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あと2回観たくなる舞台

 以前にも書いたことのある、大学時代の旧友からのお誘いをいただいて観劇した。今回は同じ大学時代の旧友2人と連れ立って。

 はぁぁぁぁぁ…良かった。毎度毎度、良い意味で私の脳内と情緒を揺さぶってくれるんだよなぁ。
殺陣、ダンスはもちろん、それらを構成する脚本や演出まで。何度も涙をこらえたし、何度も胸が締めつけられた。


 ここには書き漏らしているが、過去にもこの「そとばこまち」の舞台は何度か観劇したことがある。今までは客席とステージの1面ずつが向かい合うという、たぶん一般的な舞台形式だったのだけれど。
今回はステージが客席側に大きく広く伸ばされて、観客は正面・上手・下手という「3面」から楽しめる形式になっていた。本来はこの「3面」形式がデフォルトなのだそう。

 その「3面」の工夫が面白いこと。正面から見れば観客に背を向けて演じている場面でも、横から見ていると演者の表情や口元の動きまで丸見えだ。ちょっと目を凝らしてみれば、ひとりひとりの小道具の細工すらも見つけることが出来る。演者の立ち回りなんかも、この「3面」が活かせるように組まれているのか…。事前にこれを知っていたら3回分のチケットを予約していたのに。
どのシーンも全面から見たくなってしまったなぁ。


 何度か観劇した、となると当然ながら。誘ってくれた旧友以外にも見知った顔の演者さんが増えてくる(なんならほぼ毎回見る演者の皆さんはめちゃくちゃ好きだ…)。

 そうすると、観劇中にちょっと思考がわき道に逸れてしまうことがあったのが困りものだった。どうしても見知った演者さんが出てきた瞬間には嬉しくなっちゃったり、「以前はあんな役をやっていたなぁ」とか思ってしまったり。
ただそれだけ、どの演者さんにも魅力があるんだな、と改めて思えた今回。「そとばこまち」を初めて観劇したというかたには、ぜひとも色んなお話に足を運んでいただきたいなと思う。そして演者さんの魅力を存分に堪能してほしい。


 はぁ、何度思い返しても良い舞台だったなぁ。まだちょっと余韻が抜けきらない。


 それにしても。回を重ねるごとに、旧友がどんどん役にのめり込んでいってしまう。今回に関しては本当に、舞台上で「彼自身」を見失った。いち俳優として、うっかり惚れそうになってしまったよ…

 私は舞台で演じる予定はないけれど。いろんな活動をする中で、彼みたいに誰かを惚れさせるような人間になりたい。負けないからな、と勝手に思っておく。


 なにより、今後の作品もめちゃくちゃ楽しみにしてます!そとばこまちさん!!!

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