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不機嫌な人の前で緊張せずに話すには?

「威圧的な人や不機嫌な人の前で緊張して話せなくなることがあります。改善したいと思いセミナーに申し込みました」

これは私もたくさん経験があります。100名、300名という人数から、お一人ずつ顔が見える10名という単位まで。数々の会場で、お話する機会をいただきました。中には、必ず威圧的な人や高圧的な人がいらっしゃったりします。私も最初は委縮して話せなることがよくなりました。しかし今は気にすることが全くなくなりました。

では、どのように克服していったのか。これが今回のテーマです。

人前で話すときはコンディションが命

まず大前提として、最も大事なのはコンディションです。

ここで言うコンディションとは、人前で話すときの「心の状態」です。このコンディションが整っていないと、パフォーマンスが著しく落ちます。

例えば、ゴルフで、あと3メートルのパットを決めれば優勝という場面。観客から「外せー」という声が届いたら、コンディションは乱れますよね。

プロ野球もそうです。打席に立つと、「三振しろー」とか「失敗しろー」といったすごいヤジが飛んできます。

でも、プロはいちいち気にしません。「なんだそのヤジは!」とカッカしていたらコンディションが乱れます。自分に害が及ぶものあったら視界から外すのです。その方がコンディションが整うからです。

これは人前で話すときも一緒です。自分のコンディションが乱れるようなものは、いちいち視界に入れないほうがコンディションが整います。

威圧的な方や不機嫌な方を見た方がパフォーンスが上がるというなら別です。しかし、たいがいそういう方がいると「ああ、不機嫌そうな人がいる…」「全然話を聞いていない…」と、だんだん心が折れていきます。

威圧的な人、不機嫌そうな人がいたら

というわけで、第一段階としては視界に入れないです。そういった方がいたら見ないことです。

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逆に、反応がいい人を見てお話した方がコンディションは整います。

では、10人程度の少人数の前で話すときはどうでしょう。いやがおうにも威圧的な人、不機嫌そうな人が目に入ります。その場合、目線を合わせずに、その方のおでこ、もしくはヘアスタイルあたりを見てしゃべりましょう。

そうすると、相手方から見ると、自分を見て話してくれているように見えます。いわば、直視はしないが見ている雰囲気をつくるということです。

人は見た目通りとは限らない

人前で話すのに少しづつ慣れてきたら、第二段階です。

それは、人は見た目通りとは限らない、ということ理解すること。

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どういうことでしょうか。実例を紹介します。

以前、80名の方に企業研修をしたことがあります。ちょうど真ん中あたりに50代くらいの女性の方がいらっしゃいました。その方は、研修中、私のことを見ながら、ずっと首を傾げているのです。終始こわばった表情を浮かべています。

私は、「内容が腑に落ちていないのかな」「話が伝わっていないのかな」と少々不安になりながら研修を進めていました。そして研修が終わった後、その女性が、私のところにスタスタとやってきました。私は「文句でも言われるのでは」とドキドキしていたら・・・

「先生、サインしてください!」と著書を出されました。普段から私の本をよく読んでくれている方で、大変私に興味を持ってくれている方でした。ただ、考えたり、自分のケースにあてはめて空想するときに、険しい顔になったり、首をかしげたりする癖があるようです。

「不機嫌そうな顔をしているからと言って、決してそうとは限らない」という事例です。

例えば、俳優の遠藤憲一さん。見た目が超コワモテなので、悪役をやることが多いのですが、バラエティー番組だと、とてもかわいらしい話し方をされます。しかも話の内容もおもしろい。竹内力さんもそうですね。

つまり、普段から怖い顔をしているから、そのとおりであるとは限らないということです。

不機嫌な顔をしている人や、眉間にシワを寄せて話を聞いている人は、普段からそういう状態なのかもしれません。そう捉えた方が、きっと人前で話すときのコンディションは整います。

誰がいても気にしないフェーズ

第一段階「視界に入れない」

第二段階「見た目通りとは限らない」

そして更に人前で話すことになれていくと、

第三段階の「誰がいても気にしない」というところに至ります。

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こうして、少しずつ階段をあがってくことで、誰がいても、どのような環境でも、最高のパフォーマンスを発揮できる話し方を身につけていただきたいと思います。

本日のまとめ

不機嫌な人の前で緊張せずに話せるようになる方法

①第一段階:視界に入れない

②第二段階:見た目通りとは限らない

③第三段階:誰がいても気にしない

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

【モチベーション&コミュニケーションスクール会場】

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