和桜
香川 金陵
愛媛 酒仙栄光
高知 豊能梅、土佐鶴
佐賀 東長
大分 ちえびじん

()内は特筆していた自分のメモです。見識を広める目的があるのでなるべく自分が知らない銘柄を選んでます。阿部勘や羽根屋、開運、福寿、紀土は元々好きなのですが、ぐっと来てしまったので選んでます。

今年のベストは山形の花羽陽(はなうよう)に決定しました。

県全体として好きだったのは宮城・長野・新潟です。
宮城は昨年同様ですが、勢いを感じます。

長野はジューシーな味わいで若い人に受けるんじゃないでしょうか。

新潟は端麗辛口!のイメージから脱却してきているように感じます。非常にバリエーションを感じて、元々銘酒で有名な県ですが、さらにユニークなお酒が増えてくるように感じました。

こんな感じで毎年楽しんでいますが、勿論考えの違いから出品していない蔵元さんもいますし、料理との合わせ方や飲み方で味わいは変わるもの。

一つの参考として今年もお酒を楽しみたいと思います。

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