駿台の講師紹介(数学科編)

こんにちは。現在私は新幹線で小旅行から帰っているところです。まだ到着まで時間がありますので駿台数学科の講師について記事を書いていきたいと思います。書き方は英語科編と一緒なのでまだ見てない方はぜひ一読お願いします。

○箕輪浩嗣
★★★★★★
代ゼミと掛け持ち。エレガントな解答ではなく基本に忠実な解答を示してくれるため授業の再現性が高い。難問も基礎の積み重ねということを教えてくれる。解法のポイントや重要な発想を黄色チョークや赤チョークで◎を書いて示す。これがものすごくわかりやすく、予習で問題が解けなかった時の視界がクリアになる。前期中はcheckで基本事項をまとめてくれるため苦手な人でもついて行きやすい。初回授業では自身の参考書を強く推す。前後期どちらも授業で「僕の本に書いてる」とさらっと宣伝したり、前期後期終講時にも宣伝してた。実際良書らしいので興味があるなら買うべき。(私は買わなかったが)

○湯井定行
★★★★★
初回授業で始まりの挨拶を聞いて驚かない人はいない。前期後期ともに問題ごとにポイントや要項をまとめてくれるためありがたい。口頭で方針を説明した後解答を板書し、その解答に生徒が躓きやすいところは黄色チョークで説明を付け足してくれるため解答が解読不能になることはない。ただそのために板書量が多く、板書スピードも速いため注意。どちらかというと苦手な人向けなので得意な人は冗長に感じるかもしれない。時間配分も上手く、補講を組むことなく全問解説をピッタリ終えてくれる。(最後の一問はプリント対応になるかもしれないが)

○野崎翔太
★★★★★
代ゼミと掛け持ち。口頭で方針を説明した後解答を板書していくオートゾックスなスタイルでクセがないため誰にでも受け入れやすい。提示される解答は少し天才的なところもあるため苦手な人には少々キツい時がある。が、それは稀なので過度に身構える必要はない。基幹教材では毎回補充問題が配布される。加えて後期の授業では予習のための補助問題も配布される。また大学別対策の授業や特講といったハイレベルな講習では解答を配ってくれる。大学別対策の授業や後期からは問題の解答の前に考え方を板書してくれるため苦手な人にもわかりやすい。質問対応も丁寧。2022年度名大実戦の格子点の問題は師作成。

○松永光雄
★★★★★★★
神。高速で非常に濃密な授業を展開する。解答は生徒が再現しやすいものを提示してくれるため苦手な人にもわかりやすい。板書はかなり速いので注意。前期授業では黄色チョークで各分野ごとの要項や攻め方を教えてくれる。基本を重視してくれるため得意な人も苦手な人も得るものが多い。後期授業では黄色チョークで応用的な攻め方も板書してくれるが口頭による説明が中心。この口頭説明が授業の本質でもあるので適宜メモしよう。毎回補充問題を配布してくれて、稀に特定分野のプリントも配ってくれる。1枚5000円。第一志望に受かったらタダ。先生曰くまだ誰も金を払いに来てないからおそらくみんな第一志望に受かってるとのこと。教室に入ってくる時眉間に皺が寄っていて怖く見える。初回授業では厳しいながらも激励メッセージを送ってくれる。生徒からの人気も凄まじく、授業をほとんど切ってる人でも師の授業には出席する人もいる。中には授業終わりに補充問題のプリントをパクってく他クラスの者もいる。(やめましょう) 怒ると結構怖い。どの先生でもそうだが授業は真面目に受けよう。2022年度は名古屋校の講習会で締切・残席僅少講座の数が1番多かった。質問対応は非常に丁寧。どんなに基本的な内容でも答えてくれる。(煽られるかもしれないが)(ただし女子はこっそり教えてくれる)(差別ではなく区別とのこと)

