40代の我々が生きづらい理由の一端か?
板挟みでうつ病?
私がうつ病にかかった理由を考えると、上と下からの板挟みに悩み続けたことが一つ要因にある気がします。
一般的に、40代が他の世代、特に自分の親世代と自分の子供たちの世代の間で板挟みに感じることは、世界中で共通のテーマのようです。
我々の年代はしばしば「サンドイッチ世代」と呼ばれ、仕事と家庭の両方で多くの責任を担っています。
また、40代はそれまでの経験を活かした橋渡し役としての重要な役割を果たしていると考えられているとのこと。過去の価値観と新しい価値観の間でバランスを取りながら、異なる世代間の理解促進者としての役割も担わなければならないようなのですね。
成功体験のない世代
ところで、我々は「失われた20年」にどっぷりつかった世代でもあります。親の世代が得てきた成功体験を多くの人が得ていません。
今の時代や世代の違いについて考えたとき、次の2つの書籍を読んで合点が行ったところがあるので紹介します。
・『モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書』
・心療内科医が教える本当の休み方
(うつ病ややる気の喪失時に読んでも非常にタメになります)
これらの書籍をもとに、世代について私なりに解釈すると、
・60代・・・まだまだモノが不足し、努力すればするほど成功ができた世代。精神論中心で、ハラスメントという言葉がなかった?
・40代・・・努力しても成功するとは限らない時代に放り込まれた世代。しかし、上からの指導は成功体験による精神論が中心だが必ずしも成功できるとは限らないことを肌で体験。
・20代・・・そもそも精神論でなんともできないことを悟っている世代。成功よりも自分の生き方重視。
精神論に基づく指導法を指導される
40代の我々は20代の指導的役割を求められるわけですが、精神論による指導が無意味であることをお互いに知っています。実際の指導体験によれば、マニュアル化やテクノロジーによる効率化をよく求められました。
一方で、そのことを上司を伝えると「そんなのはない」、「ないなりに何とか考えるのが仕事」と逆に詰められました。
(なお、上司と部下の直接的な関わりは当たり障りのないもの)
うつ病で退職する1年前くらいは大分整備されましたが(自分が実験して導入したものも多数)、それまでは精神論に基づく指導法を指導されていました。
20代より「自分らしく生きる」
会社員を離れて4年になり、ニュースではより世代間の違いが明らかになってきたところです。
そんな中にあって、私としては以前よりも危機感が強まっています。
つまり、60代には経済的に突き放され、20代には生き方の自由度で追い抜かれる。60代以上は経済的に逃げ切りができるでしょう。20代はテクノロジーに乗って経済的何艇を勝ち取れるでしょう。
では40代は?結局、いつまで経っても厳しい生き方を強いられるだけですか?
と、環境のせいにして朽ちていくのは簡単です。
しかし私は「自分の人生の責任は自分」主義なので、むしろ、ここから底力を試されるのだと思っています。
未来を打開するカギは、20代よりも「自分らしく」になるのかな、と。
ちょっとまとまりがないかもしれませんが、思ったことは以上です。
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