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「なぜあの人は説明がうまいのか?」メチャメチャ伝わる3つのポイント

今回は「説明が上手くなる3つのポイント」についてお届けします(^-^)/

一生懸命説明しているのに、
「どういうこと?」
「で、結論は?」
「言っていることがよくわからん!」
と言われた経験はありませんか?
私は20代のころ本当によく言われました。

相手に伝わらないって、苦しいですよね。。
言っていることが理解してもらえないと、段々自分が理解してもらえないと勘違いしはじめ、潜在意識で「自分は駄目な人間なのではないか…」と疑い沼にはまっていく…。
私はこういう思いを何度もしたことがあります。

そんな私が今は伝わる話し方スクールをつくって全国展開しているわけですから、人生はどう転ぶかわかりませんよね。

「言っていることがよくわからん!」と言われる人には具体的な特長があります。
今回はそれを紹介しながら、打開策にアタックしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。

説明が伝わらない3つの理由

話が伝わらない理由は主に3つです。

①具体性
②客観性
③一貫性

この3つの中のどれかが欠けています。

①具体性がない

例えば、部長と部下の会話。

部下:部長、今度鈴木さんを注意してください。
部長:どうした?
部下:鈴木さん、確認せずに自分勝手に仕事を進めるんです。
部長:そうなんだ。具体的には?
部下:確認してから進めてほしいことがあっても勝手に自分で決めちゃうんです。
部長:具体的には?
部下:具体的には周りの話を一切聞こうとしないんです。
部長:・・・

具体的な事例が知りたいのに、具体的なことが返ってこないケースです。こうなると言っていることがよくわからなくなります。

ちょっと極端な例だったかもしれませんが、例えば上司の話を聞いていて、
「何このモヤっとした話?」
という感覚を味わったことはありませんか。
「問題が起こるということは、今のままではいけないということだから、何か手を打つ必要がある」
みたいに、何か言っているようで具体的には何も言っていない。
「迅速に対処するよう指示しておく」
みたいに、具体的にいつまでに何をするのかさっぱりわからないこともあります。

ずっとスローガンみたいなことを聞かされて、
「で、具体的に何をしてらいいですか?」
と聞きたくなるような場面はなかったでしょうか。
意外と抽象度の高い発言は頻繁に行われてます。

②客観性がない

客観性がないと説明が相手に伝わりづらくなります。

部長:前回の新商品の展示会、どうだった?
部下:お客様からの評判はかなりよかったです。
部長:それはよかった。どんな評判?
部下:みなさん、ぜひ購入してみたいとおっしゃっていました。
部長:どういう成果が出てたの?
部下:来場したほとんどの方が商品に触れていきました。

「かなり評判がよかった」「ぜひ購入してみたい」「ほとんどの人が」
これらはすべて主観的な話なので、信憑性が薄いです。
客観的な数字やデータないと伝わらないパターンです。

本当は、
・アンケートを取ったところ80%の方が「満足」という結果にチェックをいれました
・今回はリピートで購入していただいた方が33%いました。前回は10%だったので3倍もアップしました
など、客観的な話がでてくるとストンと腑に落ちます。

ただ、「急に聞かれたら客観的に答えるのは難しい…」という方もいますよね。
おっしゃる通りです。数字で答えるには準備がいりますからね。

そんなときでも、
「いま集計しておりますが、恐らく半数の方は購入の意志を示したと思います」
とか、
「Aというお客様からロットで注文をいただきました」
と客観的事実を伝えたり。
たとえ準備がなくても、より客観的に答えようとする意識は持てます。
その意識があるだけで、ずいぶん説明が伝わるようになります。

③一貫性がない

先程の部長と部下との会話を再度掲載いたします。

部下:部長、今度鈴木さんを注意してください。
部長:どうした?
部下:鈴木さん、確認せずに自分勝手に仕事を進めるんです。
部長:そうなんだ。具体的には?
部下:確認してから進めてほしいことがあっても勝手に自分で決めちゃうんです。
部長:具体的には?
部下:具体的には周りの話を一切聞こうとしないんです。
部長:・・・

結局、
・勝手に仕事を進めてしまう
・自分勝手に決めてしまう
・周りの話を聞こうとしない
一体、何を注意してもらいたいのか?
一貫性がなくよくわからない状態です。

一貫性を保つには、主張と根拠の強化です。

何かをしゃべるときに、「A、なぜならばB」と、主張と根拠をセットにして話す練習です。
これで話の繋がりをつくります。

「(A)私は沖縄に旅行にいきたいです。(B)なぜならばお腹が空いているからです」
これおかしいですよね(笑)

「A、なぜならばB」という流れで話す癖をつけると、話に一貫性がないときにすぐに気づきます。
「A、なぜならばB」という構文で話の筋をつくれたら、筋が通った話に聞こえます。話の筋道を論理ともいいます。

「言っていることがよくわからん!と言わせない伝わる話し方」

今回は説明が伝わらない主な理由、
・具体性がない
・客観性がない
・一貫性がない
を紹介しました。

一貫性のところでお伝えした
主張と根拠の強化
「A、なぜならばB」
この思考回路をもつことはとっても大事です。
説明が上手くなることもさることながら、抜群に説得力が上がります。
詳細は動画でも解説しておりますので、ぜひ視聴ください(^-^)/

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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