○小山功
★★★★★★
学研プライムゼミと掛け持ち。冷静だが熱血で、かつ生徒立場のわかりやすい授業をしてくれる。問題に入る前に方針を示してくれる。その時に格言をよく言う。口頭での説明も多いので適宜メモしよう。他講師とは違い黄色チョークよりもオレンジチョークをよく使う。板書が早いわけではないが進むペースは早い。そのためテキストの問題は途中で全部終わり、残りは持ってきた追加問題をやる。質問対応はいい。ただ簡単な質問をすると逆に質問されまくるらしい。入ってくる時に挨拶をするので積極的に返そう。爽やかな声でありがとうと返してくれる。凡人ならどう問題に対応するかといかに自分が凡人であるかのような発言をするが持ってきたテキストが真っ白なのもおもしろい。板書ミスした時の冷静さをなんとか保とうとしている姿は必見。おもしろい。問題文にツッコミを入れた時のニヤケにつられてこちらもニヤけてしまうのもおもしろい。祖父の葬儀で休講を出した時に自分の父親と祖父の命日が同じなのを1/365の確率だとはしゃいでたのもおもしろい。後期最終講では涙なしでは聞けないほどの激励メッセージをくれる。

○五藤勝己
★★★★☆
学研プライムゼミと掛け持ち。独自に体系化された数学を教えてくれる。そのため§の制約が入ると真価がわかりづらい。講習や大学別対策の授業では大いに発揮される。一般に出回ってない積分の計算方法を教えてくれる。計算が速くなるためおすすめ。以上のように講義内容が独特なので評価は割れる。だが合わなくてもアンケートで批判をしてはいけない。滑舌が悪いためたまに何と言ったかわからなくなる。また板書は速く、字は汚いので注意。雑談もちょくちょく入る。ただ自分語り的な内容も多いためそれを嫌う人もいる。だがアンケートで批判をしてはいけない。通期はそうでもないが講習だとよく延長する。前期授業は要項プリントを使って知識を整理することに重点を置くため、テキストの問題は軽めに扱う。後期は解答を板書するスタイル。方針の説明があまりなく、知識の確認も前期やったと一蹴されるため夏期の内にしっかり固めとくべき。後期から担当が入る人は必ず前期の内容を何かしらの方法で習得すること。じゃないと講義についていけない。(というか前期習ってた自分もキツかった)何度も言ったがアンケートで批判をするのは絶対しないこと。

○雲幸一郎
★★★★★★
大学への数学でお馴染み。エレガントな解き方ではなく数学の基本に忠実な汎用性の高い解き方を教えてくれる。提示される解答は解法暗記に頼るような解法ではなく数学の基本に則った簡素で美しいもの。数学なんて答えが合ってればいいという考えがいかに甘いかを痛感する。板書は基本白チョークしか使わない。たまにオレンジや黄色を使う程度。声が小さいためボソボソと喋ってるように感じることもある。また3分遅く来て5分早く終わるため実質授業時間が減る。減らした授業時間内で簡素な板書に授業の全てを詰め込むところに師の凄さを感じる。毒舌であることで有名。攻撃対象は生徒から文部科学省まで多岐にわたる。なかなか聞いててどぎついものもあるがこれは師なりの愛情表現であるためしっかり受け止めよう。ちなみに毒舌を言ってるのは予習をしてないためその場で問題を解いている時らしい。その時教壇の端から端を行き来している。それを知ってしまえば可愛く見える。背が低く茶髪も相まってリスみたいに見えてくる。かわいい。毒舌の時にはなんかニコニコしてる。かわいい。授業用のマイクが取れないと言ってクラス担任を呆れさせたこともある。かわいい。DASH特別授業の日に講師室で大島先生と大声で笑うほど談笑を楽しんでいたこともある。かわいい。

アンケートというのは前期と後期に1回ずつ受けている授業や講師についての質問に答えるものです。講師に対する要望等を記述できる欄もあります。

駿台数学科は数学が苦手な人から超得意な人までというように対応しているレベル層が非常に広いためどの講師の授業でも得られるものが非常に多いと思います。実際私も駿台で授業を受けたことで共通テスト数学では現役時と比べて40点アップ、国公立大二次試験数学では現役時2完→全完することができました。数学の力をつけたい人に駿台は本当におすすめできるでしょう。

次回は国語科(現代文科・古文科・漢文科)の講師を紹介したいと思います。

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