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『人は話し方が9割』(永松茂久氏:著)をコミュニケーションのプロがわかりやすく解説

本日はオススメの本をご紹介いたします!

よく「オススメの本はありますか?」と聞かれることがあるので、普段、我々、話し方のトレーニングを提供している講師が、どんな本を参考にしているか、皆さんのお役に立てるのではないかと思っております。

今回のオススメは、永松茂久さんの『人は話し方が9割』です!

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こちらの本、見かけたことがある方も多いのではないでしょうか?書店でもズラリと並んでおります。70万部を超えるベストセラーで、2021年上半期、最も売れたビジネス書です。

この本には、コミュニケーションの真髄が書かれております。

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わかっているようで、絶対にやっていないことが、痛快に打ちぬかれており、目からウロコの連続です。

実は私、2冊買いました。1冊目は使いすぎてボロボロになりました。

本日は、『人は話し方が9割』を、私の解釈も含めてポイントをギュッとまとめてお伝えいたします。興味を持った方はぜひご購入ください

今回のトピックスは、以下の3つです。

①会話がうまくいくたった1つの方法

②好かれる人が知っている3原則

③会話が広がる5つのステップ

さっそくまいりましょう!

①会話がうまくいくたった1つの方法

結論からいうと、

苦手な人との会話を避け、大好きな人との会話を増やす

です。

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これが「はじめに」に書かれています。「苦手な人との会話を避け、大好きな人との会話を増やす」って、度肝抜かれませんか?

たしかに、大好きな友人とか家族とか、緊張して上手く話せないなんてことはありませんね。尊敬する先輩との会話も非常に楽しかったりします。

しかし、こうも思いませんか?

大好きな人とだけ会話をしていたら、交友関係が狭まるのではないか?と。

もっと言えば、会社の中に苦手な人もいて、その人としゃべらなきゃいけない。だから、好きな人とだけ会話をするのは無理…。

私も最初はそう思いました。

しかし、違うんです。

好きな人とうまく話せるならば、その好きな人を増やせばいい。お互いが相思相愛になれる人を増やせば、うまく話せる機会は増える

ということなのです。

例えば、クラスに30人いたとします。一人だけ仲のいい友人がいて、その人とはいつもうまく会話ができます。

では、仲のいい人が2人、3人となったらどうでしょう?うまく話せる人は増えますね。これが30人になったら・・・結果、全員とうまくしゃべれるようになります。

その上手く話せる対象を増やしていく方法。それが書かれている本なのです。

ここが一番画期的な部分です。

では、どうやって自分が好きになれる人、好きになっていただける人を増やしていくか。それが2つめのトピックス「好かれる人が知っている3原則」です。

②好かれる人が知っている3原則

1)人は自分への関心が一番強い

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2)人は自分のことをわかってほしい生き物

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3)人は自分のことをわかってくれる人に好意を持つ

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例えば、クラスで席替えするとき、席順を発表されたら、まず自分の席を探しますよね。受験の結果発表を見るとき、まず自分の番号を探すと思います。やはり人間は自分のことに一番関心があるのです。

であれば、相手に関心をもって、相手のことを理解して、相手のことをわかってあげられる人。つまり、相手にスポットライトを当てられる人が周りから好かれるわけです。

では、相手にスポットライトを当てるには、どうすればいいか?これが3つめのトピックス「会話が広がる5つのステップ」です。

③会話が広がる5つのステップ

ファーストステップ:感嘆

感嘆とは感心してほめること。「ほ~!」「え!!」「すごいですねー!」という心の叫びです。

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例えば、「最近、ボクシングを始めたんです」という人がいたとします。

それに対して、「へぇ~」。だけだと寂しくありませんか。

「え〜!!」「本当ですか?」「ほぉ~、ボクシングですか~」と、驚きの声があるほうが相手は話しやすくなります。

セカンドステップ:反復

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「ボクシングをやっています」→「え~!!ボクシングですか~」

「最近、体がなまってきたものですから」→「体がなまってきて~」

「体でも動かそうかと思いましてね」→「体を動かそうと~そうなんですか~」

と、相手の言葉をリアクションも含めて少しリピートしていきます。すると、ちゃんと話を受け止めている印象を与えることができます。

サードステップ:共感

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「わかります」、「パソコン作業が多いとなまりますよね」、「やはり運動は大事ですよね。それ、すごく共感できます」と、共感ワードでグルーブ感をつくっていきます。

フォースステップ:称賛

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さらに、「意識高いですね~!」、「やろうと思っても、なかなかやっている人っていないと思うんですよ。凄いな~」、「それにしてもボクシングって、目のつけどころがすごいですね!」と、称賛するとその場の雰囲気がよくなりますね。

ファイブステップ:質問

そして質問です。

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「ところで、週に何回くらい通っているんですか?」、「ジムでは実際どんなことをされているんですか?」、「マイグローブとかあるんですか?」、など、質問をすると話が広がっていきますよ。

感嘆、反復、共感、称賛、質問。

これが会話が拡張していく流れです。順番通りでなくても、どれかひとつピックアップして実践するだけでも効果があると思います。

話しやすい空気感をつくれれば、相手はあなたに好意を持ってくれます。そして、相思相愛の関係がつくれれば、良好な人間関係が増え、多くの方とうまく話せるようになるはずです。

たった一冊の本が、種火にスイッチを入れるかの如く、人生の着火剤になるかもしれません。『人は話し方が9割』は、きっとそのきっかけになると思います!ぜひ手に取ってみてください~。詳細は動画にて解説しておりますので、よろしければ是非!

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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