「言いたいことが言えない…」原因と対策を話し方のプロが解説!!
「こんなことを言って険悪になったらどうしよう…」
「会議で発言して否定されたらどうしよう…」
「ホントはこっちの方が好きなのに言えない…」
あなたは言いたいことがあっても言えないケースがありますか?
先日もある受講生から、
「うちの会社、いまだに会議資料で紙を使ってて…。でも、うちの上司が紙の資料が好きで、なかなか言えないのですが、本当はデータでいいのに…」
とお話がありました。
相手のことを気遣って言いたいことを言わないのは、けっして悪いことでありません。
でも、あまり我慢しすぎると、自己主張できず自分が苦しくなります。
「言うときはビシッという」
これが本当に大切なことですね。
言いたいことが言えない原因
当社はこれまでセミナー、研修を含め約10万人の方に受講いただいておりますが、色んな受講生を支援していると、言いたいことが言えない原因が大きく2つあることがわかります。
原因①:言いたいことがぼやけている
言いたいことはなんとなくあるものの、自分の中で今ひとつハッキリしていないケースです。
例えば、「英語を習ったほうがいい」
でも「なんで?」って聞かれるとハッキリ理由が出てこない。
だから自信がなくて言えない。
そんなケースです。
原因②:言ったら危害を被りそう
言いたいことはハッキリしているけど、言ったら揉めそう。
相手から嫌われそう、反論されて倍返しされるかも…みたいなケースです。
これらを踏まえ、言いたいことが言えないときの対処方法を実践する必要があります。
ジャーナリングで整理する
今回お伝えするのはジャーナリングです。
ジャーナリングとは、頭の中に浮かんだことをそのまま書くことです。
ジャーナルとは「日誌」という意味で、ジャーナリングは書く瞑想とも言われていますが、「言いたいことがあるけれど言えない」というとき、一行だけでいいので言語化してみてください。
たった一行、ノートに文章を書いてみることです。メールソフトを立ち上げて自分宛てに文章を打つでもOKです。
なぜ一行だけでも言語化することをオススメしているかというと、
①ぼんやりしていたことがハッキリする
②言わなくてもいいことが明確になる
からです。
例えば、誰かに対して批判したいと思ったとします。
それを一行書いてみる。
そして俯瞰して眺めてみる。
すると、批判というよりむしろ悪口だったことに気づいたり、冷静に考えたら言わなくてもいいことだとわかったり。
これが言語化のメリットです。
たった1行でも考える「間」ができます。
そのうえで、「やっぱり言うべきだ」という内容なら、以下のように主張していきます。
アサーティブに伝える
アサーティブとは、相手を尊重しながら自己主張することです。
1)相手の意見を踏まえる
・「◯◯さんの意見を理解したうえで、私はこう思います」
・「〇〇さんのお気持ちはわかります。だからこそ、私はこう考えます」
=相手を尊重した上で、持論を展開する。
2)前置きを適切に使う
・「申し訳ないです。ひとつだけ厳しいことを言ってもいいですか」
・「怒らせたらごめんなさい。どうしても伝えたいことがあるんです」
=先に短い前置きを入れて、相手に構えていただく。それから伝える。
伝えた後にフォローする
1)厳しいことを言った後に
・「でも、いつもサポートしてくれて本当にありがとうございます」
・「こんなこと言いましたが、〇〇さんがいてくれて本当に助かっています」
2)怒らせるようなことを言った後に
・「失礼なことを言ってしまいごめんなさい」
・「そういう私も人のこと言えないんですけどね」
3)色々なことを言った後に
「今日はじっくり聞いてくれてありがとう」と感謝を伝える
こういったフォローを入れると、格段に遺恨を残しにくくなります。
まずはジャーナリングで一行でも言語化してみる。その上で言うべきことを言う。
こうして回数を重ね、場数を踏んでいくことで、たとえその場で言えなかったとしても、また別の機会で言えるようになります。
動画でも詳しく解説しておりますので、ぜひお時間のあるときにご視聴ください(^-^)/
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【モチベーション&コミュニケーションスクール】
あがり症・緊張を改善するセミナー
伝わる話し方が身につくセミナー
論理的思考が身につくセミナー
【株式会社モチベーション&コミュニケーション:桐生稔 著書】
◎あえて話さない戦略(大和出版)
◎「話し方の正解」~誰とでもうまくいく人の55のルール~(かんき出版)
◎図解版:雑談の一流、二流、三流(ASUKA BUSINESS)
【ビジネスマンのための「伝わる話し方」実践スクール】
【プロフィール】
・株式会社モチベーション&コミュニケーション代表取締役:桐生 稔
・モチベーション&コミュニケーションスクール代表講師
・日本能力開発推進協会メンタル心理カウンセラー
・日本能力開発推進協会上級心理カウンセラー
・日本声診断協会音声心理士
1978年生まれ、新潟県十日町市出身。もともと臆病な性格で、対人関係が非常に苦手。小さい頃は親戚の叔父さんと話せない程、極度の人見知りであがり症。体も弱く、アトピー性皮膚炎、扁桃腺炎症、副鼻腔等、先天性欠如等、多数の病気に悩まされる。
18歳の頃に新潟から東京に上京。東京で新卒入社した会社では営業成績がドベで入社3カ月で静岡県富士市に左遷させられることに。しかしそこから一念発起。コミュニケーションスキルをあげるべく心理学、大脳生理学を学び始め、1,200店舗中営業成績でNo1となる。その後、ボイストレーニングスクールに転職。話し方の基礎を徹底的にマスターし、8店舗だったボイストレーニングスクールを40店舗に拡大。一気に全国区の業界大手に引き上げる。そして2013年、強いビジネスマンをつくりたいという想いからモチベーション&コミュニケーションスクールを設立。現在では全国で伝わる話し方、あがり症改善、人前でのスピーチをトレーニングするビジネススクールを運営。全国40都道府県で年間2,000回のセミナーを開催し、受講者数は30,000人を越える。
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