見出し画像

話が長い人がやってしまっているベスト3位

本日のテーマは、ズバリ!話の長い人がやってしまっているベスト3です。

「話が長いと言われてしまいます…」「説明下手で困っています…」「話をまとめるのが苦手です…」こういう声をたくさんいただきます。

話しているうちに、つい話したいことがたくさん出てきて、気づいたら長くなっていた、なんていうことありますよね。

そうならないために、事前に話が長くなるクセを押さえておきましょう!

ベスト3位形式でお届けいたします。

第3位:相手を見ていない。

スクリーンショット 2021-05-16 23.10.00

よく勘違いされるのですが、話が長いこと自体が悪いわけではありません。相手が話の内容に興味を持っていて、聞きたいことであれば、その話は長くてもいいわけです。

例えば、一生に一度はハワイに行きたいと思っていたとします。そこにハワイに何度も行ったことがある人が現れたら、「食事おいしいんですか?」「日本語は通じるんですか?」、「常夏なんですか?」など、色々聞きたいし、話してほしいです。

逆に、「興味がない」「聞きたいことはそういうことではない」というとき、相手は怪訝そうな顔をします。眉間にシワが寄ったり、腕を組み始めたり、首をかしげたり。この反応を見逃すと、話が長いことに気づきません。

なので、相手の様子を見る必要があります。

対策は、話しているときの「間です。「〜です。」「〜しました。」と、できるだけ短文で区切る。そうすると、そこに「間」、つまりスペースができます。その時間で相手の様子を伺うことができます。

第2位:時間を把握していない

スクリーンショット 2021-05-16 23.42.18

ちょっとした報告なら、大体、30秒とか、1分とか。会議で何か聞かれて、答えるときも、だいたい1分程度で話をまとめるのがベストです。

日常会話では、1分とか30秒程度でやりとりする会話がすごく多いと思うんです。

ただ、この1分とか30秒という時間感覚が体の中に入っていないと、3分、5分、10分と…ダラダラ話してしまうことになります。

例えば、こんなことありませんか?

乾杯の挨拶で、「僭越ながら、私が乾杯の音頭を取らせていただきます。私がこの会合に参加したのは◯◯さんとの出会いがきっかけで、私が仕事で苦労していたときに〇〇さんに助けられ、そこで意気投合し、今では…」と。延々と続く挨拶…。グラス持つ手が疲れてきた。みないなケース。

乾杯の挨拶なら、大体、30秒程度ではないでしょうか。しかし、30秒という尺度が体の中に入っていないと、気づいたら3分も5分もしゃべっていたということになるわけです。

時間感覚を体内に入れる。これは難しそうに見えますが、慣れるとすぐに習得できます。我々のスクールでは30秒トレーニングをよくやります。

「30秒で発言してみましょう」というのを、タイマーで計ってやっていきます。何回か繰り返していると、30秒でぴったり話せるようになるんです。そのうちタイマーもいらなくなります。

第1位:話のゴールが見えない

スクリーンショット 2021-05-16 23.58.23

今から何を話すか。これがわからないと、たとえ10秒だったとしても、非常に長く感じるんです。

「お客様から電話がありまして、発注したものと違うものが届いたというのですが、注文と発注は間違っていなくて、それをお客様に説明したら、『いや、確かに違う』って話になって、発注センターに問い合わせたところ、担当の方がお休みで、それで…」

一体、何の話だろうか…クレームなのか?ただの報告なのか?何かしてほしいのか?よくわからず、聞き手はずっとモヤモヤします。

「結論は」というときもあれば、「本日のテーマは」というときもあると思いますが、まずは「今からここに向かいますよ」という話のゴールを示する必要があります。

スクリーンショット 2021-05-17 0.08.48

ちなみに、「TED」をご覧になったことはありますでしょうか?18分でプレゼンするアメリカの番組で、ビル・ゲイツ氏やクリントン元大統領もプレゼンして大変有名になりました。YouTubeでも動画がたくさんあがっています。

日本人もたくさんプレゼンしています。その中で、いちばん有名なプレゼンが、株式会社植松電機の植松努社長です。YouTubeで549万回再生されています。

植松電機さんは、車両に積む電圧システムを開発している傍ら、ロケットの開発も行っています。この冒頭が素晴らしいゴールの提示でした。植松社長は、こう切り出しました。

「こんにちは。今から皆さんにお話を聞いてもらいます。思いは招くっちゅう話です」

と。これが冒頭にドカンとくるわけです。この「思いは招く」というフレーズはものすごく話題になりました。一番最初に出てこなかったら、ここまで広がらなかったのではないかと思います。

本日は、話の長い人がやってしまっているベスト3をご紹介しました。

第3位:相手を見ていない

第2位:時間を把握していない

第1位:ゴールが見えない

ぜひ、事前にチェックして、話を簡潔にまとめる練習を行ってまいりましょう!詳細は動画でも解説しております。

【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎30秒で伝える全技術 (KADOKAWA)

画像6

◎雑談の一流、二流、三流 (明日香出版)

画像7

◎10秒でズバッと伝わる話し方(扶桑社)

画像8

【オンラインセミナー、コミュケーション力アップ、伝わる話し方セミナー】

【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】

画像9

【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

【モチベーション&コミュニケーションスクール会場】

画像10

北海道、青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島、新潟、石川、栃木、茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、山梨、長野、静岡、岐阜、愛知、三重、滋賀、京都、奈良、大阪、兵庫、和歌山、鳥取、岡山、島根、広島、香川、徳島、愛媛、高知、福岡、大分、熊本、鹿児島、沖縄

◎モチベーション&コミュニケーションスクール公式LINE

◎YouTubeみのちゃんねる

◎instagram

◎Twitter

◎Facebook

◎TikTok

株式会社モチベーション&コミュニケーション

所在地 〒163-0649 東京都新宿区西新宿1-25-1 新宿センタービル49F
お問い合わせ TEL:03-6384-0231
MAIL: info@motivation-communication.com

-------------------------------------------------------------------------------

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?