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#4 一文字の法則 - スマホアプリとX

皆さんは1日のうち何時間スマホを触っていますか?よく使うアプリは何ですか?私は今、この記事を電車の中で書き始めましたが、見渡す限りほぼ全員が、スマホを見つめています。おそらくこのご時世、かなりの意志を持たないと「スマホ断ち」するのも難しいでしょう。開いた画面の最初に目に入るアプリは何ですか?X? TikTok? あるいはまさにこちら、「note」かもしれません。

スキマ時間を埋めるスマホアプリは、瞬時にユーザーを認識してもらえる、そしてタップしてもらえる識別力が求められるように思います。前回お話しした「街中の看板」と同様にこの識別というフェーズにおいて「色の力」はとても大切な役割を果たします。さらにアプリにおいて必要な力… それは、極度に制限された正方形なスペースの中で、その存在を識別してもらえる「アイコニックなデザインの力」なのでは、と考えています。

この観点でスマホを見返してみると、おもしろいことに気がつきます。アルファベット26文字の争奪戦が繰り広げられているのです。おそらくその元祖は、fを我が物にしたfacebook。このアイコンの力がアプリの普及に大きく寄与したのでは?と言っても過言ではないように感じます。決済アプリもアルファベット争奪戦がさかんですね。PayPayのP、TポイントのT、dポイントのd、楽天ポイントのR、VポイントのV… そしてnを我が物としたnoteも、なかなかの試合巧者です。

時折バズっている
「アルファベット26文字を並べてみた」

もちろん、Instagramのように文字ではない抽象的なロゴで瞬時に伝えるアプローチもありますが、アプリの世界ではかなりマイノリティに感じます。

Instagram アプリアイコン

そう考えるとマーケティングにあたって「空いているアルファベットはどれだろう?」という逆転の発想も生まれます。そうして生まれたのがX (旧Twitter)なのではないか?と少し邪推さえしてしまいます。さすがはイーロン・マスク。その脳内は常に我々の半歩先を行ってますね。

X (旧Twitter) ロゴ

今日はここまで!

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