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社内ニートをチャンスに変える過ごし方

何を隠そう、私もいわゆる社内ニートになったことがあります。
(あくまで自称ですが)

その時の状況は次の通りです。

大手JTCに10年勤務
    ⇩
職場のリーダーを経験
    ⇩
転勤を断って窓際部署に異動

このような状況で、辞めるまでの約1年間、社内ニートを経験しました。
異動後の職場の環境は以下の通りです。

  • 長年ほとんど利益を生まない部署

  • 各班一人の三交替勤務(土日祝日休み)

  • オペレーション8割の監視業務

人によっては天国のような仕事内容ですが、多動な私にとっては窓際部署のような感じでした。
職場の他の3名は、この職場で10年以上のびのびと過ごしており、彼らにとっては肌に合っていたのでしょう。

この記事では、社内ニートでの過ごし方や開き直りの大切さについてお話しします。

  • 社内ニートで落ち込んでいる方

  • 他の会社の人たちがキラキラして見える方

こんな方々の参考になれば幸いです。

社内ニートは楽園なのか?


私が勤めていたJTCは、これまでの日本を象徴するような同調圧力の強い環境でした。
そのため「みんなと同じ」行動をしないだけで干されることがありました。

もちろん、どんなに勤務態度が悪くなければ「クビ」にはならないので、ある種の生殺し状態で勤め続けることになります。
社内にいた副業仲間からは、私の異動先が「羨ましい」と言われましたが、私の場合は本業も副業も充実させたかったので、転職という道を選びました。

もし自分が社内ニートになってしまったら、

  • 社内ニートの時間をフル活用して勉強や副業をする

  • 転職活動に全力を注ぐ

この二択で開き直ってみましょう。
「クビにできない期間」を大切にし、ふてくされて毎日を過ごすのではなく、社内ニートを脱出するか、利用する方向で考えるのが賢明です。

よく考えてみてください。世の中には、

  • 月80時間以上の残業

  • サービス残業

  • パワハラやセクハラ

といったブラック企業で苦しんでいる人も大勢います。
社内ニートを悲観するのではなく「自分の活躍するステージはここじゃなかった」と開き直って次のステップにつなげましょう。

余談ですが、「開き直る」という言葉は、多くの場合「急に強気になる」「ふてぶてしくなる」といったネガティブなイメージで使われます。

しかし、本来の意味は「わだかまりがなくなる」「元の良い状態に戻る」というものです。

なぜ社内ニートが生まれてしまうのか?


社内ニートが生まれる原因は、会社側と従業員側の両方にあります。

会社側の原因としては、

  • 年功序列で若手が活躍できない制度

  • 適材適所の人材配置ができていない

  • クビにできないため余剰人員が発生

正直、これはどうしようもありません。
本人側の原因としては、

  • 仕事のミスが多く任せてもらえない

  • 仕事への意欲が低い

  • 優秀すぎて仕事が早く終わってしまう

  • 職位に対して仕事内容のレベルが低い

といった内容が代表的です。
たらい回しになっている人を、JTC時代にたくさん見てきました。
冒頭でも触れましたが、私の場合は転勤を断ったことがきっかけでした。

  • 「みんな順番で転勤しているのに」

  • 「他に行かせられる人がいない」

  • 「行かないなら異動するしかない」

といった理由で、窓際部署のようなところへ配属されました。
これには納得ができませんでしたので、窓際部署で転職活動を本格的にスタートしたという訳です。

次に、社内ニートになった場合、辞めるべきかについて解説します。

それでも社内ニートをクビにできない日本


会社の業績が悪くない限り、仕事を拒否したり、勤務態度が悪くなければクビにはできません。
そもそも社内ニートに関する規定などありませんし、出勤している以上、何かしらの仕事を与えなければなりません。

たとえそれが、退屈な作業でも「会社のために」という大義名分があれば立派な仕事と見なされます。

本人としては、

  • 「干された」

  • 「窓際部署に飛ばされた」

  • 「仕事を奪われた」

と思っていても、正社員であれば雇用期間の定めがない雇用契約ですので、会社が一方的に解雇することは原則としてできません。

まとめ

私も自称「社内ニート」でしたが、その期間中は以下のような活動をしていました。

  • 英語学習

  • 転職活動

  • 副業

これらに取り組み、約1年で社内ニートを脱出するための準備期間として有効に活用しました。
ブラック企業に勤めていたら、これほど入念な準備はできなかったでしょう。
もし自分が社内ニートになってしまったら「これもご縁」と前向きに捉え、開き直って次のステップに進みましょう!

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