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歯磨きの科学
リタイア生活を株式投資で楽しむモト3の妄想エッセイ
リタイアしてから朝の時間に余裕が出来たので、ゆっくりと時間を掛けて歯磨きするようになった。歯磨き後も仕上がり具合を入念にチェックするようになると、いくつかの問題点に気づくようになった。
まず、歯に茶色の色素が沈着しているのに気付いた。タバコやコーヒー、お茶、赤ワインなどを飲むと沈着すると言われているものだ。たまたまライオンの株主優待で貰った歯ブラシに変えてから沈着した色素は落ちるようになった。
数年前に歯ブラシの先が細いタイプの歯ブラシに変えてから沈着が目立つようになったので、今回の沈着の原因は先の細い歯ブラシに変えたことが原因だと思った。
考えてみれば、細い毛先では汚れを取り除く力が弱い。毛先を歯に当てた時曲がった毛先が元に戻ろうとする反発力が汚れを取り除く力になるのだから、あの細い毛先では汚れを取れるわけがない。
ずいぶん昔、歯ブラシは硬めの方が良い、という記事を読んでからずっと硬めの歯ブラシを使っていた。硬めの歯ブラシの方が反発力は強いのだから、汚れを取り除くには理にかなっている。
細い毛先は歯の狭い隙間に入り込んで食べカスや歯垢を取り除く、という歯ブラシの機能説明を見たことがある。確かに細いのだから、太い毛先より狭い隙間に入ることが出来る。だが、食べカスや歯垢を取り除く力が十分にあるのだろうか?
虫歯の予防にフッ素が効くというのは昔から聞いたことがある。だから多くのハミガキにフッ素が配合されている。
最近、フッ素を口の中に残すため。歯磨き後のゆすぎは出来るだけ少量の水で行うのが良いと書いてるのを見た。私にはそんな話は初耳だ。
確かにフッ素を口の中に残すためには効果的だろうと思う。しかし、ゆすぎが不十分だと、せっかく取り出した食べカスや歯垢も口の中に残って、菌が繁殖するのではないかという疑問が残る。私はいまだにハミガキが口の中に残る感覚に馴染めないでいる。
私はここ10年以上、歯磨きの後に洗口液で30秒程モグモグしている。もし、フッ素を残すためにゆすぎは少量で行う必要があるなら、私の洗口液によるモグモグは虫歯には逆効果ということになる。
私が使っている洗口液のラベルには、「日常の歯磨きに加え、、、」と書いてあり、歯磨きの前か後かの順序についての正確な記載がない。ネットで調べると洗口液は歯磨きの後で使用するものらしいが、フッ素との関係まで含めて説明しているものは見当たらなかった。
自分なりにいろいろ調べてみたが説得力のある科学的な歯みがき方法は分からなかった。
私なりの結論は、硬めの歯ブラシで血が出ない程度の力で磨く。ゆすぎは少なめの水が良さそう。終わった後に洗口液でモグモグする。私の持病の口内炎を予防するためには洗口液は外せない。
<了>
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