DBL(Dream Based Learning):夢実現学習 実践記 #1
何人かの生徒に手伝ってもらって、Dream Based Learning(夢実現学習)に取り組んでいます。
略して、DBLです。
最近多くの学校で実践されている、PBL(Problem Based Learning)の夢バージョンです。
勤務校で実践するチャンスができたので、毎週1回、みんなで夢を語り、楽しく過ごしています。
まずは、このDBLの取り組みの趣旨を記します。
・自分のワクワクを大切にする
・幸せになるために勉強する
・仲間とともに
・自分のワクワクする夢を大切にする
「なりたい自分になる」ための学習をしようという提案です。
大人がつくったカリキュラムではありません。
それぞれの夢に必要な勉強を積んでいくことを目指しています。ここでいう勉強とは、国語や数学という教科に留まらず、様々な挑戦や失敗も含まれています。
「人間は、夢でしかやる気にならない」と思っています。
子供達が勉強しないのは、その勉強に夢や喜びを見いだせないからです。
サッカー選手になりたい、小説家になりたい、歌手になりたい、と夢を実現するためなら積極的に取り組みます。
だから、学校の学習の中心に、それぞれの夢を据えてみたらどうかという教育の提案と実践をしています。
夢を語ると否定されたり、もっと勉強しなさいと言われたり、恥ずかしい思いをしたり、あまりいい風潮はありません。
しかし、明るい未来を創造するためには、夢が必要です。
子供達が目をキラキラさせて、ワクワクしながら自分の夢を語り、生き生きと自分の夢に向かって行動できる学校は、絶対楽しいはずです。
そこには、難しいや無理といった否定的な言葉を発したり、一所懸命な姿を茶化して笑ったりする雰囲気は生まれません。
みんな本気で自分の夢の実現を目指すからです。
・幸せになるために勉強する
高校で授業をしていると、多くの生徒が必要性を感じていません。
何のために、化学式を覚えるのか?いつ、物理の公式を使うのか?
そういうのが好きな生徒は、そのままでも構いません。
でも、多くの生徒の命の時間、青春の時間がもったいないとも感じます。
それよりも、やりたいことをどんどんやろうよ、と。
やりたいことをやって、誰かを幸せにして、他の人の役に立つことができる時間を、意味を感じない勉強に費やしてしまうのは、考えないといけない事です。
ましてや、人生で必要のないこと(教科の勉強)で、劣等感を抱いたり、自己否定に陥ってしまって、自分の可能性に蓋をしてう子供達がいることは、大人として、教育者として責任を感じてしまいます。
現実を見て、今学校で教えていることが本当に必要なことなのか、思考停止の状態から見つめ直す時代にきていると思います。
学校や勉強は幸せになるためのものです。
だから、自分の夢を実現するための学習ならば、きっと楽しく前向きに挑戦できますし、きっとそれぞれの幸せのためになります。
・仲間とともに
最後に、いくら夢実現のための学習でも、気持ちが落ちてきてしまうことがあります。
そんなときに支えになるのは仲間の存在です。
一緒に夢に向かってがんばっている仲間。応援してくれる仲間。忘れかけていた夢を語り合う仲間です。
また、夢がないという子供達も、他の人の言動に刺激を受けて、自分も!!となります。
仲間がいることで、夢を実現するスピードや夢に挑戦する回数が変わってきます。
「人間は思い通りの人生を送ることができる」
「実現しない夢なんてない」
#2から 、本格的な実践記にしていきます。
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