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緊張すると「最初の声が出ない」「喉がつまる」人の対処方法

今回は「緊張すると声が出ない…喉が詰まってしまう…」人の対処法をお伝えいたします。

当スクールは、これまで1万回以上、話し方のセミナーや研修を実施してきました。
中で最も多く実施しているのが「あがり症の克服」「緊張せずに話せる方法」です。

「緊張して最初の言葉が出てきません…」
「緊張すると声がワンテンポ遅れてしまいます…」
「喉が詰まる感じがして上手く話せません…」
「声が割れてしまう感じがします…」

という、緊張にまつわる声の相談もよくいただきます。

なぜそういったことが起こるのか?
その原因と対策をお伝えいたします(^-^)/

緊張すると声が出ない

早速、結論からいきましょう。
「緊張すると声がでない」「喉がつまる」
この原因。

受講生の中で一番多い原因が、「食いしばり」です。
下の画像のようにグッと奥歯を食いしばることといいます。

食いしばりと緊張には密接な関係があります。

今はないと思いますが、昔中学校の先生が「歯を食いしばれ!」といって生徒をビンタすることがありました。ドラマでもそういうシーンがあったりしました。

そのときに、生徒の体の中では、
・痛みを感じないようにグッと奥歯に力を入れる
・体をカッカさせて興奮させる
・交感神経が優位になる
が起こっています。
いわば戦うための準備ですね。

こんなケースもあります。
家でタンスの角に足の小指をぶつけて「痛ーッ!!!」というとき。
このときも歯を食いしばって我慢しています。
「痛みに負けないぞ」と興奮しているのですね。

実は、緊張しているときも体内では同じことが起こっています。
「失敗してはいけない」「よく見られなければいけない」
「あがっていると思われると恥ずかしい」「他者の視線が怖い」

そういった色々な思いが体を力ませ、心臓をドキドキさせて、発汗させて、興奮状態に突入します。
そのとき、だいがい呼吸も浅くなっています。

人前で話すとき、緊張して力んでしまうと、顎にも力が入ります。

一説によれば、男性の場合、グッと噛みしめると奥歯に60キロくらいの重圧がかかるといわれています。
私の体重がちょうど60キロくらいなので、私ひとり分の体重が奥歯にかかっている状態ですね。

この状態で、「うまく話してください」と言われて話せますでしょうか?

奥歯を食いしばっていると顎が固くなります。
顎が固いと顎の動きが悪くなります。
顎が動かなければ口は開きません。
だから声が出にくくなります。当然、声も詰まります。

しかも、顎に力が入っていると頭が前傾になります。
そうすると胸鎖乳突筋がガチガチになり、声帯周りの筋肉も硬直します。

ということは、声がもっと出にくくなるということです。
だから、緊張しやすい人こそ、食いしばりをやめないといけません。
奥歯も顎も喉もリラックス状態にしておかないと、緊張するたびに声が出にくくなってしまいます。

食いしばりを解く方法

では、どうやって食いしばりをやめることができるか?
という話になりますよね。

緊張して食いしばる癖がある人は、普段から噛み締めているケースがほとんどです。

例えば、
・嫌なことがあったとき
・イライラしたとき
はもちろん、
・パソコンで作業しているとき
・スマホを操作しているとき
・テレビを見ているとき
ですら、普段からグッと奥歯を噛みしめている可能性があります。
中には寝ているときも歯を食いしばっている人もいるくらいです。
それを防ぐ専用のマウスピースがあったりします。

通常、噛み締める必要があるのは、食事のときだけです。
本来、噛みしめる時間は一日で30分程度といわれています。
一方、噛みしめる癖のある人は、1日2時間〜3時間も、グッと噛み締めている時間があるそうです。
2時間も3時間も噛み締めていたら、それは癖になりますよね。

だからポイントは普段の生活です。

具体的には2つです。

ポイント①普段から噛みしめる癖はないかをチェック

もし奥歯を噛みしめる癖があれば、少し奥歯を浮かしておきましょう。
パソコンで作業するとき、スマホを見るとき、テレビを見ているとき、いままさにこの記事と読んでいるときも、奥歯を噛みしめていないか確認してください。
通常、1ミリくらい浮いているのがベストです。
まずは普段の生活から力む癖を手放しましょう。

ポイント②顎を緩めるストレッチ

その上で、顎を緩めるストレッチをしてあげると効果的です。
※ストレッチの動画は以前アップしましたこちらでご確認ください


そうすると、口が開いて声が出やすくなります。喉まわりもリラックして、喉がつまりにくくなります。
ぜひ詳細は下記動画でもご確認ください(^-^)/

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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