駿台の講師紹介(物理科編)

こんにちは。本日は雨で外出する気が起きません。なので講師紹介を本日中にできるだけ書いていこうと思います。残りは3つなのでそこまで時間もかからないと思いますが。

今回は物理科です。

○入江力
★★★★★★
関西駿台では珍しく微積物理の授業を展開する。線積分や微分方程式など高校範囲を逸脱した数学も積極的に使う。また問題の解き方も誘導に乗らずに一般化した式を立式し、そこから特殊な場合を求めていくという物理の本質理解を重点に置いた方法を取る。故に微積物理を使用する講師が多い関東駿台物理科が作成してる物理Sのテキストが最も活かされる講師の1人。授業は初学者にもわかりやすいくらい丁寧に行われる。その代わり授業を大幅に延長したり、補講を組むことに躊躇が無い。2022年度名古屋校SX・SYクラスでは前期の熱力学の範囲を後期に講義した。また原理や定義、一般法則をかなり大切に扱い、それらの意味は全て日本語で説明できないといけないとしている。授業では理論ノートという師がまとめた物理の理論が書かれたプリントと問題の解答プリントが使われる。どちらも丁寧で復習がしやすい。ちなみに開講準備講座の高卒標準物理では理論ノートの配布はなく板書で授業が行われ、問題の解答プリントのみ配られた。また大学別対策の授業では理論説明の時間が無いため概略のみの説明となる。授業では重要なことは2回繰り返して言ってくれるためメモも取りやすい。板書はとてもカラフルで見やすい。図をきれいに描くのにこだわっているため時間がかかる時がある。名大実戦の作問にも携わっているらしい。竹岡先生レベルで口が悪い。定義などを日本語で説明できない生徒をボロカスに貶す。また大学別対策の授業では例え演習で満点が取れても師が正しいと思う解き方じゃなかったらコテンパンに叩きのめされる。特に誘導に乗った解き方はカルト宗教と一蹴する。慣れてくると毒舌を言うタイミングがわかるようになる。ただ「俺は優しいから」と前置きして基本事項を説明してくれたり、質問にはとても丁寧に答えてくれるのでなんだかんだ優しい。基幹教材を持ってないクラスの授業では自身の講習を結構な頻度で宣伝する。(それ故後期にそのクラス全員が講習を受講した前提で授業することも…)またポケモンや青鬼が好きらしく、ポケモンの服を着たり、青鬼を理論ノートに登場させたりしている。Twitterで授業動画の予習指示をしているので通期担当がある人はフォローすると良い。またYouTubeで理論説明の動画を上げてるので気になる人は見てみると良い。

○下川和大
★★★★★
髪型がイカつい先生。稀に謎のTシャツを着てくることがある。授業は板書中心。プリントは稀に配る。たまに微積分を用いたりして深い内容に触れてくれることがある。上位クラスでは基本事項を知ってる前提で話すこともあるので苦手な人は注意。稀にマイクやおもちゃを使って簡単な実験をしてくれる。なかなか見てておもしろい。話を聞く時間とノートを取る時間を分けることが多々ある。話を聞く時間ではしっかり聞くことが望ましいが、苦手な人はそこでメモをとると良い。問題の解答は経験則に基づいた方法を取ることがある。そのため授業を切る人もいる。特にコンデンサーの解き方は独特。この方法は他の講師に批判されることもあるが、スムーズに解けるようになる。板書はカラフルかつ高速で取るのが大変。特に図は高速で綺麗に描くので見入ってたら置いてかれる。授業計画はかなり綿密で終盤駆け足になったり補講を組んだりすることなくテキストを終わらせる。後期は時間が余ったので追加で重心系の問題の解説をした。当たり前だが寝ていると注意される。夏期講習のパンフレットが配られる時期に講座の大体のレベルの説明をしてくれる。その時に自身のオリジナル講座の宣伝をなさる。ネットでは散々叩かれてるが今はテキストの内容が改善されたらしいので気になる人は一度テキストを見てみると良い。名大の青本も担当している。Twitterもやっているので気になる人はフォローするといい。

○豆谷直哉
★★★★★
茶髪の兄ちゃん。授業はクセがなく丁寧。どちらかと言うと苦手な人向け。そのため上位層には物足りなく感じるかもしれない。口癖は「覚えるしかないですね」。ただ証明は教えてくれるので闇雲に暗記を薦める訳ではない。単元が終わると<解法のまとめ>で解法を体系化してくれる。その時の板書スピードが異常に速いので注意。前期はプリントを配って定義などを確認することがたまにあるが後期はすべて板書で行われる。微積分は公式の証明とかで使う程度。後期は問題を追加して生徒に演習させることがある。問題は阪大や大市大のものが多い。授業計画もかなり綿密で終盤駆け足になったり補講を組むことなくテキストを終わらせる。質問対応もとてもいい。2022年度の直前講習Ⅱ期に初めて名古屋校で講習を持った。今後の名古屋校での活躍に期待。

○高井隼人
★★★★★★★
学研プライムゼミと掛け持ち。中村倫也に似てる。現役の初学者から東大EXまで全てのレベルで人気を集めるプロフェッショナル。名古屋校には通期出講はなく受講したいなら講習の映像講座を取るしかない。2022年度は京大突破レクチャーで名古屋校に出講した。また浜松校で夏期講習の力学特講と京大物理を担当していたので2023年度も同様で興味があるなら遠征を薦める。2018年度までは名古屋校でパワーアップ東大物理を、高3スーパー物理を名古屋校と丸の内校で担当していた。授業は最高級。真顔で淡々と毒をぶっ放しながら神授業を展開する。その毒も竹岡先生ほどではないため気にならない程度だろう。基本板書で授業が行われる。板書はシンプルな構成で見やすい。教科書に忠実な授業なので微積物理が合わない人でも大丈夫。ただ教科書のコンデンサーを断線とみなすという表現は批判していた。一方で微積物理に関しては比較的寛容。ただなんでも微積分を使うという姿勢には批判的。そのため入江先生の授業を受けてる人は混乱するかもしれない。問題解説の際にも物理の先生の問題の見方などためになることを教えてくれる。京大実戦模試の作問も担当している。講習では関西圏で締切講座を連発する。2022年度は力学特講と冬季電磁気特講の申し込みがあまりにも多すぎたことを受け師の映像講座が増設された。服装は黒主体であることが多くとてもかっこいい。高校では軽音楽部に所属していたらしく波動分野では「ギターやってる人には分かると思う」と前置きしてチューニングの話をすることもある。ちなみに高校時代はbpm180以下の曲は認めないで、ツーバスでドコドコしていないドラマーとは友達になれなかったらしい。師曰く「速さを求めるのは若さの象徴」Twitterのプロフィールに「にゃんにゃんにゃかにゃかにゃんにゃんにゃん」と書いていた時があった。かわいい。講習で設定した座標の向きが問題文と逆であったことに気づき、慌てていた。それだけでもかわいいが、この後生徒が誰も間違いを指摘してくれなかったことに「言うてーなw」と泣きついていらっしゃった。かわいい。

駿台物理科は微積分を使って大学レベルにまで踏み込んで教えるというイメージを持っている人も多いと思いますが、関西物理科は過度に使うわけではないので、講義が難解になるということはないと思います。また入江力先生の講習は名古屋校の中でも人気の講習の1つなので、取りたい人は早めに申し込みましょう。

次回は化学科です。

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