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緊張で声が震える、汗がでる、足が震える...を改善する!東洋医学の先生に聞いてみた「身体からのアプローチ」

今回のテーマは、あがり症対策です!

あがり症の対策を身体の面からアプローチしてまいります。

今回は、東洋医学の専門家「薬師(くすし)のさっさ」こと、佐々大輔先生に解説していただきました。

先生は、これまで1万人の方の身体の相談に乗っていらっしゃいます。

今回は、佐々先生に4つ質問をしてみました。早速いってみましょう!

第1問:人前で話すときに、緊張しないために、まず何から意識すればよいでしょうか?

佐々先生:自律神経という言葉を聞いたことがあると思います。自律神経には、緊張状態に働く交感神経と、リラックスしているときに働く副交感神経があります。これらの神経がシーソーのようにバランスを取っていて、我々の体調を整えてくれています。

交感神経が高くなると、筋肉も固まり、血管は収縮され、動悸も激しくなります。

桐生:そうすると、緊張しているときは、交感神経を下げるか、副交感神経を優位にするかしてバランスを取るのが大切ということですね。

佐々先生:そうです。実は副交感神経は、年々機能が衰えます。だから、副交感神経を優位にするクセをつけておくことが大切です。

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桐生:副交感神経を優位にする一番の必殺技は何でしょうか?

佐々先生呼吸です。吐くことで身体がリラックス状態に入ります。

緊張しているときは、「あああ…」となって息が吐けないことが多いです。だからこそ、思い切って息を吸ってしまいましょう

完全に吸い切ってしまうと、あとは吐くだけです。まるで、ため息をつくかのように「ハァーっ」と息を吐きます。これが緊張したときに大事な呼吸法です。

第2問:緊張すると大量に汗が出ます。この汗を避けるにはどうしたらよいでしょうか?

佐々先生:汗は体温調整のために出ます。体の中に熱を持ったとき、打ち水のように、外に汗を出して体温を下げます。

桐生:蒸気機関車のように、外に熱を逃がして正常に戻していくような感じですね。

佐々先生:そうです。緊張したときに、汗がドバっと出てしまう理由は、本当は普段適正に出さなきゃいけない水を、余分に体に溜め込んでしまっているからです。

普段、ちゃんと汗をかけていないと、いざ緊張したときに、「敵が来たぞー」と、いっきに交感神経にスイッチが入り、余分な水分を外に出そうとします。「出る場所どこだー?」と。特に汗腺の多い脇の下や顔から出たりします。

桐生:緊張したときの汗を減らすには、どんな対策が必要になりますか?

佐々先生:普段から適正に汗をかくことです。具体的には、シャワーでなくお風呂に入ること。お風呂に入って、ジワッと汗を流しておく。そうすると、汗の穴がお掃除され、普段から適正に汗がかけます。

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桐生:なるほど。普段から発汗する行為を行えば、汗を出すところが詰まって余分な水分を溜め込む必要がなくなると。そうすれば、緊急事態のときだけワーッと汗が出てしまうこともないわけですね。

佐々先生:そうです。運動で汗をかくのもいいですね。サラサラした汗が出るような状況を作っておきましょう。

第3問:緊張したときに足が震えます。このとき対策は?

佐々先生:対策としては、止まらないこと。2、3歩でもいいので、ちょっと動かしてみることです。

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桐生:緊張しているときは体も固くなりますからね。よくスポーツ選手も、事前にストレッチをしながら体を動かしますね。

佐々先生:そうですね。もし動けないときは、副交感神経に刺激を与えましょう。

副交感神経の束が密集しているところがあります。首の後ろとお尻の上(仙骨)です。仙骨あたりをトントン叩いてみましょう。これだけで、副交感神経が働きやすくなります。首の後ろあたりは、少しもんであげるといいですね。

桐生:緊張して震えそうなときは、事前に仙骨や首の後ろあたりを叩いてから人前に立つようにすると。

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佐々先生:そうです。また、温めるのもいいです。女性の方なら首にストール巻いたり、腰にはホカロンを当てていくのもよいです。だいぶ緊張が緩和されると思います。

第4問:緊張で声が震えるときは?

佐々先生:喉仏のあたりにある50円玉くらいの輪っかがあります。これが声帯です。声帯に息がかかることによって、声帯がブルブル震えて音になります。声の震えは、出てくる息が不安定なときに起こります。

桐生:安定させるにはどうしたらいいでしょうか?

佐々先生:ロウソクを消す呼吸法があります。人差し指をろうそくに見立てて、4回消すことをやってみてください。

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その後は、吐ききって、鼻から吸う。これを3回やってみてください。そうすうすると、呼吸が安定しやすくなります。

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今回は「薬師のさっさ」こと、佐々先生に4つの質問にお答えいただきました。

身体からのアプローチ、本当に大切ですね。我々のスクールでは、色んなスキルをお届けしておりますが、もっとも大事なのがフィジカルだと思っています。これからも東洋医学の面から、あがり症改善のアプローチをしてまいります。ぜひ動画でも学びを深めていただけると嬉しいです!

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【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士

1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。

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