事故に遭ったレッツ4、中身は一体どうなっているの?
こんにちは、今回は事故により走れなくなったバイクの中身はどうなっているのか皆さんと一緒に確認していきたいと思います。
今回のバイクはレッツ4、当店でレンタルバイクとして貸し出していたバイクです。
事故の経緯としては大通りを走られていたお客様の前に対向車線から車が右折してきて車の側面に衝突、右直事故です。
軽く見てみると外装も思ったより傷のないバイク….本当に事故に遭ったのかな?と思いました。
しかし、バイクをリフトに移動させようとハンドルを動かした瞬間ハンドルが重い….何かがおかしいと感じました。
早速リフトに上げて写真を一枚。
リフトに上げた瞬間、なぜハンドルが重かったのかすぐに理解できました。
フロントフォークから完全に曲がってしまっています….
もちろんハンドルはまっすぐにしたままです。
これだとカウルが邪魔でよくわからないのでフロントフォークを取り出してみましょう。
フロントフォークを取り外す前にレーザーを当てて再確認
しっかり曲がっていますね…..
フロントフォークを取り外す手順を簡単にまとめると
1.前方のカウルを外す
2.フロントブレーキ、スピードメーターのワイヤーを外す
3.タイヤを外す
4.フェンダーカウルを外す
5.ハンドルを外す
上の手順通りに進めていきます。
タイヤを外しアクスルシャフトが曲がっていないか確認します。
光に透かして見ると光がはっきりこちら側から見えてます…..
つまりアクスルシャフトも曲がっていたということです。
タイヤ本体のついているベアリングを手で動くか確認します。
本来は手で動かすとちゃんと動いてくれるはずなのですが…..
ガッチガチになっていて手では動きませんでした…..
タイヤのベアリングもダメになってしまっています。
続いてはフロントフォークを降ろす為にステアリングSTナットとステアリングアウターアッパーレースを外していきます。
ステアリングSTナットを外すにはこちらのプリロードスパナを使います。
これらを外すとフロントフォークの取り外しが可能になります。
取り外したフロントフォークがこちら
根元から完全に曲がってしまってますね…..
ハンドルが固いのもこれで納得がいきます。
一番下についているベアリングレースも曲がってしまい妙な隙間ができています。
横からの写真です。
カウルも割れてないし大きな傷も特にないので本当に車の側面に衝突したのかと思ってしまいますよね。
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