駿台の講師紹介(国語科編)

こんにちは。国公立大後期日程の合否も昨日で全て出揃ったことと思います。これで2022年度の入試は全て終了したと言っても過言ではありません。私も含む受験生の皆さん、本当にお疲れ様でした。

さて今回は駿台の国語科の講師を紹介していきたいと思います。現代文科→古文科→漢文科の順に紹介していきます。ではいきましょう。

現代文科
○松本孝子
★★★★★
現関西駿台現代文科主任。駿台京大現代文の第一人者であり、京大の青本も担当している。2022年度の理系クラスでは主に共通テスト現代文を担当していた。読解法は関西駿台の読解法と多少異なるもののオートゾックスで癖のない方法。そのため誰でも真似しやすい。問題文を2回読み、1回目は読解のマーカー、2回目は解答根拠といった感じ。板書は簡潔なので適宜メモを取ろう。また読解アイテムというマーカーなどがまとめられたプリントをもらえる。私はこれを模試前の再確認に重宝した。質問対応は丁寧。講習の受講相談とかにも乗ってくれる。ファッションセンスが高い。マジでカッコいい。

○大熊洋行
★★★★★
ほんわかとした雰囲気の先生。教える読解法は松本先生に近くて癖がない。ただ松本先生と比べて本文読解時の板書が多く、読解のマーカーや解法の説明も逐一入れてくれるため苦手な人でも付いて行きやすい。授業初めに前回の内容を復習してくれるのでありがたい。終始淡々としているため眠くなりやすいが板書は速いのでボーっとしてるとすぐ置いてかれるので注意。初回授業で読解法と解答法をまとめたプリントを配ってくれる。そこにおすすめの参考書として駿台講師著作をいくつか載せてあるが読解法が異なる関東駿台のものや絶版のものもあるので注意。というか読解法はかなり丁寧に教えてくれるため無理して買う必要はない。(どうしても買いたいと言うなら「池上の短文から始める現代文読解」を薦める)東大文学部出身で大学時代に習ってた教授の文章を扱うときはその時の教授のあだ名について語っていた。

○河田喜博
★★★★★★
滝藤賢一に似てる。名古屋校には講習や名大突破レクチャーのみ出講。また映像の自己推薦書の書き方も担当している。ちなみに2020年度までは名古屋校に通期で来てたらしい。関西駿台現代文科の大御所、中野芳樹先生と同じ読解法を用いる。ただ中野先生と違う点は解答する際必要な要素を大量かつ高速の板書で説明する点。そのため視覚的にもなぜそのような解答になるのか理解しやすく、いい復習材料になる。普段中野先生の読解法を習っていない人でも板書にさえついていければ理解できる。話し方にとても熱がこもっている。ただかなり早口で本文読解時にメモを取るのが少し大変。板書は大量かつ高速なので注意。ただ非常に見やすい。個人的現代文講師の中でNo. 1の講師。

○高見健司
★★★★☆
山寺宏一に似ている。名古屋校の出講はなく共通テスト対策演習プラスコースの現代文の解説授業を担当している。読解法は中野芳樹先生と同じ方法を用いる。ただ読解法をかなり丁寧に解説してくれるためどちらかというと初心者向けか。共通テスト小説の解法は一度聞いてみる価値がある。プリントの質が良く復習後に見返すのに便利。

古文科
○丸谷美衣
★★★★★★
名古屋校古文科代表。非常に丁寧な授業を展開する。文法の解説はちょくちょく入れてくるため苦手な人でも大丈夫。初回授業で配られる「古文これだけは!」プリントはかなり使える。授業ではこれをメインに使っていくため忘れないようにしよう。和歌の解釈もうまい。共通テスト対策の授業では前期は文法事項を中心に講義をしていく。かなり丁寧なので改めて学び直すものも多い。後期は共通テストの問題の解き方について本格的に講義していく。読み方は規則に従って本文にスラッシュを入れていく方法。講義中に生徒の予習時の解答を見て回ることがある。その時予習をやってなくても怒られることはないが、やってないことがクラスに筒抜けになるので当たり前だが予習はやること。質問対応もかなり丁寧。物語の背景とかも詳しく教えてくれる。名大の青本も担当している。教室に入るときはチャイムと同時に「お待たせ〜」言いながら入ってくる。授業初めに挨拶をするのでしっかり挨拶を返そう。2022年度のSAクラスでは金曜の1限が師の授業であり、この挨拶が無いと金曜日が始まらないと言う信者もいた。駿台屈指の人格者。予習をやってなくても怒らない。プリントを忘れても怒らない。しかしだからといって毎回予習をしてこなかったり、プリントを忘れるということをしてもいいわけではない。優しさが滲み出てるので質問にも行きやすいだろう。余談だが、師が本気で怒った日に東日本大震災が起こったらしい。

○菅野美恵
★★★★★
着物を着ている京都美人。名前は菅野美穂と一文字違い。名古屋校出講はなく共通テスト対策演習プラスコースの古文の解説授業を担当している。授業はかなり丁寧。読み方は本文にスラッシュを入れていく丸谷先生と同じスタイル。読んでる時のスラッシュの言い方が独特。一度聞いたらマジで頭から離れなくなる。この言い方が嫌いな人もいるだろう。配られるプリントには本文の古文単語がまとめられている。本文の解説や解答の説明も丁寧。柔らかい声で解説してくれる。

漢文科
○九嶋利宏
★★★★☆
色白でごつい先生。なんかベイマックスに見えてくる。授業は単語や句法を随時板書していくスタイル。その時に色チョークを多用するためなるべく多めに色ペンを持っていた方がいい。内容や解答根拠の説明は口頭での説明になるので適宜メモしよう。問題の解き方は板書で説明してくれる。授業ごとに復習プリントが配られる。こちらも単語や句形中心。板書とモロ被り。ただ枚数を重ねるにつれて一部の単語は記載だけになり、説明がなくなるため不安なら板書は取ると良い。淡々と授業を進めるため眠くなりやすいので注意。

共通テスト対策プラスコースとは特化コースのオプションコースです。特化コースのカリキュラムに加えて前期後期に1回ずつ共通テストの類題を演習→解説授業(映像)というカリキュラムがあります。ちなみに英語の解説授業担当は先日紹介した英語科栗尾公子先生です。

国語科はこんな感じです。次回は物理科の講師を紹介します。

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