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聞き手を飽きさせない「言葉のボキャブラリー」

Q:「はじめまして。管理職となり15年以上となりますが、会議やZOOMミーティングで自分の話したいことが相手に伝わっているか、話がくどいのではないかと思うことが増えました。ぜひアドバイスをお願い申し上げます」

この方は最高ですね!自ら問題意識を持っていらっしゃるということですね。部下は上司に、「話がくどいんですけど」って言えませんからね。

上司が自ら気づく、まさに模範にしたい方だと思います。

くどくなる原因のブッチギリ1位は・・・

上司は、朝礼、会議などでメンバーを叱咤激励する機会があると思います。

これまで我々のスクールにはたくさんの管理職の方に受講いただきました。

その中で、話ががくどくなる原因、ブッチギリ1位があるんです。

それは・・・

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リピートです。

リピートとは、同じことを繰り返すことです。何度も同じことを言われると、「くどいなぁ~」って感じます。

例えば、こんな話をしたとします。

「今はチームワークが大事です。助け合えるチームワークを形成することで、チームワークのあるチームをつくって、チームワークを基本とした…」

ちょっと極端な例だったかもしれませんが、「チームワーク」という言葉を連発しています。同じ言葉を連発されると、話の内容が頭の中に入ってこないんです。

ちょっと毛色の違う話かもしれませんが、政治家の方が国会答弁や囲み取材を受けるときに、

「専門家の意見を聞いたうえで、地方自治体の意見も聞いたうえで、総合的に判断したうえで…」

と話されることがあります。「うえで…」「うえで…」「うえで…」ばかり連発されると話の中身が頭に入ってこないんですね。

これがリピートです。

語彙力を養う

そんなときにパワーを発揮するのが、語彙力。これが今回の結論です。

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先ほどの例でいうと、こんな感じです。

「今はチームワークが大事です。一枚岩のチームをつくることで、一丸となれる組織を作りたい。何か困ったことがあれば、共助の精神を基本として」

このように、チームワークを、一枚岩、一丸、共助と言い換えます。

前述と同じことを言っているのですが、聞こえ方が違ってきませんか。これが語彙力です。

語彙とは、言葉のボキャブラリーと思っていただければいいです。

あえて同じことを連発するテクニックもあります。意識して連発しているのっであれば問題ないですが、無意識で連発していることがほとんどです。

連発している言葉に気づく

ただ、無意識だとなかなか気づけませんよね。

そこで、書き物にすることをオススメします。

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書き物にするとは、話すことを事前に書き起こしてみることです。

書くと、矛盾に気づいたり、リピートしている言葉がわかったりします。

だいたい無意識にリピートしている言葉は、2、3個程度です。その2、3個を特定して、他の言葉に変えてみる。すると、まるで表現が違って聞こえます。

そもそも語彙力がないという場合はどうするか?

そもそも語彙力がない場合は、類義語検索を利用してみましょう。

「〇〇」スペース「類義語」とGoogleで検索してみてください。

例えば、「必達 類義語」で検索してみます。すると、やり遂げる、成し遂げる、成就する、という他の言葉が出できます。

それを使って、「必達!必達!」と連呼するのではなく、

「みんなで成し遂げよう。そして素晴らしい企画を成就させよう」と言うと、伝わり方も変わってきますよね。

本日のまとめ

くどくならない話し方の対策

①無意識で使っているリピートワードを発見する

②リピートワードを発見するために書き物をする

③類義語検索で語彙を増やす

表現力豊かに伝えることで、きっと聞き手の心に日を灯す話し方ができるようになります。詳細は動画で解説しております。

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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